監督・永山瑛太×主演・役所広司のショートフィルム「ありがとう」ポスター&場面写真解禁【コメントあり】

映画
2021年12月22日

永山瑛太が監督・脚本、役所広司が主演を務めるショートフィルム「ありがとう」の作品ポスタービジュアル、場面写真が解禁。さらに共演キャストが発表された。

「ありがとう」は、2022年2月6日(日)よりWOWOWで放送・配信される青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山、前田敦子の人気俳優5人がショートフィルムの監督に挑戦するプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム2』の一作品。

WOWOWが開局30周年を記念して行ったプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム』は、予算・撮影日数など同条件で、5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。世界から6000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)のグランプリ“ジョージ・ルーカスアワード”を目指すという企画だ。

永山監督の作品で役所が演じるのは、家族から離れ死に場所を求めさまよう男。癒やしてくれるはずのマッサージ嬢からも逃げ出し、奥深い山へと入っていく男は、そこで奇妙な狩猟者の若者に出会う。今回、男(役所)が立ち寄った風俗のマッサージ嬢に橋本マナミ、山奥で暮らす狩猟者の男にサバイバル登山家として知られる服部文祥、さらに永山自身も狩猟者の一人として劇中に登場することが発表された。

併せて解禁となったポスタービジュアル(縦ver)には、どのような感情なのか、一概にはくみ取れない表情をしている主人公の男の姿が。顔には傷を負い、洋服は水に濡れているが、一体何があったのか。一度は生きることを諦めた男の行く末に想像が膨らみ、印象に強く残るビジュアルとなっている。

役所の監督作「ガマの油」で永山が主演を務めてから10年以上がたち、今回は逆の立場でショートフィルムを制作。役所は永山について「現場の温度感を感じながら決断力もあり、監督として素晴らしかった」と太鼓判を押す。一方、永山も「役所さんに委ねながら、僕はそこに生まれる空気感とリズムを大切にして撮影を進めていきました」と信頼を語った。

永山瑛太 コメント

◆本格的な監督業は本作が初かと思いますが、「ありがとう」が完成した今の率直なお気持ちを教えてください。

今年の3月頃から脚本を書き始めて、純粋にものづくりに向き合い、ロケハン、衣装合わせ、撮影、編集と全ての工程に携わらせていただきました。そして、ようやく完成を迎えた今は達成感と感謝の気持ちでいっぱいですし、気分がとてもいいですね。「ありがとう」を手掛けるにあたって、自分の中には明確な答えがあった気はするのですが、それは何なんだろう、と分からないから映像化したかったんです。それがついさっき完成して、作品を通して「生きる」ということを自分自身でも確認したかったのかな、と少しだけ答えが見えてきた気がします。

◆今回脚本も担当されていますが、どのようなところから作品の着想を得て、物語に落とし込んでいったのでしょうか。

素直にいま自分が一番撮りたいと思ったものを、初めてのショートフィルムで撮りたいなと思っていました。ただ俳優になる前から、遊び半分ですが兄や友達と映像を撮っていたことはあるんです。思い返すとその時から一貫して、死生観を描いた作品が多かったので、自分の中でつながりはあるのかな、とは思います。

◆主演の役所広司さんとの作品づくり、撮影はいかがでしたでしょうか。

この作品に関して、そしてこの男の生き様を描く時に、真っ先に思い浮かんだのが役所広司さんでした。役所さんに出演を断られたらこの作品を撮る意味はないとも思っていたので、オファーを受けてくださったことは感謝しきれないですし、僕にとってとても大きなことでした。役柄や物語に関しては事前にお話ししましたが、役所さんは俳優としてそれ以上の要素を現場に持ってきてくださったと思います。そして、ディスカッションをしながら撮影していきましたが、もう役所さんがカメラの前にいるだけで、生きていた経験値や生き方全てが全身からあふれ出ているんです。なのでずるいかもしれませんが、ある程度は役所さんに委ねながら、僕はそこに生まれる空気感とリズムを大切にして撮影を進めていきました。

◆特に注目していただきたいシーンはありますか。

もう全カットです。本当に我が子のような気持ちなので、全てがいとおしくてしょうがないです。

◆本作品に込めた想いを含めて、視聴者へのメッセージをお願い致します。

素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと、自分が本当に撮りたかったものが撮れて個人的には大満足の仕上がりです。見ていただいた方それぞれが感じたことが全てだと思いますので、先入観をあまり持たず、まずはこの作品を楽しんでいただけたらうれしいです。そして欲を言えば、見た後に作品の感想をどなたかと一緒に話し合ってもらえれば、さらにうれしいですね。

役所広司 コメント

◆ご自身の監督作品「ガマの油」に出演なさった永山瑛太さんの監督作品へのご出演となりますが、監督と役者の立場が逆になった今回の撮影はいかがでしたでしょうか。

僕も前に監督をやったときに出演してもらった恩義がありましたし、ずっと何かの形で返せればいいなと思っていました。あれから10年以上たって、瑛太君はとても素晴らしい俳優になり、彼が手掛けるショートフィルムとはどんなものだろうという興味心も強かったですが、この作品に参加できて良かったなと思っています。監督の瑛太君は現場の温度感を感じながら自分の直観を大切にし、そして決断力もある。素晴らしかったです。

◆今回どのように撮影に臨まれたのでしょうか。役所さんが考えた作品・役への想いなどあればお教えください。

今回演じた物語の主人公は、何の傷かは分からないが心にも体にも傷を負っていて、人生に迷いながら生きる実に不器用な男でした。台本は事前に読み込みましたが、あくまでも瑛太君の頭の中のイメージを具現化するにあたってのメモのような役割のものだと思ったので、現場に入ってから順応していくことを大切に撮影に挑みました。このメモの中から何が生まれてくるか、そしてどれだけ臨機応変に対応できるかは、俳優として楽しみでもあり不安でもありましたが、瑛太君・スタッフと話し合い、知恵を重ねることで、その場その場で信じた一番よいものを形にしていくことができたと思います。

◆視聴者へのメッセージをお願いいたします。

永山瑛太という、不思議でユニークで、素敵な俳優がこの「ありがとう」というショートフィルムを撮りました。まだ若い彼ですが、今まで生きてきた人生の全てが、この作品に集約されていると思います。瑛太君の頭の中をのぞいたような面白さがあると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

作品情報

『アクターズ・ショート・フィルム2』
WOWOW
2022年2月6日(日)後5・00 放送・配信予定

監督:青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子(※五十音順)

番組オフィシャルサイト:https://www.wowow.co.jp/movie/asf/
公式Twitter:https://twitter.com/asf_wowow

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