「護られなかった者たちへ」佐藤健が思いを込めた“怒り”のシーンメイキング映像解禁

映画
2021年10月26日
©2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会
©2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会

佐藤健が主演を務める映画「護られなかった者たちへ」(公開中)より、メイキング映像が解禁された。

「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の傑作小説を映画化した本作は、東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く、感動のヒューマン・ミステリー。連続殺人事件の捜査線上に浮上する主人公・利根を佐藤、利根を追う刑事・笘篠を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人らが集結した。

震災から10年目の仙台で発生した、連続“餓死”殺人事件。容疑者として捜査線上に浮上したのは、別の事件の刑期を終え、出所してきたばかりの利根という男。刑事の笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか。利根の過去に何があったのか。やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。

解禁されたのは、佐藤演じる利根が、福祉保健事務所で働く三雲(永山)と城之内(緒形)の元へ行き、三雲につかみかかる緊迫のシーンのメイキング映像。利根は、起きてしまったある事件に対して怒りを抑えられず、事件の原因だと考えている三雲と城之内の元へ向かい、感情のままにつかみかかっていく。

映像には、時折笑顔を見せながらも、この後のシーンで叩くことになる車窓の強度を確認し、細かな演出についてじっくりと話し合う佐藤と監督の姿が。画面は変わり、利根が三雲につかみかかるシーンでは、永山、緒形との3人での動きについて、佐藤が「(利根は、三雲から)引き剥がされて後ろに下がる方がいい」と提案。“利根”という役として、彼の怒りをどう表現、体現するのか、突き詰める佐藤のこだわりが垣間見えるメイキング映像となっている。

現場でも、「本番」の掛け声がかかる前から怒りで“ワナワナ”と震えていたという佐藤は「理不尽なことに対する怒りややるせなさを、作品を通して観客の方に共感してもらうことが今回の使命と思っていました。このシーンは台本読んだ時点で大切なシーンだと思い、監督にも何回も確認し、瑛太さんにも何回も付き合っていただきました」と、核となるこの場面について振り返っている。

「護られなかった者たちへ」メイキング映像

作品情報

「護られなかった者たちへ」
公開中
出演:佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都、永山瑛太、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子

配給:松竹

公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/mamorare/

©2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会