BiS 現体制の新たな可能性を示した熱狂のツアーファイナル終幕!約4年ぶりのオリジナルアルバムリリースも発表

音楽
2023年11月02日
BiS(●photo/sotobayashi kenta)

BiSが、11月2日(木)に全国ツアー「INCREDIBLE BiS TOUR」のファイナル公演を東京・Zepp Hanedaで開催。ダブルアンコールを含む全21曲をパフォーマンスし、会場に集まった研究員(ファン総称)を熱狂の渦に巻き込んだ。以下、レポートを掲載する。

9月10日の神奈川・Yokohama bayhall公演を皮切りに全国13か所(14公演)で開催されてきた、全国ツアー「INCREDIBLE BiS TOUR」もいよいよファイナルに。会場のSEが止まり、暗転したステージにBiSが登場し、立ち位置に着くと“ひとをぶつのは悪いことですか?”とメッセージ性の強い歌詞の「BASKET BOX」からライブがスタートする。

冒頭からエモーショナルな雰囲気を切り裂くように、続く「FOR ME」ではアクセル全開で一気にトップスピードまで引き上げ、熱狂のライブが開幕。「Zepp HanedaにBiSが来たぞー」と観客を煽ると、先日YouTubeにライブ映像を公開した「teacher teacher teacher」、「DA DA DA DANCE SONG」とライブでの人気楽曲を連続でパフォーマンスしていく。

BiS(●photo/sotobayashi kenta)

ここで自己紹介を挟み、トギーが「まだまだいけるよね? 最後までぶち上がっていきましょう!」とさらに煽ると、KEMURIのカバー曲「PMA(Positive Mental Attitude)」を。続いてはBiSで最もラブリーで、“猫”のニャンニャンポーズが特徴的な楽曲「LOVELY LOVELY」では、会場をラブリーでハッピーな空間に染め上げた。

ここで、ナノ3が「ツアーを9月からやってきて、今日ファイナルを迎えることができたんですけど、このツアーを回っていく中で本当にたくさんの研究員と出会って、研究員がいてくれる心強さだったり、研究員のBiSに向けてくれる愛とか熱量に、たくさんたくさん助けられてきました。研究員のみんなと最高な1日にしたいと思っています。どこよりも熱いステージにすることを約束するので、今日はついてきてください」と呼びかける。

ライブの中盤には、現体制初パフォーマンスとなる「SURRENDER」のイントロが鳴り響くや、会場から大きな歓声がこだまし、観客の楽曲への思いとエモーショナルな楽曲が混ざり合い、会場の一体感がより増していく。また、2021年の初夏以来となる名曲「HiDE iN SEW」も久しぶりにパフォーマンス。新体制BiSが魅せる、新たな「HiDE iN SEW」に研究員は感情を揺さぶられたことだろう。

BiS(●photo/sotobayashi kenta)

ヒューガーが「ツアーファイナルを迎えられました。メンバー、どうですか?」と今日の感想をメンバーに尋ねると、イコ・ムゲンノカナタは「so bigですね。すごく大きくて、この県で見たなという人が集まっていてうれしいです」と。シオンエピックは「ファイナルってちょっと違いますね。熱い。特に熱い」、クレナイ・ワールズエンドは「ずっとこの日のためにツアーを回ってきたし、今日が来ちゃった感じ。昨日の夜からずっと心がふわふわしていて。小学生の遠足の前の日みたいな感じ。ちゃんと寝て今日に備えてきました」と明かす。

トギーは「Zepp広いけど、一番後ろの人の顔の造形まで見えてますよ。今日のためにコンタクトの度数2度あげてきました。本当に目なんてどうでもいいくらい今日が楽しみでした」と伝え、ナノ3は「今日が6人体制でやる最大規模のライブです。私たちもめちゃめちゃ気合いを入れてきたし、この先に繋がるように大切な日になればいいなと思っています」とファイナルにかける思いを述べた。

その気合のまま「少年の歌」「FUCKiNG OUT」と攻撃的セッっとリストで終盤まで走り抜け、本編ラストとなる「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」で会場を揺らし、BiSのエモーショナルショーを締めくくった。

BiS(●photo/sotobayashi kenta)

鳴り止まないアンコールコールを受け、改めてステージに姿を表したBiS。クレナイ・ワールズエンドが「次にやる曲は新曲『LAZY DANCE』です。新しいBiSでこうやって新しい曲ができて、みんなの前で歌うことがうれしいです。大切に届けます」 と宣言し、フルカワユタカ(DOPING PANDA)プロデュースで11月8日(水)にリリースするニューシングルの表題曲をパフォーマンスする。

