塚地武雅インタビュー「“笑うってええな”と感じていただきたいです」『おちょやん』

特集・インタビュー
2021年04月28日

現在放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合ほか)で、漫才師・花車当郎(はなぐるま あたろう)役を演じる塚地武雅さん。戦時中、防空壕で偶然出会った千代(杉咲花)が忘れられず、のちに出演が決まったラジオドラマ『お父さんはお人好し』で、自分の相手役は千代がいいと強く主張。その甲斐あって作品は好評を博し、「女優・竹井千代」復活の一手を担うこととなる重要な人物だ。

「このご時世だからこそ、お茶の間が楽しくなるような役を担いたい」など、当郎役に込める思いを切々と語る塚地さんだが、最後は「当郎がバズるくらいがんばります(笑)」とこちらを笑わせることも忘れない。

塚地武雅インタビュー

◆『おちょやん』に出演することが決まったときの感想を教えてください。

芸人でありつつも、役者さんでもある役どころなので、自分に通ずるところも感じました。こんなありがたい役はないので、全力で臨みました。

◆ご自身の役柄についての印象は?

ラジオドラマでのシーンでは、「面白い! 楽しい!」 ということが視聴者のみなさんに伝わって、「笑うってええな」と感じていただきたいです。特に、このご時世だからこそ、お茶の間が楽しくなるような役を担えたらなと思っています。
千代は本当に応援したくなる人物で、それでいて気さくで明るい。チャキチャキしたテンポで話しているのが小気味いいですし楽しい人物なので、その人に関われて、なおかつ影響を与える役をさせてもらえるのはうれしいです。

◆収録に参加されてみて、現場の印象はいかがですか?

最初の撮影が、防空壕の中で千代と漫才のようなやりとりをするシーンでしたが、読み合わせの時から杉咲さんは言い方やテンポなどどうすれば面白くなるかをしっかりわかっていたので、掛け合いも楽しくできて。
現場には僕は後から入ってきたわけですが、杉咲さんと成田(凌)君が話している様子は役柄同様というか、役柄よりもさらににこやかで楽しそうで、いい空気でやっているのがすぐにわかりました。

◆放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

こういった人たちがいたから今のお笑いがあるんだな、喜劇やお芝居があるんだなと思ってもらえたらうれしいです。そして、当郎がバズるくらいがんばります(笑)。

番組情報

連続テレビ小説『おちょやん』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

WEB

番組公式HP:https://www.nhk.or.jp/ochoyan/
番組公式Twitter:https://twitter.com/asadora_bk_nhk

この記事の写真

©NHK