加藤諒インタビュー「『パタリロ!』にはギャグの中に争いごとや恋愛要素もあり、僕らが生きる現実世界と通ずるところが魅力」

特集・インタビュー
2021年08月16日

◆最後に、放送を楽しみにされている方にメッセージをお願いします!

『パタリロ!』は原作も舞台も映画もギャグ要素の高い作品で、そうした中にいろんな争いごとや恋愛要素がたくさん盛り込まれています。もちろん、全て架空のお話ですが、僕らが生きる現実世界と通ずるところがある。ですので、パタリロが繰り出すドタバタにおなかを抱えて笑ってもらいつつ、戦争のことや同性愛のことなどについても、少し目を向けていただく機会になってもらえるとうれしいなと思います。また、作中にはいろんなキャラクターが登場し、みんながみんなパタリロに振り回されていきますので(笑)、皆さんもマリネラ王国の国民の一人になった気分で見ていただければ、より一層楽しめると思いますよ。

PROFILE

加藤 諒
●かとう・りょう…1990年213日生まれ。静岡県出身。2000年、『あっぱれさんま大先生』でデビュー。大学では舞台を学び、野田秀樹に師事。2010年にはNODAMAP『ザ・キャラクター』にも出演。その後も舞台『押忍!!ふんどし部!』、『人間風車』、『真夏の夜の夢』など多くの話題作に出演。現在、映画『老後の資金がありません!』の公開が控えている。

作品情報

舞台「『パタリロ!』~霧のロンドンエアポート~」
CS衛星劇場 2021年8月22日(日)後 8・15~

STAFFCAST
原作:「パタリロ!」魔夜峰央(白泉社刊)
脚本:池田テツヒロ
演出:小林顕作
出演:加藤諒、宇野結也、後藤大、川上将大、原嶋元久、田口司、佐川大樹、大久保樹、江本光輝、中田凌多、星豪毅、奥田夢叶、小沢道成、中村中

STORY
原作でも屈指の名作と呼ばれる「霧のロンドンエアポート」編を舞台化。MI6の新たな任務についたバンコラン。そのパートナーとは、かつての親友であり、先輩でもあるデミアン・ナイトだった。再会を喜ぶも、バンコランにはデミアンとの間に忘れたい記憶があった。バンコランの様子の変化に気づいたパタリロは2人の過去を探るべく、過去にタイムワープする…。

© 魔夜峰央/白泉社 © 舞台「パタリロ!」製作委員会

CS衛星劇場の8月22日(日)は「パタリロ!」の日! 午後1時30から舞台&劇場版&アニメの5作品を一挙放送!!

●text/倉田モトキ

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