降幡愛インタビュー「とても真摯に向き合えるいい番組になった」『降幡愛のA面/B面』

特集・インタビュー
2021年06月17日

声優・歌手として活躍する降幡愛さんがさまざまなことに挑戦する、ダンスあり、歌あり、トークあり、ムチャブリあり!? のバラエティ番組『降幡愛のA面/B面』が6月24日(木)にスタート。収録の合間に降幡愛さんに、収録の感想や、番組のコンセプトでもある “80年代の音楽”についてなどをお伺いしました。

◆番組が決まった時の感想を教えてください。

スタッフチームの方が別の番組でご一緒していた方々で、「いつか一緒にできればいいですね」とおっしゃってくれていたのが、こんなに早く実現したことに驚きました。また、こんなに大きな形でお話を頂けて、また楽しいチームの皆さんとご一緒できるので、私自身もすごくワクワクしています。

◆降幡さんがお好きだという80年代の音楽が番組のコンセプトになっています。

いいところついてくるじゃん!って思いました(笑)。声優として活動しているのと並行して、昨年歌手としてもデビューしたこのタイミングで、今回ダンスチャンネルさんで番組という形で発信できるのがすごくありがたいです。好きとは言いつつも、知らない分野や、もっと掘り下げたいところがあったので、自分も学べるし、視聴者の皆さんも楽しんでいただける番組になるんじゃないかなと思います。

◆80年代の音楽を好きになったきっかけは何でしょうか?

再放送で見たテレビアニメの主題歌や、歌番組で流れているものからもあるんですけど、2年前に岡村靖幸さんに出会ってから、とても80年代の音楽を好きになって。自分がアーティスト活動するというタイミングと重なって掘り下げていった感じです。

◆今回の収録では、早見優さん(#1、#2)や振付師・三浦亨さん(#3、#4)が登場されました。

テレビで見ていた方たちとお会いしたので、不思議な感じですけど、やっぱり皆さんプロだし、人間性といいますか、素晴らしい方たちだなと肌で感じました。すごく刺激的だなと思います。

◆三浦さんには、振りを付けていただいていていましたが、実際踊ってみていかがでしたか?

振りにも1つひとつ意味があることもそうなんですけど、いわゆる三浦先生節みたいなものがあって。これまでいろんな振付師の方にお会いしましたが、皆さんポリシーがありますし、なおかつ私自身に合わせてくださっている感じがあって。三浦先生とは、今回初めてお会いしたんですけど、初めて会った気がしなかったですし、とても溶け込める感じでした。三浦先生がとても話しやすい空間を作ってくださって。でも、お話をしている時と振付の時とでは顔つきが全く違ったのも「わぁ!すごい」と思いましたし、あの短時間でいろんなことを吸収できました。脚の魅せ方だったり、私のクセだったりも先生は分かってらっしゃっていて、すごいのひと言です。私、もっとくだけた番組かと思っていたんですが、とても真摯に向き合えるいい番組になりました。

◆三浦先生のダンスは、今後の活動にも生きてきそうですね。

めちゃくちゃ生きてくると思いますし、三浦先生も「声かけてね」と言ってくださって。とてもいい出会いで、次につなげられるなと、ポジティブに思っています。

◆降幡さんが活動されていく上で大切にされていることは何でしょうか?

全力で何事も楽しむことです。楽しむためには、練習が必要というか。緊張しいということもあって、緊張するってことは本番までの練習不足だなと思っているんです。なので、本番全力で楽しむための練習をしっかりしないといけないなって思うのと。また、からだ全体を使って、全身全霊で楽しむっていうことはお仕事としてのモットーとしています。

◆収録中も立ち上がってダンスをされていましたね。

三浦先生のことを調べて、失礼のないようにって、いろいろ考えたりしていたんですけど、通じ合うところとかあって。先ほどのダンスの振り落としも本当に楽しかったです。

◆いろいろ調べられたということですが、お聞きしたかったことは全部お話できましたか?

それが聞けなかったんですよ…(苦笑)。三浦先生には中森明菜さんの「十戒」のことをお聞きしたかったんですけど、力を抜いてやってらっしゃったということで聞けず…。力を入れてやったけど、世に出なかった曲も多いっていうのをおっしゃられていたので、もし番組が続いて第2弾があれば、三浦先生にそこを深く掘り下げて聞きたいです。それこそメディアに出ているところだけでなく、B面なウラのところをお話したいなと思いました。

◆早見さんとはいかがですか?

アイドル時代の映像や、歌番組の再放送で見ていましたけど、ママさんタレントというイメージがあって。現在も第一線で活躍されていて、芸能以外のところでも自分の好きなことをやられているっていうのを知って。そういうスタンスについてお伺いしたいと思っています。

◆降幡さんご自身の“オモテ”と“ウラ”を教えてください。

仕事をする時は、ベタですけど香水を振ってスイッチを入れるのがルーティンというか、おまじないでやっています。妹からもらった香水をつけたらちょっといいことあるなって思い始めてからつけるようにしてるんですけど、それは仕事前に必ずしていることですね。今日も朝に振りましたし、なんならさっきも振りました(笑)。

◆オフはいかがですか?

役柄で見られてしまったり、背が低いっていうのもあって、結構幼い印象を持たれるんです。ですが、実際は姉で長女でもあって、妹大好きみたいな感じなんです。今も妹、弟のきょうだい3人暮らしで、かれこれ34年住んでいて。本当にきょうだいが好きで、休日はきょうだいと過ごすことが多いです。

◆コロナ禍でおうち時間が増えて、さらに家族の絆も強くなったりしましたか?

同じ食卓の時間も増えたというのもあって、けんかがなくなりました! あと、男の子も一緒に住んでいるので、「3人暮らしんなんだ!」って周りからはびっくりされますね。

◆最後に番組の見どころをお願いいたします。

80年代当時のアイドルの方や当時の振付師の方から、今では考えられないようなウラの話が出てきます。今だとコンプライアンスとか、コロナ禍もあって、抑制されちゃうのが令和になって思うことで。景気が良かった時代の背景を知った上で、若者や今生きている人たちがこれからどういうふうに動いていけばいいのかみたいな、そういうところを皆さんに感じてもらえたらいいなと思います。私もゆとり世代で、競ってこなかったので、今お話を聞いていると、プロとアマの違いが余計に出るなと思いました。そして声優としての活動や、イベントでの私を支えてくださっているファンの方はもちろん、私を知らない方でも楽しんでもらえるような内容になっています。全力で楽しむっていう意味で言うと、ウラオモテない本気の自分っていう表情も見ていただけると思います。そして番組ナレーションは、同じAqoursのメンバーでもあり、友人でもある小宮有紗さんが声を当ててくれているので、そういったところも注目していただけるとうれしいです。

PROFILE

降幡愛
●ふりはた・あい…219日生まれ。長野県出身。B型。アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』黒澤ルビィ役で本格声優デビュー。同作品のスクールアイドルグループAqoursのメンバーとして活動するほか、20209月にミニアルバム『Moonrise』で歌手デビューも。 

 

番組紹介

『降幡愛のA面/B面』
2021624日スタート
ダンスチャンネル 隔週(木)後1130

Amazon Prime Videoチャンネル「ダンスチャンネル オンデマンド」でも配信予定
https://www.amazon.co.jp/channels/dancech

番組HPhttps://www.dance-ch.jp/all/furihata_ai.html

 

©降幡愛のA面/B