続けて、シングルのカップリング曲「なまえをよんで」も初披露。フルカワユタカの世界観とBiSのキャラクターが見事に融合した楽曲に会場の研究員は初見とは思えないレスポンスを見せ、大きな見せ場を作った。

BiS(●photo/sotobayashi kenta)

ここで、イコ・ムゲンノカナタが「9月から始まったツアーもついにファイナルを迎えました。本当にたくさんいろんな各地を回って、いろんな人と出会っていくうちに、すごいたくさんの言葉をもらいました。各地の研究員のみんなにもらった言葉1つ1つが本当にあったかくて、抱きしめてもらってるみたいに優しくて。言葉って人の気持ちを大きく変えれる影響力があるんだなってすごく実感しました。研究員のみんながBiSのそばにいてくれることや、こうやってライブをしてることとか、本当にたくさんの人の支えと助けでできていて、当たり前だと思ってることって絶対に当たり前じゃないし、研究員のみんなと支え合っている関係をこれからも大切にしていきたいなって思います」と感謝を。

続けて「言葉はいい意味でも悪い意味でも人の気持ちを変えれるすごい大きな力を持っていて、私は研究員に届ける言葉を“ありがとう”の一言で済ませたくないんです。今、ありがとうを超える言葉を見つけられていないんですけど、とにかく研究員のみんなには感謝しきれないぐらい感謝してるし、BiSと一緒に常に前を向いて生きていてほしいなって何よりも思います。研究員のみんながもしつらくなった時は、絶対にBiSや、BiSの音楽がそばにいます。私たちがずっとそばにいるし、私たちの音楽も研究員のそばにいるので、自分を大切にすることをおろそかにしないで、私たちと一緒に一瞬一瞬の生きていく時間を大切にしていってほしいです」と思いを述べる。

さらに「私たちは過去のことは振り返らずに、未来だけを見て前に進んでいきたいなって思っているので、研究員のみんなにはついてきてほしいです。私たちは、これからもっともっと強くなっていけると思うし、研究員の力も借りてもっともっと絶対強くなるので、これからもよろしくお願いします。もし前を向けなくなったら、いつでもBiSのところに帰ってきてください。生きて生きて、また会いましょう」と力強く語りかけた。

BiS(●photo/sotobayashi kenta)

アンコールラストでも、2021年以来となる「イミテーションセンセーション」をパフォーマンスしたBiS。ライブのエンドSEとして使用されている楽曲だが、実際に歌うのは2021年以来となる楽曲に、研究員はまたしても感情を揺さぶられる。感涙のパフォーマンスを終えると、メンバーがステージを降りるが、ここでも大きな歓声は収まらず、大人気曲「STUPiD」のイントロが流れ、BiSがステージに駆け込み、ダブルアンコールへ突入。最後は「CURTAiN CALL」で有終の美を飾った。

ライブ終わりにメンバーが会場に感謝を伝えている中、11月8日のシングルリリースを改めて強調しつつ、2024年2月には約4年ぶりのアルバムをリリース予定だというサプライズ発表も。新体制BiSがスタートして以降、楽曲プロデューサーに中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES / THE SPELLBOUND)、フルカワユタカ(DOPING PANDA)を迎え、まさに“新時代”に突入しているBiS。今回、ライブはチケットSOLD OUTとはならなかったが、確実に未来に繋がる熱狂のライブを展開した彼女たちのさらなる成長に期待せずにはいられない。

BiS(●photo/sotobayashi kenta)

SETLIST

“INCREDIBLE BiS TOUR”ファイナル
2023年11月2日(木)Zepp Haneda
1.BASKET BOX
2.FOR ME
3.teacher teacher teacher
4.DA DA DA DANCE SONG
5.PMA(Positive Mental Attitude)
6.LOVELY LOVELY
7.KiS MY ASS
8.SURRENDER
9.I WANT TO DiE!!!!!
10.HiDE iN SEW
11.イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム
12.thousand crickets
13.少年の歌
14.FUCKiNG OUT
15.つよがりさん
16.BiS-どうやらゾンビのおでまし-

EN1.LAZY DANCE
EN2.なまえをよんで
EN3.イミテーションセンセーション

W EN1.STUPiD
W EN2.CURTAiN CALL

SETLIST PLAYLIST:https://lnk.to/pl_incredibletour

WEB

BiS Official Site:https://www.brandnewidolsociety.tokyo
BiS Official Twitter:@BiSidol
ULTRA STUPiD RECORDS:@ULTRASTUPiD_BiS

●photo/sotobayashi kenta

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