増田有華、現場での歌唱シーン一発撮りに「負けてたまるかと思った」映画「Love song」公開記念舞台挨拶

映画
2023年10月22日
映画「Love song」公開記念舞台挨拶©2023「ラブソング」製作委員会

映画「Love song」の公開記念舞台挨拶が、10月21日に池袋シネマ・ロサにて行われ、増田有華、木口健太、青木一馬、平山大、牧野裕夢ら若手キャスト5名が登壇。オフィシャルレポートが到着した。

本作は、横浜を舞台にしたハードボイルドかつエモーショナルな恋愛映画。ほぼ観客で埋め尽くされた会場から大きな拍手に迎えられ登壇した増田は、「勝ち気で気が強く見られがちな感じは私の10代の時と全く同じだな、人の制止を振りはらって出ていくみたいなことは私もよくあったので」と主人公・花の役作りについてはさほど苦労しなかったと振り返った。

撮影前に本読みがあり、監督い何か言われるかなと思いきや「いいじゃないですか!」と言われ、無理なく演じられたという。

劇中の歌唱シーンについては、「事前にレコーディングしてから現場に向かうと思っていたら、撮影の現場で『はい、歌ってください』と言われて。エコーもない、素の状態で歌ってくださいという状況だった。あまりに斬新だったがここで負けてたまるかと思って、そのまま歌わせてもらった」と、ほぼ一発撮りであったことを明かした。

映画「Love song」増田有華©2023「ラブソング」製作委員会

花の相手役・誠を演じた木口は、「普段演じる役と結構違うハード系な役で、時代的には松田優作さんの時代の映画とか元々好きな映画のジャンルだったので、その辺の映画をもう一回見返して温度感みたいなものを取り入れられたらと思ってやっていたのですごい楽しかった」と感想を。

増田は本作の出演が決まる前に木口の出演映画「おんなのこきらい」(2014)を偶然見ていて、すてきな俳優だと思い、ネットで名前を検索。その後、相手役が木口だと知り驚き、すぐに「『おんなのこきらい』見ました」と本人に伝えたと話す。

木口の方も増田が出演する『全裸監督2』を見ていて「すごくいい女優さんだな」という印象が。相手役が増田だと知りうれしかったと語り、互いの作品を見ていたからこそ共通の話題で会話できたことで現場もスムーズにいったと振り返るなど、2人の仲の良さをうかがわせた。

映画「Love song」木口健太©2023「ラブソング」製作委員会

また増田は、本作で共演した本田博太郎や藤吉久美子とのエピソードも披露。本田とは待ち時間に3時間、2人で話す時間があり、その際に「長年やっているけれど役者っていうのは人が出るよ。どんなに偽っていても人柄が出る。すてきな女性でいてくださいね」と励まされたという。

一方、藤吉からは「主役はいいの、座っていなさい」と言われ、気を使わせない雰囲気を作ってもらったり、歌のシーンでは率先して拍手してくれたりと、ベテラン俳優2人と貴重な時間を持ったことを明かした。

最後に増田は「皆さんにこんなふうに集まっていただけるとも思わず、最後列まで席が埋まっていてすごく幸せな気持ちです。見終わった皆さんに感想を1人づつ尋問していきたいくらい。SNSで#Lovesongと付けてつぶやいてくれたら、イイねを押しまくりたい」と語り、舞台挨拶を締めくくった。

映画「Love song」は10月26日(木)まで池袋シネマ・ロサにて上映。10月28日(土)からは大阪シアターセブンでの上映が決まっている。

作品情報

「Love song」
2023年10月20日(金)より東京・池袋シネマ・ロサほか全国順次公開

出演:増田有華、木口健太、山口大地
/藤吉久美子、本田博太郎
青木一馬、平山大、牧野裕夢、広瀬彰勇、大川夏凪汰、佐藤真澄、角謙二郎

監督:児玉宜久
脚本:村川康敏 宍戸英紀

©2023「ラブソング」製作委員会