藤田玲×松山メアリ×芳賀優里亜×弓削智久インタビュー『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD-魔戒指南』

特集・インタビュー
2017年03月10日

CSファミリー劇場で放送中の『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD- 魔戒指南』。3月12日(日)からは本編終了後に放送されるミニ番組『魔戒指南』で「Barトーク」が始まるということで、収録直後の藤田玲さん、松山メアリさん、芳賀優里亜さん、弓削智久さんを直撃。ほろ酔いの皆さんに、収録の感想や本作の見どころを語ってもらいました。

お酒を飲む番組だってことを今日初めて知りました(芳賀)
「今日は飲む番組ですか、飲まない番組ですか」って聞くのがおすすめ(笑)(藤田)

『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD- 魔戒指南』

◆約1年ぶりにキャストの皆さんが再会されたということで、収録は同窓会のような雰囲気で非常に盛り上がっていましたね。あらためて、収録の感想を教えてください。

藤田:楽しかったですね~。お酒を飲みながら話すっていうのは大人な番組って感じがします。

弓削:僕は初めての『魔戒指南』だったんですけど、あんなにゆるくていいのかなっていうくらいナチュラルにやらせてもらいました。

松山:私はもっとゆるくても大丈夫なのかな? って思っちゃいました!(笑)

弓削:そうなのかなあ。念のため過去の『魔戒指南』の動画を見させてもらったんですけど…。

藤田:真面目!!(笑)

弓削:真面目とかやめて(笑)。

藤田:だって、今日もみんな飲んでるのに弓削さんだけウーロン茶でしたし(笑)。

弓削:いやそれには理由があって……。間違えて車で来ちゃったんですよ。

一同:(爆笑)

芳賀:…実は私も、お酒を飲みながら収録するってことを今日初めて知りました(笑)。

藤田:ええええええ!? これから『牙狼』の現場に携わるにあたり1つ助言させていただくと、「今日は飲む番組ですか、飲まない番組ですか」って聞くのがお薦めです(笑)。

◆今回の『絶狼~』は北九州でシリーズ初の大規模ロケを行っていますが、撮影はいかがでしたか?

藤田:街のすてきな景色をそのまま使わせていただいているので、出来上がりの画がイメージしやすくて役にもすんなり入れた印象があります。

弓削:地方ロケだといい意味でリセットする時間がないというか、集中して臨める環境だったので、それはありがたいなと思いました。気になったシーンがあったら、玲君の部屋に行ってすぐに意見交換できたりしたのですごくよかったです。

芳賀:私はロケが少なくて、北九州で1日撮影したら2日空いてから次の撮影…という感じだったんです。その間もみんなは撮影しているので、見知らぬ人に1人ぼっちでちょっと寂しかったです(笑)。でも、食べ物がおいしかったし、今となってはいい思い出です(笑)。

松山:やっぱり地方ロケの醍醐味はそこだよね(笑)。

久々の出演で、気合が入りすぎちゃってたんでしょうね…(弓削)

『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD- 魔戒指南』

◆『牙狼』の第1シリーズ(05~06年)にゲストとしてご出演された弓削さんは、今回久々のシリーズ出演となります。久々の現場はいかがでしたか?

弓削:『牙狼』の現場は長回しが多く、当時は「このチームめちゃめちゃ気合い入ってるな」という印象がありました。オンエアのときも「すげーすげー」ばかり言っていた記憶があります(笑)。そういう作品がシリーズとして10年以上も続いていて、それに出演させていただけるっていうのはすごく感慨深いですよね。ただ、気合が入りすぎちゃって、1話放送前に予告動画を友達に送りまくったら、俺ワンシーンしか出てなくて。

一同:(爆笑)

弓削:「出てないじゃん!」って返信いっぱい来ちゃった。ちょっと送りすぎたな(笑)。

芳賀:あはは(笑)。現場の弓削っちはとにかく優しくてツンデレなんですよ。何度か共演させてもらって10年以上前から付き合いがあるので、やっぱり名前を見るとお互い安心しますね。「あ、弓削っちいる!」みたいな(笑)。

松山:弓削さんとはアクションシーンが多かったので、勉強になることがたくさんありました。今までは合成用のグリーンバックで1人で戦うことが多くアクションはわりと好き放題演じさせてもらっていたんですけど(笑)、今回はしっかり弓削さんと息を合わせて戦ったので、大変ではありましたがすごく楽しかったです。

藤田:弓削さんとは何だかんだ付き合いが長いんですが、弓削さんはガチでぶつかってきてくださる数少ない役者さんの1人。だから本当に弓削さんとのシーンは楽しかったなっていう印象なんですが…えっと……ちょっと何話すか忘れちゃいました(笑)。

芳賀:いいこと言って~!

藤田:それ言われれば言われるほど思い出せなくなるから!(笑)じゃあ思い出したら言います!!

弓削:いいよ言わなくても(笑)。

◆では、お3方から見て主演の藤田さんの印象はいかがですか?

松山:藤田さんってすごくアイデアマンだから、撮影中もすごく積極的にいろんなことを提案する姿が印象的でした。カメラテストの段階でもいろいろ言っていて…。

藤田:わがままボーイみたいに言うなや!(笑)

松山:でも、本当にその発想力ってすごいなって! 監督もそれに応えているし、出演していながらも普通に出来上がった作品を毎回楽しんで見てる自分がいるというか、一視聴者として「最終回に向けてどうなっていくんだろう?」って気になっちゃうんです。本当に藤田さんと一緒にできてよかったなって。

一同:(拍手)

藤田:よ~し酒持って来~~い!! …はい、うそです、すいません(笑)。あっ、弓削さんの話思い出した!

