残酷な原作童話を忠実に描くダークファンタジー 映画「ほんとうのピノッキオ」予告編解禁

映画
2021年09月07日
©ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SAS
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11月5日(金)より公開される映画「ほんとうのピノッキオ」(原題:PINOCCHIO)より、予告編と新場面写真が解禁された。

1883年に出版されたイタリアの作家・カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」は、100年以上にわたって世界中で読み継がれてきた児童文学。ディズニーによるアニメーションも広く親しまれてきた。現在、ギレルモ・デル・トロ、ロバート・ゼメキスによる新作も進行中だ。しかし、誰もが思い浮かべるのは“うそをつくと鼻が伸びる”エピソードであり、この名著の主人公が、無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす、“悪童”だということを知る人は少ない。

本作では、丸太棒が変身したピノッキオの奇想天外な大冒険を「ゴモラ」の鬼才・マッテオ・ガローネが原点に回帰し、斬新にビジュアライズ。旅の途上に登場する世にも奇妙な生きものたち、人生の不条理や社会風刺を盛り込んだ寓話的なストーリー展開を、圧倒的な映像美で描き出す。本国イタリアで公開されると大ヒットを記録、オスカー候補にも名を連ねた。まさに大人のためのおとぎ話と呼ぶにふさわしい、神秘的で驚きに満ちたダークファンタジーが誕生した。

解禁された予告編は、ロベルト・ベニーニ演じるジェペット爺さんがひとりでに動きだす不思議な丸太を細工し、人形を作り出すシーンから始まる。“ピノッキオ”と名付けられたそのかわいらしい人形は、うそをつくと鼻が長く伸びるようで…。と、ここまでは誰しもが知っている「ピノッキオ」の物語。本作はここから始まっていく。

「あなたはまだ知らない」「美しくも残酷な原作童話を」という意味深なテロップと怪しげな音楽が鳴り、おとぎの国のさらに奥深くへと誘われていくピノッキオ。「人に従うのは嫌い」と、優しく穏やかな我が家から、恐ろしく不思議な未知の世界へ飛び出していく。

冒険の中で次々に出会うのは、ターコイズブルーの髪を持つ妖精や、大きな殻と独創的なドレスをまとい、ゆっくりと歩くカタツムリといった奇々怪々なクリーチャーたち。本年度アカデミー賞で衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞2部門ノミネートも納得の、細部にまでこだわられた造形美に圧倒される。映像の最後には「ようこそダークファンタジーの世界へ」というテロップと、水中で魚たちに取り囲まれながらゆっくりと回転するロバのカットが、怪しく、そして儚げに差し込まれている。これまで多くの人が持っていた、キュートなパブリックイメージを覆す衝撃の予告編となっている。

「ほんとうのピノッキオ」予告編

作品情報

「ほんとうのピノッキオ」
2021年11月5日(金)公開

公式サイト:happinet-phantom.com/pinocchio/
公式Twitter:Pinocchio_2021

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