『神様のカルテ』原作者・夏川草介インタビュー「福士さんが演じる変人・一止が楽しみです」

特集・インタビュー
2021年02月15日

『神様のカルテ』原作者・夏川草介インタビュー

2月15日(月)からスタートする福士蒼汰さん主演のスペシャルドラマ『神様のカルテ』(テレビ東京系)の原作者で、現役の医師・夏川草介さんにインタビュー。「人間の美しい面や清らかでかっこいい面を描きたい」と作品に込めた思いや、主人公・一止を演じる福士さんの印象などを伺いました。

◆本作は福士蒼汰さんが主演となりますが、周りの反響はいかがでしたか?

『神様のカルテ』の主人公・一止は私がモデルではないと常々言っているんですが、周りの看護師たちはきっと一止と私を重ねて見てくると思うんです。放送が始まったら確実に彼女たちから“さまざまなこと”を言われるはずなので、今から心構えをしています(笑)。

◆福士さんにお会いした印象はいかがでしたか?

背が高くてかっこいい人でしたね。撮影の合間だったのでそんなに多く話をしたわけではないですが、「コロナで大変な時期ですが頑張ってください」と言葉をかけていただきました。こんなにかっこいい方が、どのように変人・一止を演じてくださるのか、今からとても楽しみにしています。

◆ドラマ化の話を聞いた時のお気持ちを教えてください。

第1巻を書いたのはもう10年以上になりますから、これだけ長い期間がたって、2時間×4回というこれだけ大きなボリュームでやっていただけるということを聞いた時はうれしかったですね。書き続けてきて良かったです。

◆ドラマの脚本は事前に読まれましたか?

はい、読ませていただきました。映画化された時は完成した作品を見て純粋に楽しませていただいたんですが、今回はちゃんと脚本を読ませていただいて。とても面白かったです。よくこんな面白い文章を考えたなと。

◆具体的にはどんな部分でしょうか?

私が作品を書くときに一番重要視しているものの中の1つにユーモア感覚があるのですが、今回のドラマではそのユーモアと医療をテーマにしたシリアスな部分のバランスがとても良くて。私が原作で描きたかった雰囲気を上手にドラマ化してくれるんじゃないかと思いました。

  1. 1
  2. 2
  3. 3