城桧吏「本当にすてきな曲」酒井大地「曲を聴いて初めて泣いた」映画「都会のトム&ソーヤ」主題歌への思い語る

映画
2021年08月05日

「都会のトム&ソーヤ」

映画「都会のトム&ソーヤ」の公開記念イベントが行われ、キャストの城桧吏と酒井大地、主題歌を担当した緑黄色社会が登壇。主題歌「アーユーレディー」への思いや制作秘話、映画の感想について語った。

原作は、はやみねかおるによるシリーズ累計200万部を超える大人気の推理小説シリーズ「都会(まち)のトム&ソーヤ」(講談社YA!ENTERTAINMENT 刊)。ごく普通の中学生だが、実は類いまれなるサバイバル能力を持つ内藤内人(城桧吏)と、一大財閥“竜王グループ”の御曹司で学校一の秀才である竜王創也(酒井大地)の対照的な2人が、天才ゲーム・クリエイター集団「栗井栄太」が仕掛ける、街中を舞台にしたリアルRPGゲーム<エリアZ>に出現する数々の「謎」を解きゲームクリアを目指すため、都会のさまざまな場所を舞台に推理と冒険を繰り広げていく物語。映画版は原作では描かれていないオリジナルストーリーが展開される。

緑黄色社会による本作の主題歌「アーユーレディー」について城は「初めて聞いた時に、マチトムに関するフレーズがたくさんあって。頭の中に、内人と創也が思い浮かびました。二人の冒険や友情、夢に対する思いが見えてきて、本当にすてきな曲だと思いました」とコメント。

酒井も「初めて聞いたときはもう鳥肌がすごくて。歌詞を聞いたときに、桧吏と2人で砦の中に入っていったときのことを思い出して、泣いちゃって。曲を聴いて初めて泣いたのが緑黄色社会さんの歌だったので、本当に歌ってくださってありがたいなと思いました」と振り返った。

「アーユーレディー」は映画のための書き下ろされた楽曲。緑黄色社会のボーカルを担当する長屋晴子は「河合(勇人)監督から名指しでお声掛けしていただいて。それこそ本当に好きなようにやってくれと言われたんです。お任せするよと。もうその気持ちがうれしくて。作品を見たら本当に心からワクワクするような作品だったので。みんなで考えて作りました」と制作について明かした。

また、ギターの小林壱誓も「映画を観た後すぐに河合監督と打ち合わせをしたときに『もう分かるでしょ、この映画はアーユーレディーなんだよ』と言われたので、歌い出しを“アーユーレディー”にしようと思いました。この映画自体、幅広い年齢層の方が見られる映画なので、もちろん少年の目線もあるんですけど、僕らと同じような年代で、夢というものを忘れかけている人の心にも届くようになればいいなと思いました」と。

さらにキーボードを担当するpeppeが「レコーディングの時は、10代の中学生の時のワクワク感を思い出そうということで呼び起こして。それがキーワードになっていましたね。楽しかったです」と続けた。

ベースの穴見真吾は「映画の最後は見ている方のその後の人生に訴えかけるような内容で。だから映画館を出ても、曲を聴くことによって、この映画のメッセージを思い出せるような。そういう楽曲にしたい、目指したいという思いで、みんなでアレンジを考えていったり、レコーディングに挑んだりしました」と曲に込めた思いを語った。

イベントの最後には酒井が「緑黄色社会さんが歌ってくださっている『アーユーレディー』が流れるエンドロールにも注目していただきたいですし、この作品はこの夏にぴったりの、ワクワクするような、夏にぴったりな作品だと思うので、あと何十回でも見てほしいなと思います」と熱弁。

そして城は「このように、また舞台あいさつができて本当にうれしいです。舞台あいさつに来てくださった皆さん、足を運んでくださった皆さん、そして撮影に関わってくれた皆さんに感謝しています。ありがとうございました」とイベントを締めくくった。

イベント情報

「都会(まち)のトム&ソーヤ」公開記念イベント
2021年8月4日(水)
渋谷 HUMAX シネマ Cinema1

登壇者:城桧吏、酒井大地、緑黄色社会(長屋晴子・小林壱誓・peppe・穴見真吾)

作品情報

「都会(まち)のトム&ソーヤ」
公開中

出演:城桧吏
酒井大地、豊嶋花、渡邉心結、吉原徠地、山下森羅、りきまる、谷垣有唯、松本ししまる、松本大輝、松澤和輝、山本麗美
中川大志、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、森崎ウィン、本田翼、市原隼人

原作:はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ』(講談社YA!ENTERTAINMENT刊)
監督:河合勇人
脚本:徳尾浩司
音楽:日向萌
謎監修:SCRAP
主題歌:緑黄色社会「アーユーレディー」(EPIC Records Japan)
製作幹事:電通、ヨアケ
製作プロダクション:ROBOT
配給:イオンエンターテイメント