韓国映画「はちどり」がSNSと口コミで公開初週比230%増 公開劇場拡大が決定

映画
2020年07月10日

はちどり

公開中の韓国映画「はちどり」がSNSや口コミでの好評を受け、公開劇場拡大が決定した。

本作で描かれるのは、中学2年生の少女ウニが同級生や塾の女性講師ヨンジとの出会い、すれ違いを通して自分の外側にある世界を認識していく過程。誰しもが経験したことがあるはずの思春期特有の揺れ動く思いや家族との関わりが繊細に映し出されている。

6月20日に東京・ユーロスペースで公開がスタートすると、評判が口コミで広がり続け、ユナイテッド・シネマ豊洲での上映が決定。7月3日にオープンしたTOHOシネマズ池袋のオープニング作品として上映され、その後もTOHOシネマズ日比谷も含め都内4館へと拡大。公開3週目の土日の集客は、1週目と比べて230%増を記録した。

本作は現在、ユーロスペースをはじめ全国で順次公開中。詳しい上映劇場については、公式ホームページに掲載されている。

作品情報

「はちどり」
ユーロスペースほか順次公開中
監督・脚本:キム・ボラ
出演:パク・ジフ、キム・セビョク、イ・スンヨン、チョン・インギ
提供:アニモプロデュース、朝日新聞社
配給:アニモプロデュース

あらすじ

1994年、空前の経済成長を迎えていた韓国、ソウル。14歳のウニは、両親、姉、兄と集合団地に暮らしていた。学校に馴染めず、別の学校に通う親友と遊んだり、男子学生や後輩女子とデートをしたりして過ごす日々。両親は小さな餅屋を切り盛りし、子供達の心の動きと向き合う余裕がない。父は長男である兄に期待を寄せていたが、兄は親の目を盗んでウニに暴力を振るっていた。ウニは、自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えていた。
ある日、ウニが通う漢文塾に女性教師のヨンジがやって来る。大学を休学中のヨンジは、どこか不思議な雰囲気を漂わせていた。
自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに、ウニは心を開いていく。ヨンジは、入院中のウニを見舞いに訪れ、「誰かに殴られたら黙っていてはダメ」と静かに励ます。ある朝、ソンス大橋崩落の知らせが入る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。ほどなくして、ウニの元にヨンジから⼀通の手紙と小包が届く。

WEB

「はちどり」公式HP:https://animoproduce.co.jp/hachidori/

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