辻元舞×光宗薫インタビュー『プレバト!!』芸術査定で才能光る2人が語る創作への想い

特集・インタビュー
2021年04月29日

◆お2人は、題材が決められてランダムで選ぶものと、テーマが決まっていて題材を自分で考えるものとでは、どちらが描きやすいでしょうか?

辻元:私は、お題を出されたほうが描きやすいですね。お題から考えながらやるほうがすごく丁寧に描けるんです。描いていて楽しいのは、自分でデザインするものですね。自分で考えながらの場合は、結構いろんなところをはしょってしまったりするんです。

光宗:え、あれではしょってるんですか!? 黒板アートとか、そんなふうには見えなかったですけど…。

辻元:傘にもう少しグラデーションを入れればよかったなと思ったり…。やっている最中は少しでも楽をしたいから、全部一緒に塗ってしまったりするんですけどね(笑)。

光宗:普段は、自分で考えて描くことしかしないので…。題材があるのとないのとでは、頭の使う部分が違うので、何かを見て描く分には、映画を流しながら描けちゃうぐらい、作業に近い感じなんです。ですが、考えて描くとなると、考える想像のほうを使うので、そこを集中して考えないと進まないところがあるんです。だから、辻元さんと同じで、考えて描くほうが楽しいですね。ただ完成した時の答え合わせというか、自分がどれくらいできたかっていうのは、自分で考えるほうは未知数なので、終わってからもこれでいいのかと悩むこともあります。

辻元:やめ時が分からないですよね。

光宗:なので、査定をしていただく上では、見ながら描くっていうほうが、自分でも採点ができるから、やりやすいかもしれないですね。

◆黒板アート査定(3月25日放送)は特に終わりがなかったのではないでしょうか?

光宗:実は、最後まで描き切れなかったところもありました。

辻元:え!

光宗:28時間かかったんですが…でも、辻元さんはどうでしたか?

辻元:私はもう気力の限界がきて、よし終わりって感じでした。こだわればいくらでもできたと思うんですが、もう「限界!」って思って(笑)。

光宗:でも、そうしないと、終われないですよね。

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