吉田朱里が生配信番組でNMB48の卒業を発表!「NMB48は大丈夫だと思いました」

音楽
2020年08月17日

NMB48・吉田朱里が、8月16日(日)に「NMB48 LIVE!! ON DEMAND」(DMM)と「吉田朱里YouTubeチャンネル」の2メディア同時生配信番組「アカリンの部屋」内で、NMB48からの卒業を発表した。以下、オフィシャルレポートを掲載する。

この日、24歳の誕生日を迎えた吉田は、活動歴10年目となるNMB48の1期生。メンバー全員の悩み相談を聞くという企画を約3時間にわたって繰り広げ、番組の最後に「私たちにとって一番大切な場所」というNMB48劇場のステージ上で卒業発表を行った。

「今日は素敵な1日でした。メンバーのみんなとこんなにたくさん話せて。4期生くらいまでは話す機会は多いですけど、後輩になればなるほど会う機会も少なくて。みんなが悩んでいることに正面から向き合ってこれなかったこともあったし、最近ではメンバーに会えなかった日も続いていたので、改めてメンバーに向き合える時間ができてすごくよかったなと。私も素敵な時間を過ごさせてもらいました。みんなの悩みのレベルがすごいし、当時の私の年齢の時よりしっかりしていて、NMB48は大丈夫だと思いました」と満足気な表情を浮かべる吉田。

ここで「ファンの皆さん、メンバーのみんなにお伝えしないといけないことがあります」と言うと、劇場には緊張感が漂った。そんな中で吉田も大きく呼吸し、慎重に口を開く。

「私、吉田朱里はNMB48を卒業します。NMB48は今年の10月で10周年を迎えます。1期生として活動させていただき、私もアイドル10周年。ひとつの大きな節目でもあるので、卒業発表をしようとずっと決めていました。ですが、このような状況でこの先、グループがどうなってしまうのかもわからない。ライブもなかなかできず、ファンの皆さんにも会えない日々が続く中で卒業を決断するのはすごくすごく迷いました」と心境を吐露。

「でも、自分がやりたいこととか、この先のお仕事が決まっていく中で、今ここで決断しないと、きっとずっと後悔したままグループに在籍することになる。頼もしい後輩メンバーがこんなにもたくさんいる中で、私がいることでそのチャンスを奪ってしまうんじゃないかなと思ったので、卒業を決断しました」とその理由を述べた。

続けて「10年前、何となく受けたのがNMB48のオーディションでした。最初はアイドルというものがわからなくて、自分にはアイドルは向いていない、3年くらい経ったら辞めよう、そんな気持ちで活動していました。でも、NMB48の活動は毎日が目まぐるしくて、いつのまにかNMB48というグループに無我夢中になっていて、気がつけば10年という時が経っていました」とこれまでを振り返る。

「つらいことや、悲しいこともたくさんあったけど、そのたびにファンの皆さんが大きな愛で素敵な景色をたくさん見せてくださいました。仲間の温かさ、努力の大切さ、自分次第で夢は必ずかなえられるということ。NMB48が私の人生において大切なことをたくさん教えてくれた、青春のすべてでした。NMB48が大好きです。こんなにも自分が全力になれて、毎日毎日、グループのことで頭がいっぱいで、楽しくて、大好きなメンバーが近くにいて、素敵なスタッフさん、そしてこんなにも温かいファンの皆さんがそばにいてくれて、本当はここを離れるのがすごく寂しいです」と時折、涙を浮かべながら言葉を連ねていった。

「でもこれからはアイドルとしてではなく、残りの20代を1人の強い女性としてたくさんの夢をかなえるために、次は憧れのアイドルではなく、憧れの女性だとたくさんの方に言ってもらえるように、24歳になった今日、新しい一歩を踏み出そうと思います」と決意を語る。

そして「NMB48のために私ができることは限られているかもしれないですけど、残された時間を大切に、NMB48のためにできることを最後まで全力で取り組み、NMB48はみんなの夢への第一歩をちゃんと踏み出せる場所なんだということを、私が後輩メンバーにたくさん伝えていけるように、残りの時間を大切にしたいなと思います。これからも吉田朱里、そしてNMB48の応援をよろしくお願いします。お時間いただいてありがとうございました」と今後の展望を明かすと、客席に座っているメンバーたちの拍手が響き渡った。

「言っちゃった〜!」と、緊張感から解放された表情を浮かべる吉田。「メンバーの顔見たらあかんな…!誰かちょっと上がってきてよ」と、キャプテンの小嶋花梨をステージ上へと呼び込む。

「今日はお時間ありがとうございました。このために全員集めるというのは大丈夫かなとか、たくさん心配がありましたが、メンバーのみんなも協力してくれてありがとうございました。そして配信を見てくださった皆さんもありがとうございました」と、まずは感謝の気持ちを伝えた吉田。

「突然の発表でびっくりさせちゃったと思うんですけど、卒業時期とか、コンサートのこととか、いろんな問題がたくさんあって、大人の人がずっとバタバタしているので、また発表出来たらなと思います。やりたい気持ちはめちゃくちゃあるんですけど、いろんな状況が毎日変わっていく中で、どうなるかわからないんですけど、そんな中で卒業を決めちゃいました」とのことで、今後の予定はまだ未確定な部分もあるようだ。

「今までは残る側だったというか、メンバーをたくさん見送ってきて、残される側の方がつらいなとずっと思っていたんだけど、何人か先に言ったら言う方がずっと辛くて、さみしいなってすごく思いました。卒業してもみんなの力になれるような活動をしようと思うので、最後までよろしくお願いします」と、ほっとした様子で改めて挨拶を行った。

最後はファンに向け、「皆さんのおかげですごく楽しいアイドル人生を送ることができたので、最後の時間も大切にできたらと思います。最後まで全力でアイドルをやるのでよろしくお願いします!」と笑顔を見せた吉田。卒業時期や卒業コンサートは、追って発表される予定だ。

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