明日ついに最終回!『リコカツ』北川景子インタビュー「ラストシーンまで、2人がどうなるか楽しみにしてください!」

特集・インタビュー
2021年06月17日

◆瑛太さんと作り上げていったシーンですね。

泣くはずじゃなかったシーンで泣くこともありました。区役所の前で「離婚届を出したところだ」って言われて咲が泣いて…っていうシーンも、あそこまでドラマチックになるとは思わなくて。お互い手を離したくないっていうのも、やってみて生まれたものでした。台本だとサラリと書かれてるシーンが、瑛太さんと実際にやると“あ、ここがドラマチックなんだ”って分かるんです。2人で「ここは言葉はいらないよね」って思った時は、せりふもナシになったりして。そういう提案は、いつも瑛太さんがしてくださってました。

◆ご主人のDAIGOさんのツイートも話題になっていますが、ご家族の反応はいかがですか?

家族も楽しんで見てくれていましたね。特に母は「宮崎美子さんや三石琴乃さんに共感できる」って言ってました。老若男女問わず、登場人物の誰かに自分を重ね合わせることができるのがこの作品のいいところなんだろうな~と感じていました。

◆胸キュンシーンの反響も大きかったですが、実感は? ご自身がキュンとするシーンはありましたか?

現場では、“ここは胸キュンさせるシーンだよね”という意識はあまりなくて。そこを狙って作っていた作品でもないですし。個人的に、瑛太さんと私の身長差がいいって言われてるのが「そうなんだ~!」って意外でした。3組の離婚を考えてる家族のホームドラマがベースにあって、そこにちょっとラブコメが散りばめられてる…ぐらいに考えていて、完全に“胸キュン”というふうには思っていなかったのでビックリしましたね。

◆北川さんがお気に入りのシーンはありましたか?

好きなシーンで言うと、3話で旅館に行って雨が降ってる中、咲と紘一が会話するんですけど。「雨宿りをしてるのかも」っていうせりふが好きでした。意外と2人が初めてちゃんと本質的な部分を見せ合った場面という感じがして。あと、貴也(高橋光臣)が傘をパーンって投げるシーンがすごく好きでした。「結婚を前提にやり直さないか」っていう、7話ですかね。そこは王道でトレンディーなシーンになったなって思います。私、貴也推し…というと失礼かもしれませんが、最後まで“貴也って人間的に問題ないよな”と思いながらやっていました。でも、咲は結構失礼なことをしてるんですよね。「あなたとは付き合えない」って言ってるのに、お姉ちゃんとかお母さんの案件はやってもらってて(笑)。そういう意味でも、貴也はすごく心が広いですよね。

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