鈴木福「言葉として表現するならヒーローとは『この物語』って感じかな(笑)」映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』

特集・インタビュー
2021年07月22日

◆「仮面ライダーセイバー」と「機界戦隊ゼンカイジャー」、それぞれの作品の魅力はどんなところだと思いますか?

「仮面ライダーセイバー」はたくさん仮面ライダーが登場して、一人ひとりに物語があり、それぞれキャラも強いところ。そして剣で戦う「仮面ライダー」はいるけれど、ベルトの剣を抜いて変身する「仮面ライダー」はいなかったと思うので、そこもすごいと思っています。「ゼンカイジャー」は見ていて元気が出るようなキラキラした感じの作品。過去のいろんなスーパー戦隊が出てきて、その解説もしてくれるので、面白いと思いながら見ています。

◆もし自分で「仮面ライダー」をプロデュースするならどんなモチーフにしたいですか?

小学3、4年生まで「仮面ライダーピザ」…ピザライダーというのを考えました。ピザで変身して、ピザの具材で戦うんです。でも大きくなってダサイなってことに気がついて(笑)。

◆面白い! 思いついたきっかけは覚えてます?

ピザが大好きで(笑)。単純に好きなものを合わせちゃえ! って発想です。小さいころ、ピザ屋さんになりたくて、なぜかというとバイクに乗りたいから。だったら「仮面ライダー」もバイクに乗るし、“ピザライダー”っていいよねと。ガチャンとピザを入れたら、ぐるるるんってピザが回ってカッターで切れるピザカッターとか、ピザ手裏剣とか考えました。ソーセージパンチ! っていうのもあったな。その後、星座で変身する仮面ライダーいいなって考えました。いろいろ構想はあったんです。でも最近は現実的になってしまって、全然思い浮かばない(笑)。

◆子供のころと今、「仮面ライダー」と「スーパー戦隊」の見方は変わりました?

子供のころは戦うシーンやバイクに乗るシーンを単純にカッコいいと思って見ていましたが、今はドラマとして面白いと感じるようになりました。今回の映画も前半はわちゃわちゃしている感じだけど、後半はドラマが濃くなっていきます。作品の伝えたいものがはっきり出てくるシーンもあって、感動する脚本になっていたので、そこがうまく表現できていればいいなって思いながら演じました。もちろん小さい子供たちも「ヒーローがこんなに集まって戦うんだ!」って楽しめると思います。

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