初代美笑女グランプリ・高野渚インタビュー「一歩を踏み出して吉本に入れて良かった」

特集・インタビュー
2021年04月26日

◆まさかの答えだったんですね(笑)。グランプリを受賞されてから1年半ほどたちますが、あらためてこれまでを振り返っていかがですか?

最初のころは、現場に行っても「ドライ」や「テスト」などの専門用語が全く分からなくて。周りの人たちに教えてもらいながら覚えていったのですが、とにかくついていくことだけで精いっぱいでした。でも、最近はいろいろな作品に出演させていただく中で、以前と比べると少しずつ慣れてきて、楽しみながらお仕事ができるようになりました。正直まだ全く余裕はありませんし、勉強途中ではありますが、少しずつ知識がついてきた分、全力を出し切れるようになったなと思います。

◆最近では大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合ほか)にも出演。現場の雰囲気や演じた感想を教えてください。

関わっている人の数がとにかく多くて、セットが豪華だなという印象がありました。私は徳川慶喜(草彅剛)の側近である平岡円四郎(堤真一)の妻・平岡やす(木村佳乃)に仕える女中の役を演じさせていただいたのですが、特に一連の所作が難しかったです。普段着る機会のない着物を着てお芝居をするというだけでも大変だったのですが、おぼんを持ったまましゃがんだり、お茶を出したりと慣れない動きをスムーズに行わなければならなかったので、家では浴衣を着てひたすら練習を繰り返しました。普段使わない筋肉を使うので筋肉痛にもなりましたが、今は少しずつ身についてきたのではないかと思います。

◆女優としてだけでなく、バラエティ番組でも活躍されていますが、普段よく見る番組は?

バラエティが圧倒的に多いです。特に好きな番組は千鳥さんが出演している番組と、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)。最近では『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)も、深夜番組ならではのディープさがあって好きですね。

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