ゆず・北川悠仁インタビュー「その人にぴったりの選手をコーディネートしてあげたい!」2017NBAオールスター 2・20開催

特集・インタビュー
2017年02月15日

2月20日(月)に開催される年に1度のアメリカプロバスケットボールの祭典、「2017NBAオールスターゲーム」がWOWOWプライムにて生中継。昨年はカナダのトロント、一昨年はアメリカ・ニューヨークにて現地リポーターを務めたゆずの北川悠仁さん。北川さんにとってバスケットボールとは、そしてNBAの魅力をたっぷり語っていただきました。少年のような北川さんの素顔も垣間見えたインタビューをどうぞ。

ゆず・北川悠仁インタビュー

◆NBAオールスターのメンバーが選出されましたね。

まさしく今のオールスターはこのメンバーだろうっていう納得のメンバーでした。

◆今年のNBAは面白くなるなっていう確信があるそうで、特に北川さんの注目選手はいますか?

どの時代にもNBAの面白さってあったと思うんですけど、今は役者がそろっているんですよ。特に、レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)とステフィン・カリー(ウォリアーズ)は大注目です。レブロンは、昨年、キャバリアーズでファイナルを制して初優勝するという大きな偉業を成し遂げて、人気、実力、風格、キャリアのすべての面で本当にキングになったと思うので、そのキングがオールスターの中でどういう存在感を示すのか見物だと思います。カリーは、育ちよし、プレーよし、ルックスよしの新しいタイプの選手。

◆昨年、一昨年と2年連続で、世界のスーパースター選手たちのプレーをリポーターとしてご覧になった北川さん。現地での感想を教えてください。

普段音楽の仕事をしているので自分から取材をする機会はなく、最初はどうなることかなと思っていたんですが、楽しかったです。囲み取材にも突っ込んでいって、名前を叫んでるうちに選手も振り返ってくれて、つたない英語でしたがインタビューをさせていただきました。そのおかげで選手の皆さんを近くに感じることができ、本当にいい経験でした。

◆今年は現地取材には行かないんですよね。

そうなんです、今回は仕事があって。ただ残念なのは、一昨年は氷点下16度のニューヨーク、昨年のトロントなんて最高気温が氷点下23度の中取材してたので、本当に寒くて(笑)。なのに、今年の開催地はニューオリンズって聞いて“おいおい、あの寒さなんだったんだよ”と(笑)。ニューヨークはアメリカの中心の都会的な雰囲気、トロントは“初めてカナダにオールスターが来た”といういい意味で田舎町の温かみが溢れた雰囲気で開催地ごとにオールスターの雰囲気はまるで違うんですよ。今年開催されるニューオリンズは音楽の街だし、正直うらやましいですね(笑)。

◆北川さんもバスケをやられてたんですよね?

そうですね、デビューして初めてニューヨークでNBAの試合を見てすごく感動して、日本に帰ってきてから自分のチームを作ったんですよ。僕がこういうバスケに関わるお仕事をさせていただいているのは、バスケチームを作って、ゆずの自分としてだけじゃない部分でいろんな交流が増えて救われたりしたので、バスケに恩返ししたいっていう思いがあります。今もチームは後輩たちが続けてくれていますが、僕自身は2、3年プレーしてないです。以前は週3くらいやっていたのに(笑)。

◆当時は、田臥勇太選手ともプレーしていたとか。

してましたね。田臥ってすごいなぁと思ったのが、うちのチームで1番下手な子が田臥と同じチームになったら彼のおかげで得点王になったんですよ。基本的に温厚な人なんですけど、ちょっとこっちが立ち向かっていくとボコボコにされます。でもそれもまたうれしくて(笑)。本当に人格、プレーともに素晴らしい選手ですね。

ゆず・北川悠仁インタビュー

◆Bリーグが日本でも始まってバスケットボールが一般的なプロスポーツとして注目されています。まだ詳しくない人もNBAのオールスターを見たいと思うのですが、いきなり見るのはハードルが高いのかなとも。

ただ見ていると分からない部分ってあると思うんですよね。だからお勧めは、選手を1人ピックアップしてその選手を追いながら見ていくこと。特に女子だったら、ルックスもよくてプレーもかっこいいステフィン・カリー。でもタイプによるので、僕がその人に合わせてコーディネートしたいです!なんかそういう表あるじゃないですか(笑)。優しい男の子を求めているあなたはこの選手みたいな、それを僕がしたいですね。

◆ではあらためて今年のNBAオールスターゲームの見どころをお願いします。

やっぱりオールスターの醍醐味は、一緒のチームにならないような選手たちがチームメートになるところだと思います。今年で言うと、ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)とカリーはライバル関係にあるチーム同士の2人ですが、同じチームで一緒にガードを組む。あとはオールスターならではのスター選手のしゃれっ気のあるプレーはもちろん楽しみですが、その中で、昨年のラッセル・ウェストブルック(サンダー)みたいに勝敗に徹している選手もいてそれはまたうれしかったりしますよね。

◆今年もどんなプレーやパフォーマンスが飛び出すのか楽しみです。ずばり勝敗予想は?

勝敗予想…うーん。やっぱり3シーズン目のヤニス・アデトクンボ(バックス)が今年初のオールスターで、張り切っていると思うんですよね。だから、彼がいっぱい点を取って、イースタンの優勝かな。ウエスタンチームはおなじみのメンバーなので楽しむことに重点を置くかもしれないので、その中で1人、アデトクンボが勝敗にこだわってダンクしたり、おいおいぐらいの感じになったらいいなぁって(笑)。うん、アデトクンボの大暴れでイースタン!

 

■PROFILE

●きたがわ・ゆうじん…1977年1月14日生まれ。横浜市出身。A型。岩沢厚治とのフォークデュオ“ゆず”のリーダー。2017年はゆず20周年アニバーサリーイヤーを迎え、春にはオールタイムベストアルバムを発売、5月より初のドームツアーも控えている。
 

■番組情報

int_kitagawayujin_03「ゆず北川悠仁の2016NBAオールスター潜入捜査」
WOWOWライブ
2月16日(木)後0・30~後1・00

「NBAバスケットボール夢の祭典!2017NBAオールスター前夜祭」
WOWOWライブ
2月19日(日)後10・00~深0・00
ゲスト:おのののか ほか

「生中継!NBAバスケットボール夢の祭典 2017NBAオールスターゲーム」
WOWOWプライム
2月20日(月)前9・30~後2・00
ゲスト:豊原功補、五十嵐圭(B.LEAGUE新潟アルビレックスBB)ほか

番組HP:http://www.wowow.co.jp/sports/nba/

©2017 NBAE Photo By Jesse D. Garrabrant NBAE / Getty Images

 
●photo/中村圭吾 text/山下紗貴