ロイ・アンダーソン監督最新作「ホモ・サピエンスの涙」11・20公開決定

映画
2020年07月30日

映画「ABOUT ENDLESSNESS(英題)」が邦題を「ホモ・サピエンスの涙」とし、11月20日(金)より全国公開されることが決定した。

監督は、前作「さよなら、人類」で第71回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞(グランプリ)に輝き、さらに5年ぶりとなる本作でも同映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞という快挙を成し遂げた巨匠ロイ・アンダーソン。

CG全盛のこの時代にCGはほぼ使わず、野外撮影ではなく巨大なスタジオにセットを組み、模型や手描きのマットペイント(背景画)を多用するという、アナログにこだわった手法で傑作を生みだし続けてきた。動く絵画のような唯一無二の映像美と、独特のユーモアを散りばめた哲学的な世界観が絶賛され、カンヌやヴェネチアなど各国の映画祭で受賞を重ねている。

本作で描かれるのは、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇。アンダーソン監督が構図・色彩・美術と細部まで徹底的にこだわり、全33シーンすべてをワンシーンワンカットで撮影した。圧倒の映像美にのせて、「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードを彷彿とさせるナレーションが物語へと誘う。

悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類の姿を万華鏡のように映し出した本作を、「観た誰もが、この映画を愛おしく思うだろう」(Cineuropa)、「精巧で完璧!この映画は、人類の『幸福のための闘い』について描いた、悲劇的な絵画の集合体だ」(Little White Lies)と海外メディアも絶賛。この時代を生きる全人類“ホモ・サピエンス”が観るべき傑作が、ついに日本に上陸する。

<作品情報>
「ホモ・サピエンスの涙」
2020年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

出演:マッティン・サーネル、タティアーナ・デローナイ、アンデシュ・ヘルストルム
監督・脚本:ロイ・アンダーソン

後援:スウェーデン大使館
配給:ビターズ・エンド

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