深田恭子、“泥棒スーツ”の思い出語る「人に見つからないように…」「劇場版 ルパンの娘」完成披露試写会

映画
2021年09月28日
©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会
©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会

10月15日(金)に公開される映画「劇場版 ルパンの娘」の完成披露試写会が行われ、深田恭子、瀬戸康史らキャスト陣が登壇した。

本作は、横関大の同名小説を原作に、フジテレビ系列で2019年7月期に1作目、翌2020年に2作目が放送されたドラマ『ルパンの娘』の劇場版。ドラマでは、代々泥棒一家である“Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の禁断の恋の行方とともに、全力でふざけるキャストの好演や、泥棒スーツに身をまとった激しいアクションと独特なポージング、そしてミュージカル演出が話題を呼んだ。

まずは、映画の完成を迎えた気持ちを聞かれた深田が「今日初めて皆さんに見ていただくということで、すごくドキドキしています。やはり作品と言うのは皆様にお届けしてやっと完成という形なので、楽しい時間を過ごしていっていただけたらと思います」とあいさつ。

瀬戸も「僕は一足先にもう2回も見させていただいたのですが、本当にめちゃくちゃ笑ってめちゃくちゃ泣きました。今日皆さんがどんな感想を持って帰ってくれるのか楽しみです」と、公開が待ちきれない様子。

続く小沢真珠は「ドラマシーズン1、シーズン2と続いて映画の撮影に参加できてとても光栄です。個性豊かなキャストの方々と楽しく撮影をしたので、そういう雰囲気が映画を通して皆様に伝わってくれたらいいなと思います」と語り、栗原類も「ぜひ、笑いたいときは笑って泣きたいときは泣いて、そのまま楽しんでほしいと思います」と作品への思いを話した。

そして、本作から『ルパンの娘』シリーズに新キャストとして参加した観月ありさは「『ルパンの娘』というドラマからの人気シリーズの劇場版に参加できたことをとても感謝しています。三雲玲はこの劇場版でのキーパーソンとなるとても重要な役です。映画の一つのエッセンスになれていればいいなと思っています」と本作への参加の喜びを語った。

シーズン1から三雲家の大黒柱を演じ続けてきた渡部篤郎は「撮影中は全スタッフ・キャスト細心の注意を払って撮影していましたが、やはりこういう時期なのでたくさんの不安もあったと思います。今日こうして皆さんに見てもらえることで、そういう思いも報われると思います。本日はお越しいただき心より感謝いたします」と観客に感謝を伝えた。

本作のメガホンをとった武内英樹監督も「コロナ禍の中、いろんな制約がある中で、みんなでいろいろアイデアを絞り出しながら、丹精込めて作りました。笑えるところは笑って、泣けるところは泣いていただけると作った者としては幸せです」と、本作の完成を晴れやかに報告した。

MCからの質問で、チームワークや現場の雰囲気などを聞かれた深田は「こんなに長く同じメンバーで撮影することってなかなかないので、本当に居心地のいい現場で、本当の家族のような気持ちになってくるというか。だからこそシーズン1、シーズン2、劇場版まで作れたんじゃないかなと思います」と回答。

そして、今作でも迫力あるアクションシーンを披露している瀬戸は「体づくりから始まり、練習を重ねました。今回の劇場版が、シリーズの中でもアクションシーンが一番多いんじゃないかと思います。僕一人対大勢とか、ジャケットを使ったアクションもやらせていただいて、本当に楽しかったですね」と撮影を振り返った。

橋本環奈演じる北条美雲とのシーンが話題となっている栗原は「シーズン2の撮影の少し前に橋本さんと他の作品でご一緒していて、彼女のお芝居がどういうものなのか、お互いがどういう人なのかというのは分かっていたので、お芝居の面ですごくやりやすかったですね。シーズン2で渉が美雲に対してどういった気持ちだったのかというところも気になってる方もいらっしゃるかもしれませんが、劇場版で少しずつ分かるかもしれないので、ぜひそういうところも注目をしてほしいと思います」とアピールした。

本作で“泥棒スーツ”を初めて身にまとった観月が「ずっとテレビで見ていた泥棒スーツを実際自分が着るとは思わず…着れた時はすごくうれしかったです。すごくピチピチなので、ちょっと恥ずかしいんですよね。人の多い所で決めカットとかも撮っていたので」と振り返ると、すかさず深田が「そうなんです。なるべく人に見つからないように…」と観月の発言に同意した。

さらに深田は「シーズン1、2の方がロケが多かったので、その時の方が人目につかないようにと思っていました。だってどこからどう見てもおかしいじゃないですか…(笑)渡部さんなんか、最初はスタジオ内を歩いているのも恥ずかしいって仰ってましたよ」と撮影当初のエピソードを披露。渡部は「いや、そんなことないですよ? 喜んで着させていただきました」ととぼけて会場を笑わせるなど、和やかな雰囲気でのクロストークとなった。

そして、家族の絆を描いた本作にちなみ、最近絆を感じた瞬間を聞かれた深田は「やっぱりこの現場ですね。こうしてまた再集結して、そして映画公開に向けて、みんなで進めていこうというこの時間が大きな絆の時間だと思います。頼もしいです」と横に並ぶ共演者たちを誇らしげに見渡した。

観月は「この作品に携わらせていただいて、キャストもそうなんですが、スタッフの皆さんの心意気が素晴らしいなと思いました。三雲玲というキャラクターを演じるに当たり、衣装であったり風貌であったり役作りなんかもみんなで一緒に考えてくれて、それを表現すればいい、というくらいまでスタッフの皆さんが全部お膳立てをしてくれるような、そんな現場でした。シリーズをずっと積み重ねてきた皆さんの心意気が、絆でつながっているんだなと思いました」と振り返った。

そして最後は深田が「シーズン1、シーズン2、そして劇場版、こうして発表できるのも皆様のおかげです。家族の絆だったり、急に涙がほろりと出るようなシーンがあったりとか、今回はさらにスケールアップしていますので、ぜひたくさんの方に応援していただけたらと思います」と締めくくった。

イベント概要

「劇場版 ルパンの娘」完成披露舞台あいさつ
2021年9月27日(月)豊洲PIT
登壇者:深田恭子・瀬戸康史・渡部篤郎・小沢真珠・栗原類・どんぐり・大貫勇輔・麿赤兒・観月ありさ・武内英樹監督

作品情報

「劇場版 ルパンの娘」
2021年10月15日(金)全国ロードショー

出演:深田恭子、瀬戸康史、橋本環奈、小沢真珠、栗原類、どんぐり(竹原芳子)
観月ありさ/岡田義徳、太田莉菜/藤岡弘、(特別出演)
市村正親、大貫勇輔、小畑乃々、マルシア、信太昌之、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎

原作:横関大『ルパンの娘』シリーズ全5作(講談社文庫ほか)
監督:武内英樹
脚本:徳永友一

公式HP:https://lupin-no-musume-movie.com/
公式Twitter:@lupin_no_musume
公式Instagram:lupin_no_musume

©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会

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