“Be my valentine”ももクロ・百田夏菜子のピアノシーンも必見!『すくってごらん』特別映像公開

映画
2021年02月14日

尾上松也が初主演し、ももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子が初のヒロイン役を務める世界初(!?)の金魚すくい映画『すくってごらん』が3月12日(金)より公開。このたび、香芝誠(尾上)と生駒吉乃(百田)の切ない恋心を描いたバレンタインデー特別映像が公開された。

映画『すくってごらん』は、とある失敗で左遷されたプライドは高いがネガティブな銀行員・香芝誠が、都会から遠く離れた地で出会った「金魚すくい」を通じて、思いもよらない成長をしていく物語。香芝を演じるのは映画初主演の尾上松也。彼がひと目ぼれする美女・吉乃を初のヒロイン役となる百田夏菜子が務める。

公開されたのは、バレンタインデーに合わせ香芝誠と生駒吉乃の切ない恋心を描いた特別映像。

​https://youtu.be/1aB4qSWuQQ8

左遷の地で仕事ひと筋で生きていくと決めたはずの香芝だが、吉乃への思いがあふれ夢になったかのような、2人のデュエットシーンから始まる。電話ボックスの外にいる香芝と中に閉じこもっているかのような吉乃が見つめ合い、手のひらを重ねながら歌う曲は「鼓動の理由」。百田はこのシーンについて「男性の方と声を重ねる機会があまりないので、すごく新鮮でした。松也さんの声と自分の声が重なるのも、実際にやってみないとどうなるか分からなかったですし、合わさった時にこんなふうに1つの声になるんだとすごく感動しました」と振り返る。

一方、現実では、「好きになってくれはったんですね?」という吉乃の言葉に動揺する香芝。彼女のピアノを弾く姿や出会った時からの表情の1つひとつに反応し思いが募っていくが、果たして…。吉乃がピアノで弾いている曲は「小赤」。百田自身が演奏した音が使われており、初披露となる。香芝が吉乃の演奏に見ほれてしまう、という説得力があるアレンジが重要だったため、ほぼピアノを触ったことのなかった百田にとっては難しい曲となったが、真壁幸紀監督は「そこに妥協しなくて、心から良かったなと思います」と見事な演奏を見せた百田に称賛の言葉を送っている。

その後に続く「この世界をうまく泳ぐなら」は、2曲目の「小赤」とメロディーは同じだ。この曲は本編では香芝と吉乃、王寺昇の3人が歌うが、今回の映像では香芝と吉乃の歌唱部分が流れている。最初は敬遠していた金魚すくいを楽しむ香芝とそれを見つめる吉乃。吉乃は振り向いてくれるのか? Be my valentine(私の特別な人になって)…で終わる本映像。香芝と吉乃の恋の行方は?

音楽を担当したのは、東方神起やAAA、Every Little Thing含め数多くのアーティストに楽曲提供する音楽プロデューサーの鈴木大輔。 映画1作まるごとの制作は今回が初めてだったが、大きな役割を担い、眩いばかりの存在感を見せる音楽にぜひ注目してほしい。

映画「すくってごらん」
3月12日(金) ​​​TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国公開

●CAST&STAFF
出演:尾上松也 百田夏菜子 柿澤勇人 石田ニコル ほか
原作:大谷紀子『すくってごらん』(講談社「BE LOVE」所載) 監督:真壁幸紀  脚本:土城温美  音楽:鈴木大輔
主題歌:生駒吉乃(Vo.百田夏菜子)「赤い幻夜」[EVIL LINE RECORDS]

●STORY
大手メガバンクのエリート銀行員・香芝誠は、些細な出来事がきっかけで左遷され、荒んだ気持ちを抱えて東京本店から片田舎の町へやってきた。そこで偶然かつ運命的に、金魚すくいの店を営む美女・吉乃と出会い、一目ぼれをする。持ち前のネガティブな性格と左遷のショックから、香芝は心を閉ざし仕事だけを生きがいにしようと心に決めながらも、吉乃の事が頭から離れない。何とかお近づきになろうとするが、秘密を抱える吉乃の心もまた閉ざされたままだった。果たして、香芝は金魚のように彼女の心もすくうことはできるのか―?

©2020映画「すくってごらん」製作委員会 ©大谷紀子/講談社