福原遥＆水上恒司がサプライズ登壇「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」試写会ビハインド映像が公開

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」左から）汐見夏衛、福原遥、水上恒司©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会

福原遥と水上恒司がW主演を務める映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」（12月8日（金）公開）より、最速試写会の舞台裏に密着したビハインド映像が公開された。

原作は、SNSを中心に「とにかく泣ける」と話題となり、シリーズ累計発行部数85万部を突破した汐見夏衛によるベストセラー小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」（スターツ出版文庫）。現代の女子高生・百合が目を覚ますと、そこは1945年の日本。そこで出会った彰に何度も助けられ恋をするが、彼は特攻隊員として程なくして戦地に飛び立つ運命だった…。

世代を問わず泣ける原作が、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』（22）をはじめ主演作が相次ぐ福原遥、『中学聖日記』（18／TBS）での鮮烈なデビュー後、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』（23）など話題作への出演が続く水上恒司をW主演で迎え、感動の映画化を果たす。

物語を彩る主題歌は、福山雅治の書き下ろしによる壮大なバラード「想望」。人を愛すること、大切に思うこと、共に生きること――。今では当たり前のことが許されなかった時代に出会った、百合と彰。2人の時を超えた愛が交差する、涙なくしては見られないラブストーリーが誕生する。

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会

10月25日に、最速試写会イベントを実施した本作。福原＆水上、原作者の汐見がサプライズで観客の前に登場したイベントの舞台裏と舞台挨拶の様子をまとめたビハインド映像が解禁された。映像では、この日初めて映画を見たお客さんをこっそりチェックする様子やイベント前の緊張した様子など、普段は見ることのできない福原と水上の舞台裏を確認することができる。

どこか緊張した様子の福原と水上。原作者の汐見と挨拶を交わし打ち合わせを終えると、緊張がほぐれたのか和やかムードに。「こっそり見るの初めてです」とカメラに向かってワクワクした様子を見せる。お客さんと共に映画を鑑賞するため手を振り劇場に移動すると、2人は席から身を乗り出して観客の様子を確認。

合間には撮影時の思い出を振り返ったり、スタッフの「お客さんめっちゃ泣いている」という言葉にうれしそうに笑顔を向ける福原。クライマックスが近づくにつれて演じた百合に再び感情移入したのか、その思いを強くかみ締め、涙を浮かべる一幕も。

満足した様子でお客さんの反応を見届けた2人はいよいよ登壇し、挨拶を。観客に完全サプライズという形で実施されたことから、突如登場した2人に会場からは驚きの声があふれるとともに、百合と彰を思い出したのか、感極まり再び涙を流す人も。

福原は「お客さんに見ていただく初日ということでドキドキワクワクしていたんですけど、やっと皆さんに（作品が）届いてほっとしてすごいうれしい気持ちです」、水上は「今日皆さまに（作品を）お届けすることができて、まずは安心しています」とそれぞれ挨拶。

舞台挨拶に慣れていない汐見がマイクを通さず話そうとすると、水上がすかさず「先生、マイク…」とツッコミを入れ、福原と共に笑い合うシーンも。

この日が初めてエンドロールで福山雅治による書き下ろし新曲「想望」がフルサイズで聞ける機会だったということで、主題歌について水上は「彰が劇中で百合の前では見せなかった言葉や想いみたいなものを、福山さんが「想望」に乗せてくださっていて、もし彰がこの映画を見たとしたらすごく喜ぶだろうな」と彰の想いを笑顔で話す。

一方、福原はいまだに信じられない様子で「びっくりしました。まさか福山さんがって。今でもちょっと信じられないというか、本当？みたいな」と言うと水上が真顔で「本当ですよ」とツッコみ、会場からは笑いが起こった。

会場に詰めかけたお客さんに対し、水上は「今回の彰というか、本作で戦争について描いた部分はほんの一部です。学ぼうとする、調べようとする、知ろうとするきっかけにこの映画がなれれば、今この時代に公開する意義があるなと思っていました。これから時代を担っていかないといけない僕たちの世代もそうですし、さらに下の世代もそうですし、大人の皆さまも、今日きっと映画を見る前より優しくなれたのかなと思います」と真剣な表情で語る。

福原も「私たちが今生活しているこの当たり前が、本当に当たり前ではなくて、福山さんの歌もそうですけど、ごはんをみんなで食べること、大好きな人と食べること、本当に日常が幸せなことだなって私自身もかみ締めました。この作品を見終わった後に、ぜひ自分の大好きな人をもっともっと大切にして楽しく過ごしていただけたらいいなと思っております」と観客の幸せを願い、イベントを締めくくった。

この日、一番の大仕事をやり遂げた福原と水上はほっとした表情で舞台袖に戻ると、水上が「今日で20万字くらいしゃべりましたね」と朝から取材で頑張ったことを報告。福原と汐見から「『あの花』2冊分ですね」と笑顔でねぎわれた。そんな終始笑顔で息ピッタリな2人の様子に癒やされるビハインド映像となっている。