【紅白リハ】加山雄三がラストライブパフォーマンスに「気」を入れる「本当みんなのおかげだよ、ありがとうね」

音楽
2022年12月28日

『第73回NHK紅白歌合戦』加山雄三

大みそかに放送の『第73回NHK紅白歌合戦』(NHK総合 午後7時20分~11時45分)のリハーサルが行われ、加山雄三が囲み取材に応じた。

特別企画に出場する加山は、リハーサルを終えた今の心境を問われると「今から緊張してる。どうしたらいいか分からない。助けて…そんな気持ちだね。この歳になってまさか出られると思わなかった。“今年が最後だ”といろんなところで言ったのが良かったのかもしれないね(笑)。これは最後“頑張れるぞ”と思うし、いい年になったね」と笑顔で語る。

この『紅白』が自身最後のライブパフォーマンス。「本当に感謝感謝です。皆さんのおかげで現在があるわけだもん。俺一人でやったって全然力も何もないけど、支えてくれたその人たちの力のおかげで少しずつ盛り上がって。(『紅白』の)話が来たときはびっくりしたね、こんな俺でいいのかな、これでいいのかなっていつも反省してる。でも精いっぱいやろう、それしかないんだよね。本当みんなのおかげだよ、ありがとうね」と語った。

加山は『紅白』史上最高齢・85歳での出場となる。「世界最高齢と言うには上には上がいるんだよ。ウィリー・ネルソンという歌手は90代でまだ歌っているらしくて…世界はすごいなと思うよね。でも出たい人がいっぱいいるようなこんな大きな舞台に出られるなんてさ、ありがたいなと思う」としみじみ。

また、来年以降の活動について「音楽は僕にとって生涯の親友だと前から言っているけど、今はAIがあるんだよね。そいつに俺が歌ったことのない歌を歌わせると、まるごと歌うんだよ。うちの会社の人間は大したもんだなと思いながら、それに使えるような音楽がいっぱいあるから選んだり。そういう形で音楽活動は残っていくと思うから、まだまだ楽しみにしてもらいたい」と思いを明かした。

最後に、加山は「気」という漢字一文字でこの1年を振り返り「充実した1年だったな。あと、周りの人間が歩かないとだめになっちゃうからと、一緒になって一週間に3回ぐらい一キロ弱を歩いてくれるんだけど、みんなが協力してそういう場を与えてくれてありがたいと思うよ。支えてもらわないとなかなか難しいこともあるけど、気の問題だ。やる気、元気が大事」と振り返った。

『第73回NHK紅白歌合戦』は「LOVE & PEACE -みんなでシェア!-」をテーマに、NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1で、2022年12月31日(土)に放送される。