宮本浩次「全力で生で歌えるって、気持ちいい」『The Covers』歌姫の名バラードをカバー

音楽
2021年10月22日

10月24日(日)放送の『The Covers』(BSプレミアム)にゲストとして、宮本浩次が出演する。放送を前に詳細が発表され、本人からのコメントも到着した。

アーティストが思い出深い名曲をカバーする音楽番組『The Covers』、10月24日(日)放送回のゲストは宮本浩次だ。“歌姫の名バラード”をテーマに、宮本がカバー曲への思いや自身の創作との関係を赤裸々に語っていく。

1曲目は、昭和の名バラード「春なのに」(柏原芳恵)。中島みゆきが手がけたこの曲の歌詞に、宮本は号泣ポイントがあると熱弁する。パフォーマンスを見た番組MCのリリー・フランキーは、「歌いだしからグッと心をつかまれた。まるで、勇壮なロックオペラのエンディングを見ているようだった」と感動した様子。

2曲目は、平成の大ヒットバラード「First Love」。宇多田ヒカルが15歳で発表した1stアルバムに収録されているこの曲の歌詞世界に対して、宮本はエレファントカシマシの1stアルバムに収録されたある曲の歌詞に思いを馳せる。

初々しい少女の恋心を、エレキギターの弾き語りで切実に歌い紡いでいく宮本。そのパフォーマンスに、番組MCの水原希子は「ギューッとなりました」と感嘆の声を漏らした。

さらに、多くの名曲をカバーしてきた宮本と共に「1970〜1990年代の歌姫名バラード映像」を楽しむコーナーも。映像を観ながら七変化していく宮本の表情にも注目だ。また、リリーは宮本に今後カバーしてもらいたい、バラードを明かす。

最後は、自身の最新曲「浮世小路のblues」を。宮本浩次・55歳のこれまでと今が詰まった、渾身の1曲だ。圧巻のパフォーマンスに、リリーは「ブルースロックと歌謡曲が融合した、宮本さんにしかできない曲。めっちゃイイ曲〜!」と大絶賛した。水原は「カッコイイ!」を連呼。

収録を経て、宮本は「今日は、ストリングスの方もいて、名曲をこの『カバーズ』のスタジオで、生演奏でできたのが、非常にうれしかったというか。すごく贅沢なことなんですけれども、やっぱり生演奏で、思い切って歌うことができるというのは、もう本当に希少な経験、体験になってきていて」と。

続けて「こういうスタジオを通じてですけど、全力で生で歌えるって、気持ちいいですね。すごく堂々と、安心して大きな気持ちで歌うことができました。お二人といろいろお話ししていると、やっぱり気付くところもありますね。とても楽しい経験というか。非常に歌の世界をお届けできたんじゃないかと思います」と収録を振り返った。

番組情報

『The Covers』
BSプレミアム/BS4K
2021年10月24日(日)後10・50~11・19

©NHK