道枝駿佑の20歳の誕生日をサプライズで祝福「ライブ始まんのかな？と思った（笑）」映画「今夜、世界からこの恋が消えても」完成披露

映画「今夜、世界からこの恋が消えても」道枝駿佑、福本莉子、古川琴音、松本穂香、亀田誠治

7月29日（金）公開の映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の完成披露舞台あいさつが7月20日に開催され、W主演を務める道枝駿佑（なにわ男子）、福本莉子をはじめ、古川琴音、松本穂香、映画音楽を担当した亀田誠治が登壇した。

原作は、映画化もされた「君は月夜に光り輝く」を輩出した電撃小説大賞の2019年受賞作品。応募総数4607作品の頂点にして、冒頭からは全く予想できないストーリー展開と結末に、全選考委員が涙したという傑作で、日本、韓国、中国書籍の合計発行部数が50万部を突破するなど、国境を越えて異例の大ヒットを広くしている一条岬の同名恋愛小説だ。

クラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子にうその告白をする主人公・神谷透役には、映画初主演となるなにわ男子の道枝駿佑。うそと分かりながらも、3つのルールと合わせてOKの返事をする「前向性健忘」を患うヒロイン・日野真織を福本莉子が演じている。

撮影を振り返って道枝は、「今年の2月からクランクインして今日まで半年ないくらいなのでスパンもそんなに長くなかったんですけど、無事完成披露までたどり着けることができて本当にありがたいですし、皆さんからどういった反響が返ってくるのかすごく楽しみで、ちょっとそわそわしてます」とコメント。福本は、「撮影に入ってすぐくらいのときに情報解禁があって、撮影中からいろんなプロモーションを行ってきたので、やっと皆さんに見てもらえるっていう気持ちです」と語った。

本作が初共演となる福本と古川。真織の親友・泉役を演じた古川の印象について、福本が「役柄としても真織にとって泉ちゃんは頼れる親友で、なんでも話せるお姉ちゃんみたいな感じ。それと同様に現場でも頼れるお姉さんでした」と語ると、古川は「どういうことを話す子なのかな？と思っていたけど、実際話すとフランクだし、ハキハキしていてコミュニケーションしてて楽しかったです」と明かし、仲の良さを伺わせた。

さらに、道枝を含めた3人のシーンの撮影中はどんな会話をしていたのか聞かれると、道枝は「何時間か中空きがありまして、その間に3人で韓国ドラマを見てました（笑）」と笑顔。続けて福本も、「夜になるまで待たなきゃいけなくて。でもその後、結局雨が降って撮れなかったんです。だから、3人で撮影終わった後に韓ドラ見て家に帰ったっていう。ただただドラマを見て帰りました（笑）」と和気あいあいとした撮影中のエピソードを明かした。

そして、透の姉・早苗役を演じた松本について、道枝は「本当に優しくしてくださって、ふわっとした穏やかな空気感が2人の会話の中で流れていたなと思いました。本当のお姉さんのように接してくださったのでありがたかったです」と印象を語った。松本がパーソナリティを務めるラジオにもゲスト出演したという道枝。松本は、「すごく大変な忙しい中で、ちょっと疲れた顔とかしてくれてもよかったのにずっとニッコニコでいてくれて。なんていい子なんだろうと思いました」と道枝の振る舞いを絶賛した。

それに対し「全然疲れてなかったですよ！そのラジオに出させていただくときに『“穂香さん”って呼んでください』って言われたので、僕は“穂香さん”呼びです」と呼び方を変えたことを明かす道枝。しかし松本は、「『呼んでください』とは言ってないかもしれないけど…」と返し、道枝は「そうでしたっけ!?ごめんなさい！」と大慌て。「私が呼ばせたみたいな…（笑）」と松本が追い打ちをかけると、「違う違う！僕が自分の意志で“穂香さん”って！」とタジタジになっていた。

さらにイベントでは、7月25日に20歳の誕生日を迎える道枝に誕生日サプライズを敢行。福本がケーキを運びながら登場し「お誕生日おめでとうございます！」とお祝いの言葉をかけると、道枝は突然のサプライズにキョトンとしながらも「ありがとうございます！びっくりした～！」と笑顔を見せた。観客も事前に配布されたペンライトで道枝を祝福。道枝は「ペンライトですか？なんか出しだすから、ライブ始まんのかな？と思った（笑）」とコメントし笑いを誘った。撮影中は道枝から福本に誕生日サプライズが行われたといい、福本は、「やり返してやりました（笑）。成功してよかったです。このケーキを壊さないか心配でした」とサプライズの成功に安心した表情を見せた。

サプライズで祝福を受けた道枝は、「大人になっていくにつれて、いろいろと考えることも増えると思うのでしっかりと考えながらこれからも頑張っていけたらいいなと思います」と20歳の抱負を語った。そんな道枝について、福本が「落ち着かれてるし、しっかりしてるからまだ10代だったの？っていう感じですけど、今から20歳なんだって驚き」というと、古川も「撮影中に道枝君が10代だって知らなくて、『私こういうお酒好きなんだよね～』とか話しちゃったことあります（笑）。本当にしっかりしてるからそのまんまで」とコメントした。そして松本が「自分の心と体を一番大切に、いろんなすてきな人と出会って、とにかく幸せでいてください」と本当の姉のように優しい言葉を送ると、道枝は「はい、幸せでいます」と返し、会場は心温まる空気に包まれた。

最後に道枝は、「当たり前に感じる日々は当たり前じゃない。一日一日は儚くて、尊くて、大事な一日ですので、それを感じていただけると思いますし、見てくださった皆さんの人生の日々のモチベーションになる作品になると思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」とアピールし、イベントを締めくくった。