シーズン2制作決定!吉田羊主演『コールドケース~真実の扉~』キャストインタビュー

特集・インタビュー
2017年09月05日

大ヒット海外ドラマ「コールドケース」を世界で初めてリメイクし、主演に吉田羊を迎えた「連続ドラマW コールドケース~真実の扉~」のブルーレイ&DVDが9月6日(水)に発売。そして、待望のシーズン2の制作がWOWOWにて決定した。これを記念し、未解決事件に挑む捜査一課のメンバーを演じる吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和と波多野貴文監督が集結。本作への思いを語ってくれました。

吉田羊主演『コールドケース』キャストインタビュー

◆「連続ドラマW コールドケース~真実の扉~」ブルーレイ&DVDが発売されます。放送から約1年がたちますが、周囲の反応はいかがでしたか?

吉田:私の周りでは「とにかく面白い、質がいい、まるで映画みたいな映像美で、毎回のゲストが豪華でわくわくしたよ」と言っていただきました。何より、私自身も感じていたことですが、「百合という役が羊さんにあっていたね」と言っていただいて。自分と役の境目が分からなくなるくらい、とてものめり込んだ役なのでうれしかったです。
あとはこの5人のチームのバランスが本当によくて。現場のスタッフさんはプロの集団で、いい意味で妥協しない現場だったので、そういう雰囲気もきちんと作品に反映されています。それが結果として視聴者の皆さんに評価していただけたのかなと思っています

三浦:見てくれた人からの評判が本当によかったんです。吉田さんも自画自賛してましたけど、本当に役柄としてぴったりな感じがしました。オリジナル版の主人公を実際に見ていても(吉田さんに)顔がダブってくる感じがして。

永山:僕も周りにオリジナル版のファンがいて、撮影しているときも「どうなの?」という感じであおられたりはしていたんですけど(笑)、実際にオンエアが始まって見ていただいて、「すごく面白い」って言っていただきました。

滝藤:僕は自分の役が好きになりました。最初はあまり好きじゃなかったんですけど(笑)DVDでまた多くの方に見ていただいて、この先シーズン3、4とやっていきたいです。

光石:本当に楽しくて、このメンバーの中に入れていただいたことが幸せです。監督をはじめスタッフの皆さんがまた素晴らしいので。

波多野監督:最初に皆さんが集まった撮影初日からチームワークが瞬時にして出来上がって。「この皆さんでできてよかったな」と思いました。

吉田羊主演『コールドケース』キャストインタビュー

◆思い入れのあるエピソード、シーンは?

吉田:私は捜査一課の5人が集まってディスカッションするシーンがすごく好きでした。滝藤さんと光石さんは説明台詞も多くて大変だったと思うんですけど、難なくこなされて、そこに絢斗君が茶々を入れて、最後に三浦さんがキュッと締めるというバランスが絶妙に配置されたシーンが毎回繰り広げられていて。

三浦:(ユースケ・サンタマリアがゲストで登場する)4話と、10話がものすごく面白かったですね。ユースケ・サンタマリアさんとは初めてだったんだけど、たぶんああいう人なんだろうなっていうくらい役にハマっていました(笑)

永山:捜査一課のシーンはカットを割らずに一連で撮影していたということもあったし、その台詞もけっこう難しいので、(撮影現場のビルに)向かう日は少しドキドキしながら現場に向かっていたのを覚えています。
波多野監督は、初日からチームワークが出来ていたとおっしゃっていましたけど、僕は最初はボロボロで…(笑)

滝藤:僕はやっぱり5人のチームワークですね。逆に居心地が良すぎて、緊張感を持たないとなと思っていたくらいです。

吉田:一連で撮るっていう緊張感がちょうどよかったよね。

滝藤:それです(笑)

全員:(笑)

吉田羊主演『コールドケース』キャストインタビュー

◆光石さんは撮影終了後、“コールドケースロス”とおっしゃっていましたね。

光石:もちろんこのチームワークもそうだし、スタッフの皆さんと本当に仲良くなったので。DVDを見ていただきたいのは6話。戦後の話なのでフィルムで撮影したり、当時の衣裳や美術を準備するなど色々な作業が大変だったんです。

波多野監督:事件を解決していくのを見るのも面白いと思うんですけど、捜査一課のメンバーのちょっとした歴史が少しずつ垣間見えていくので、そこをDVDで一気に見ていただくと、「こういう過去があるんだな」というのがより分かりやすいと思います。

◆そして、ついにシーズン2の制作が決定しました。続編が決まったときの気持ちと期待したいことを教えてください。

吉田:本当に大好きな作品なので、続編が決まってうれしかったです。オリジナルはシーズン7までありますので、「そこまで続けたいな」という期待を持っています。
シーズン1では百合の過去が描かれているんですけど、他のメンバーの過去がまだ深く描かれていないので、そういうところがシーズン2で描かれたらうれしいです。

三浦:1人ひとりの個性がもっと際立ってくるといいかなと思います。それと挿入歌、その時代に合った音楽を使っているんですけど、もっと日本の音楽が使われると面白いかな。

◆シーズン2が決まったときの気持ちはいかがですか?

三浦:やはり緊張感のある現場なので、「また始まるのか」と。みんなが集まるシーンは事件の説明ばかりなんですけど、そういったシーンだからこそそれぞれの性格がさらに際立つといいなって思っています。

永山:とてもうれしかったんですけど…シーズン1では少し固くなっていて、頭で考えすぎていたなっていうのがすごくあって。本当に皆さんの胸を借りつつっていう感じだったので、シーズン2はもう少し肩の力を抜いていろいろできたらいいなと思います。

吉田羊主演『コールドケース』キャストインタビュー

◆滝藤さんはシャワーシーンをやりたいとおっしゃっていましたね。

光石:いいじゃん!

