ミラクルガール・中西悠綺 「ヤンジャン」グランプリに中国映画主演、吉本興業所属ときて、次はどんなミラクルを起こす!?

特集・インタビュー
2021年10月30日

中西悠綺インタビュー

◆話は戻りますが、18歳でアイドルグループを卒業したあと、台湾に留学されたそうですね?

はい。アイドルグループを卒業してしばらくは個人事務所という形で頑張っていたんですが、アジアで活躍できる女優を目指していたので、まずは中国語を話せるようになりたいと思って。台湾に行って語学学校に通い、3か月ほどで日常会話を話せるようになりました。

◆初めての海外生活はいかがでしたか?

海外で一人暮らしをするのが初めてだったので、やっぱり寂しかったです。でも思い返すと、台湾での生活は楽しかった記憶があります。中国語をマスターしたい気持ちがすごく強かったので、毎日少しずつ単語を覚えたり、徐々に話せるようになっていく自分がうれしくて。ホントに中国語のことばかり考えていて、少しずつ成長していく過程が楽しかったですね。

中西悠綺インタビュー

◆その後、北京や香港でもいろいろ学ばれたそうですね。

台湾で3か月くらい語学の勉強をして、そのあとは香港で武術アクションを学び、そこから北京の演劇大学に通って、そのあともう一回香港でアクションの勉強をしました。

◆中国で主演した映画が今年公開予定だそうですが、どういう経緯で中国映画に主演することになったんですか?

北京で中国映画を観ていた時、エンドロールに製作会社の名前が載っているのに気づいて。その会社名を書き出して一覧表を作って、自分で作ったプロフィールを持って1つひとつ1人で回ったんです。でも、中国映画の主演が決まったのは、それとはまた別のルートでミラクルが起きたのがきっかけで…。

◆どんなミラクルが?

母が、芸能とは関係のない仕事で中国に行った際、お世話になっていた通訳さんに「娘が中国で女優を目指している」という話をしたら、「じゃあ、娘さんのプロフィールを送ってください」とおっしゃってくれて。それでプロフィールを送ったら、その方は芸能関係のお仕事をされていたわけじゃないんですけど、いろんな製作会社に送ってくださったみたいで。それが主演の日本人女優を探している監督さんとプロデューサーさんの目に留まって、オーディションを受けさせてもらうことになったんです。

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