• Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える

渡辺大知「常に現場を和ませるムロさんに支えられました」ドラマ24『Iターン』

渡辺大知「常に現場を和ませるムロさんに支えられました」ドラマ24『Iターン』

 現在放送中で、ムロツヨシ演じる主人公・狛江がひょんなことから岩切組組長・岩切(古田新太)の舎弟となり、サラリーマンとヤクザの二重生活を送ることになった日々を描く、ドラマ24『Iターン』(テレビ東京ほか)。狛江の部下で宣告社・阿修羅支店の営業マン柳直樹を演じる渡辺大知さんにインタビュー!

渡辺大知インタビュー

常に現場を和ませるムロさんに支えられました

◆渡辺さん演じる柳は、最初はやる気のない営業マンでしたが、回を追うごとに少しずつ支店長である狛江(ムロツヨシ)の影響もあり、仕事への意欲を見せ始めています。実際にムロツヨシさんとの撮影はいかがでしたか?

 上司と部下の関係なので、ムロツヨシさんと一緒に撮影することが多かったんですが、ムロさんは、常に現場を明るくしてくださるんです。タイトなスケジュールでの撮影だったので、どんどん過酷になっていって疲れているはずなのに、その素振りも見せず、僕と鈴木愛理ちゃんが何かアクションを起こすと必ずツッコむ。一番大変であろうムロさんが率先して現場を温めている姿を見て、頑張ろうと思えましたし、そんなムロさんに支えられた撮影期間でした。

◆役柄同様、引っ張ってくださっていたんですね。

 疲れてくると、なかなか周りのことを気遣えないのにすごいなと。それと同時に、ムロさん自身も撮影を楽しんでいたのが印象的でした。僕や(鈴木)愛理ちゃんがアドリブや何かアクションをすると、カットがかかった後に「今の良かったね!」って言ってくださるんです。いい瞬間、いいシーンにしたいという思いから声をかけてくださったと思うので、すごくうれしかったですし、撮影でアドリブが必要だと思ったら、ムロさんを筆頭に僕たちもバンバン盛り込んでいました(笑)。

◆撮影で印象的だった出来事はありますか?

 撮影場所の近くで、気になるお店を見つけて現場で話していたんですが、ある空き時間に、そのお店にマネージャーさんと並びに行ったら、僕たちの目の前がムロさんで(笑)。実は、ムロさんも気になっていたらしく、その時に初めてムロさんと食事しました。あれはびっくりしましたね、こんな偶然があるんだ!って(笑)。いろんなお話をしながら楽しく食事しました。

渡辺大知インタビュー

◆演じる柳について、撮影前と撮影後で印象に変化はありましたか?

 台本を読んで、自分なりに考えていったキャラクター像はあったんです。もう少しチャラついているけど、ゆとりっぽくふわふわっとしているような。でも、撮影の初日に内田(英治)監督から「よくいる“ゆとり系サラリーマン”にしたくない」と言われて、そこから監督と「もう少し人間味やかわいげが欲しい」「誇張しすぎなぐらいでも大丈夫かも?」など、柳を作り上げました。このドラマにしかいない飛び道具的な部分もあるキャラクターになったと思います。

◆そんな柳の好きな部分はありますか?

 イジりたくなるようなかわいげがあるところですね。彼のやる気のなさや態度って、周りをいらつかせちゃうと思うんですが、逆にそこが憎めないところでもあるし、本当は純粋な人だと思うんです。その部分を見たいがために、彼を褒めまくって「やめてくださいよ~」って照れさせて困らせたいです(笑)。

◆物語も後半に入りました!今後の見どころを教えてください。

 1話から見ていただいた方はご存知だと思いますが、とにかく登場人物たちが個性的で濃い! こわもての人たちもたくさんいますが、どことなくかわいげがある人たちばかりで、それがこの作品全体のトーンに関係していると思います。今後、そんな登場人物たちの意外な部分も見られると思います。柳自身も、狛江さんの背中を見て少しずつ人としても営業マンとして成長していきます。今までも好きな人のために頑張る姿や、熱く感情をこめて歌うシーンと、柳のいろんな引き出しを開けてきました。今後も回を追うごとに柳の知られざる一面が垣間見られますし、僕自身も彼のかわいい部分も出せるように頑張りましたので、最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。

渡辺大知インタビュー

◆渡辺さんご自身、狛江のようにターニングポイントになった出来事はありますか?

 昨年、自分がやっていたバンド(黒猫チェルシー)が活動休止しまして。それまで、バンドという一つの社会の中で生きていた感じがあったんですが、そこから一人で飛び出して、逃げる場所がない中で活動するのは、すごく刺激的です。バンドをやっていると毎回、どんな仕事をしていても帰る場所があるというか、安心する場所があったんです。それが今はほぼないという状態での活動は、自分のことを試されている感じがするんです。でも、『Iターン』もそうですが、作品作りでは、ほかの共演者の方たちから刺激をもらいながら、また自分も皆さんの刺激になれるような存在になりたいなと思いながら、楽しみながら活動させてもらっています。そういう意味では、なんとなく狛江さんと共通する部分はあるのかな…。

◆狛江の気持ちに共感できる部分はありますか?

 ん~。狛江さんは受動的に修羅の道に放り込まれてしまいましたが、僕は自ら修羅の道を歩んでいる感じはあるかも(笑)。わりと僕自身は風来坊な気質というか、荒波を楽しめるタイプなので。先ほど言った、バンドが帰る場所とすれば、今の僕は旅人のような気持ち。旅人としていろんな土地を転々として、そこでいろんな方と出会い刺激をもらって、自分もその土地にお返しすることもあって…という気持ちで楽しんでいます。新しい道を切り開きながら、俳優としていい作品を作って、その経験がまたバンドに戻った時にいい刺激になったらと思います。

■PROFILE

●わたなべ・だいち…1990年8月8日生まれ。兵庫県出身。2007年にロックバンド・黒猫チェルシーを結成し、2010年にメジャーデビュー(現在は活動休止)。現在、『Iターン』のほかに、『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)に出演中。映画「見えない目撃者」(9月公開)、「ブルーアワーにぶっ飛ばす」(10月11日公開)、「私は光をにぎっている」(2019年公開)、舞台「ねじまき鳥クロニクル」(2020年上演)が控えている。

公式サイト:https://daichiwatanabe.com/
Twitter:@And0808

■ドラマ情報

ドラマ24『Iターン』

ドラマ24『Iターン』
テレビ東京ほか 毎週(金)深0・12~0・52
※テレビ大阪のみ 翌週(月)深0・12

©「Iターン」製作委員会

●photo/中村圭吾 text/宮西由加

  • Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える