全員:(笑)

滝藤:体を鍛えてるので、ぜひシャワーシーンを(笑)。あと、ボクシングを始めたから格闘技シーンをやりたいです。

光石:僕はシーズン1の番宣を撮った時に、緊張しすぎて「コールドゲーム」って大声で言ってしまい…(笑)。
「もうシーズン2は俺だけいない4人のチームになってるな」って思ってたんですけど、こうやって呼んでいただいて幸せに思っています。
シーズン1のメンバーやスタッフとまた会えるっていうのが本当に楽しみで仕方ないです。

波多野監督:シーズン2では、皆さんに「自分はこういう人生を生きてきたのか」という会話がちょいちょいあります。やっとホームに戻って来たな、という感じがしているので、次はシーズン1とは違う新しいものをチームみんなで創り上げられればいいなと思っています。

◆皆さんから波多野監督に要望はありますか?

吉田:一連で撮影する、ワンカットのシーンを増やしてほしいです。臨場感があっていいですよね。

三浦:僕はなるべくカットを割ってほしい(笑)

全員:(笑)

三浦:自分の番になるとものすごく緊張するんですよ。割ってほしいなあ(笑)

永山:要望はないですけど…僕もちょっと割ってほしい(笑)

◆滝藤さんはシャワーシーン以外には?

滝藤:僕は一連のほうがいいかな。

光石:僕はどっちでも。ワンカットだろうがカットを割ろうが、そのときどきで監督に「ですよね~!」って(笑)

全員:(笑)

吉田羊主演『コールドケース』キャストインタビュー

◆吉田さんは本作が連続ドラマ初主演作ですが、いかがでしたか?また、吉田さんの座長ぶりはいかがでしたか?

吉田:作品に入る前にはプレッシャーを感じていたんですけど、現場に入るとここにいらっしゃる皆さんがストンと私をそこにいさせてくださったので、ノンストレスだったんです。シーズン2でもその居心地のよさをとても楽しみにしています。

滝藤:ご本人が無理してないように見えてるからね。無理してたのかもしれないですけど(笑)

吉田:無理してないんですよ(笑)

滝藤:とてもすてきでしたよ。今まで何度も仕事をご一緒させてもらっているので、ああ、羊さんあんなとこ(主演に)行っちゃったな…って(笑)。僕が主役をやる時が来たら…

三浦:ふっふっふ(笑)

滝藤:何で笑ったんですか!(笑)

全員:(笑)

滝藤:そういう時が来たら、羊さんのように無理せずいつも笑顔でいたいなと思います。

永山:本当にメンバーそれぞれが好きなように時間をすごしていたんです。無理してしゃべるみたいなこともなかったですし。吉田さんはその中心にいてくれているなっていうのは感じがして、凄くありがたかったです。

三浦:座長ってどうしても舞台の感じがして、映像の場合はあんまり関係ないかな。座長としてっていうよりは、主役として周りの人間が気を使わないでいられるっていうのは、やっぱり素晴らしいことだと思います。僕が若いころは、すごく気を使う人がいたので(笑)

全員:(笑)

三浦:(気を使う人がいると)現場の雰囲気が変わっちゃうんだよね。そういうことがないっていうのは素晴らしいことだと思います。

光石:自然に現場にたたずんでいらして、スタッフの方とも常にフラットに話すんです。もちろん僕らに対してももちろんそうですけど。そのへんがやっぱりものすごくいいなと思っていました。

波多野監督:現場の空気がナチュラルになるっていうか、みんながやりやすいというか、一定の気持ちを保ちながらできるようにしてくれましたね。

◆それでは最後に、吉田さんからブルーレイ・DVDをご覧になる方へのメッセージをお願いします。

吉田:オリジナル版のファンの方は、オリジナルの世界観が損なわれるんじゃないかと心配だと思うんですが、オリジナルの世界観を踏襲しつつ、それに加えて日本人らしい“情”の部分も加えられた、日本で作る意味がある作品になっていると思います。
世界に誇れる、「日本でもこんなに素晴らしい作品が作れるんだ」っていう自負を持っています。ぜひブルーレイ・DVDでお楽しみいただきたいですし、シーズン2を前に、ぜひ予習をしていただきたいです。

 

■作品情報

『連続ドラマW  コールドケース ~真実の扉~』『連続ドラマW  コールドケース ~真実の扉~』
9月6日(水)ブルーレイ&DVD発売
DVDレンタル開始/デジタル配信開始

ブルーレイ コンプリート・ボックス(2枚組)
¥24,000+税

DVD コンプリート・ボックス(5枚組)
¥19,000+税

監督:波多野貴文(「SP」シリーズ、「連続ドラマW 翳りゆく夏」)
脚本:瀬々敬久(『64-ロクヨン- 前編/後編』)、吉田康弘(『旅立ちの島唄~十五の春~』)、蓬莱竜太(『ピンクとグレー』)、
林宏司(『ハゲタカ』)
音楽:村松崇継(『思い出のマーニー』)
出演:吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一、光石研/三浦友和

アメリカで2003~2010年にかけてシーズン7まで放送された人気シリーズ「コールドケース」を日本でドラマ化。日本版は神奈川を舞台に、主人公の刑事とそのチームが未解決事件、通称“コールドケース”の真相を解明していく姿を描く。

発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

©WOWOW/Warner Bros. International Television Production

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