w-inds.インタビュー「20周年だけど気持ちはデビュー当時のまま。チャレンジをやめずに進化し続けたい」

特集・インタビュー
2021年03月13日

:いやいや、僕はただ思ったことを素直に言ってただけなんですけどね。逆に涼平君は気持ちを押し殺すのがうまいというか。

千葉:こういうことを言ったらどうなんだろうって相手を気にしてしまう部分もあったけど、それ以上に「まぁいっか」って気持ちが強かったからかな。

:涼平君の“まぁいっか”精神、僕は好きですね(笑)。だからこそ、うまくやれた部分があったと思うし。だって、僕みたいな人間がもう一人いたとしたら、常に殴り合いになっちゃいますから(笑)。

千葉:そう考えると絶妙なバランスだよね。

:もちろんお互いを認め合ってるんだけど、いい意味で深く入り込みすぎないという。

千葉:ちゃんと距離感が保たれてるのが良かったよね。

:結構僕は涼平君に対して「もっとこうしたほうがいい」とかズバズバ言っちゃうんだけど、涼平君は僕が作ってきた曲とかに対しても常に「いいね!」って褒めてくれるから、もしかして涼平君は僕に対して我慢している部分があるのかなって思ったり…。僕としてはダメ出しもしてほしいし、言い合いたいんだけどね。

千葉:そうなの? そもそもお互いのスタイルやいい部分が違うから、我慢は一切してないよ。僕の性格的に自分は自分って考え方だからさ。

:そんな中で僕は涼平君に自分の考えを押し付けちゃってるっていう(笑)。

千葉:いやいや、むしろ僕としては慶太のそういう部分を前向きに捉えているし、惜しみなく自分のスキルを共有してくれるのは、慶太の好きなところだなって。楽曲のレコーディングやディレクションは慶太がやってくれるんですけど、そういう時にいつも具体的なアドバイスをくれるのでありがたみを感じています。

:細かいところまで言うからね。

千葉:そのおかげで僕自身もすごく理解しやすいし、レコーディングをするたびに、「あっ、また歌がうまくなれそう」って思える(笑)。何より慶太自身がうまいからいいお手本になるし、説得力があるんですよね。

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