松山:お!

藤田:監督が「竜騎士の役は竜のたたずまいを持っている人に演じてほしい」とおっしゃっていて、弓削さんがぴったりだなって思ってたんです。実際に撮影してみると、弓削さんが演じることで竜騎士にすごくリアリティが生まれてきて、もう竜騎士は弓削さんしか演じられない役なんだなと。

弓削:そんなこと思ってくれたんだ。

藤田:はい!……あの、以上です(笑)。

松山・芳賀:え~!

弓削:十分うれしいよ(笑)。

終盤はぐわっとスピードが上がります!(松山)
全スタッフが命をかけて作った作品(藤田)

『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD- 魔戒指南』

◆ヒロインの尋海アリスを演じる青島心さんは、本作で演技初挑戦です。先輩として、皆さんは現場でどんなアドバイスをされていたんですか?

松山:演技のことは監督の指示を聞くのが一番なので、私は演技というよりはここちゃん(青島)が「初めてのお芝居が『絶狼』でよかった」と思えるような雰囲気づくりを心がけていました。

芳賀:ここちゃんは人見知りみたいなんですが、慣れればすごく現場でも楽しそうにしていましたね。この現場ってとにかく優しくて、みんなここちゃんに1つひとつ丁寧に教えている印象がありました。こうやって現場で時間かけて教えてもらえることってなかなかないので、とてもいいデビューだったんじゃないかなと思います。

◆以前、ほかのインタビューで青島さんは「藤田さんがチャラくて怖い」とおっしゃっていましたが、そのあたりはどうですか?

藤田:いや、それは僕の見た目がチャラいってだけでしょ!?

松山:それは監督がやらせたことも1つの原因として考えられるんだけど…。

藤田:そうなの?(真顔)

松山:うん。カメラテストのとき、藤田さんがコート脱いで座ってて、確かあのときタンクトップ着てたと思うんですけど、その画がもしかしたらチャラく見えたのかも。ここちゃん、私の横に来て「藤田さんって本当にチャラいんですか?」って聞きに来たもん(笑)。

藤田:それは固定観念で、絶対最後まで僕のことチャラいって思い続けるよ、あの子は!

芳賀:でも弓削っちのことは「話しやすい」って言ってたね(笑)。

藤田:(弓削に)教えてください、どうしたらそうなれるんですか!

弓削:いやいやいや(笑)。僕の場合は歳が離れすぎてて、もはやダブルスコアだからね。

藤田:言うても僕も10歳離れてますからね! …やっぱりこんなに指輪つけてるからチャラく見えちゃうのかなあ。

◆最後に、視聴者の皆さんに向けて番組の見どころを含めメッセージをお願いします。

芳賀:カゴメの意思を継いで烈花や花罪が頑張っています。私も視聴者の皆さんと同じ気持ちでオンエアを楽しみにしているので、それぞれのキャラの活躍に注目していただけたらと思います。

松山:8話、9話あたりで人物関係が動いてぐわっとスピードが上がっていくので、きっと目が離せないと思います。私自身、台本を読んで追いつくのに精いっぱいでした。皆さんも細部まで見逃さずに楽しんでください!

弓削:それぞれのいろんなバックボーンが明らかになってきたりしますし、いろんな思いを抱えたキャラクターたちがぶつかっていくさまはぜひ何度も見ていただきたいです。魂と魂のぶつかり合いに注目です!

藤田:『絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-』や『牙狼<GARO>~MAKAISENKI~』もそうですが、『牙狼』『絶狼』シリーズって決して敵は悪くないんですよね。各々の正義を貫いた人の生きざまが描かれている。だから、このシリーズは特撮である以前にファンタジーであり、アクションであり、そして人間ドラマなので、そこをしっかり見ていただけたら。全スタッフが命を懸けて世界観やCGを作っているので、きっと何度見ても面白い作品になっていると思います。1コマも見逃さず見ていただけたらと思います。

 

■PROFILE

藤田玲(涼邑零/銀牙騎士ゼロ役)
●ふじた・れい…1988年9月6日生まれ。東京都出身。O型。

公式ファンクラブ:http://fujitaray.com/fanclub/
公式Twitter:https://twitter.com/ray_fjt

松山メアリ(魔戒法師烈花役)
●まつやま・めあり…1991年9月2日生まれ。兵庫県出身。A型。

公式ブログ:http://ameblo.jp/mary0902/
公式Instagram:https://www.instagram.com/marymatsuyama_official/

芳賀優里亜(魔戒法師カゴメ/花罪役)
●はが・ゆりあ…1987年11月27日生まれ。東京都出身。A型。

公式ブログ:http://ameblo.jp/yuria-haga/

弓削智久(竜騎士エデル役)
●ゆげ・ともひさ…1980年5月25日生まれ。東京都出身。A型。

公式サイト:http://www.itoh-c.com/yuge
公式ブログ:http://ameblo.jp/yuge-tomohisa/
公式Twitter:https://twitter.com/tomohisayuge

 

■番組情報

『絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD- 魔戒指南』

『牙狼<GARO>』の人気キャラクター・涼邑零を主人公に迎えたシリーズ第2弾。“竜の卵”をめぐる戦いが描かれる。『魔戒指南 ~Barトーク~』は、#9(3月12日OA)~#13(4月9日OA)に放送。

CSファミリー劇場
毎週(日)後11・50~深0・25
[再放送]毎週(金)深3・55~4・30

番組HP:http://www.fami-geki.com/zero_dragonblood/

©2016「絶狼」雨宮慶太/東北新社

 
●text/金沢優里