阿部サダヲと水田伸生監督が4度目のタッグ「アイ・アム まきもと」9月公開 脚本は倉持裕【コメントあり】

映画
2022年02月22日
阿部サダヲ コメント

台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんともいとおしいキャラクター。もう少し長く牧本をやっていたかったなぁ、と思いつつ撮影を終えたのを覚えています。牧本に関わるすてきなキャストの方々とロケ地(山形)の風景。久しぶりの水田組。癒やされました。
ご覧になるお客様に、牧本壮の真っすぐ過ぎて少し迷惑かも? と思える生き様を見て、和んでいただきたいです。よろしくお願いします。

監督・水田伸生 コメント

『人を憂(うれ)うことが出来る人が優しく、人間として優(すぐ)れている』と、太宰治は書いています。
主人公「まきもと」に友人はいませんが、他者を憂うことができ、その気持ちを行動に移せる人間なのです。
経済が幸せの指標とされて以来、「利己主義」な思考や行動が目立つ情けない世の中ですが…人間の持つ「美徳」が他者を敬い、尊重する「利他主義」だとすると「まきもと」こそ「美徳」の持ち主です。

◆阿部サダヲさんについて

阿部サダヲさんは、私が最も信頼する俳優のひとりです。
以前「阿部サダヲさんはどんな俳優?」という問いに「ゴム毬のような」と答えました。説明すると「手触りは柔らかく、決して人を傷つけたりしないが、強く床に投げつければ驚くほど高く飛んで行くし、いつまでも小さく弾んでいることもできる」そんな俳優なのです。演技の特性は「助走無しで跳ぶ、走高跳」の如く「観客に展開を予測させない振幅の大きな演技」この特性に加えて、今回は「シームレス」つなぎ目のない演技を要求しました。

作品詳細

©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会
©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会

「アイ・アム まきもと」
2022年9月全国公開

主演:阿部サダヲ
監督:水田伸生
脚本:倉持裕
原作:ウルベルト・パゾリーニ “STILL LIFE”
製作総指揮:ウィリアム・アイアトン、中沢敏明
製作:映画『アイ・アム まきもと』製作委員会
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
制作:セディックインターナショナル ドラゴンフライ

©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会

  1. 1
  2. 2