モモコグミカンパニー(BiSH)インタビュー「アロマキャンドルをたいて、クラシック音楽を聴きながら読書をしています」

特集・インタビュー
2022年03月10日

モモコグミカンパニー(BiSH)インタビュー

ルームウェアブランド「gelato pique(ジェラート ピケ)」が先日、「ジェラート ピケ×BiSH ホワイトデーキャンペーン特別インスタライブ」を配信。これに出演した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのモモコグミカンパニーさんに“ジェラピケ”の魅力や、プライベートの“自分時間”について聞きました。

◆まずは、同じBiSHのメンバーであるセントチヒロ・チッチさんとのインスタライブを終えての率直な感想を。

初めてチッチと2人でインスタライブをやるということで、ちょっとだけ緊張していたんです。でも、ジェラピケさんのモコモコしたパジャマを着せてもらったことで、とてもリラックスした気持ちでできました。得意な猫の鳴きマネをしたりして(笑)、すごく楽しかったです!

◆ジェラート ピケの印象を教えてください。

昔女子アナさんのようなキラキラ系一流女子が着ているブランド…昔はそんなちょっと敷居が高いイメージがありました。でも手に届きやすい商品もたくさんありますし、身に着けると温かくて心が開放的にもなる。そういう感じで、着るだけで自分の女子力が上がった気分にもなれるブランドだと思います。

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◆モモコさんとジェラート ピケとの出会いは?

昔、清掃員(BiSHファンの呼称)の方からジェラピケのヘアバンドを頂いたことがあったんです。そのモコモコさ加減や、手触りの良さがたまらなくて。それをきっかけに、ショップにパジャマを買いに行きました。とにかく温かくて、睡眠の質が上がったのを覚えています。

◆インスタライブで着用されたパウダー素材のカーディガンとパンツ、そしてスムーズィー素材の上下とヘアバンドの3点セットについてはどうでしたか?

どちらもニットなんですが、猫のイラストが入ったパウダー素材のカーディガンは見た目的にもめちゃめちゃかわいいし、猫好きにはたまらないなと! 私は猫を飼っていないんですけど、癒やされるのでパジャマとの相性は抜群だと思いました。3点セットの方は“女子がお風呂上がりにこれを着ていたら、マジでかわいいな”と思いましたし、“女子会とかで友達とおそろいにしたら、特別な夜になるんじゃないかな”といろんな妄想が膨らみました。

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◆3点セットは全4色(ラベンダー、ピンク、ミント、イエロー)ありますが、モモコさんがピンクを選んだ理由は?

今の髪色に合わせてピンク柄を選びました。衣装に合わせて髪色を変えることが多いんですけど。前は水色にしていたので、そのときだったら寒色系のラベンダーやミントを選んだかもしれませんね(笑)。どの色もかわいいので、気分に合わせて選んだら楽しいと思います。

◆ちなみに、寝る前の“自分時間”はどんなふうに過ごしていますか?

お風呂上がりにはアロマキャンドルをたいて、クラシック音楽を聴きながら、大好きな村上春樹さんの小説などの本を読んでいます。BGMに流すクラシックは、オーケストラとか壮大な感じの曲だと、そっちに持っていかれてしまうこともあるので(笑)、ピアノがメインの曲にしていますね。そんな時間を30分ぐらい過ごすことで、いい眠りにつくことができるんです。一日の中で一番好きな時間かもしれません。

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◆私服についても聞きたいのですが、何かこだわりはありますか?

めちゃめちゃガーリーにするか、めちゃめちゃボーイッシュにするか。気分に合わせて、両極端にするのが好きです。ボーイッシュなときはパーカーにスカジャンという感じですが、最近は髪色がピンクになったからか、ガーリー寄りで、フリフリの襟やリボンが付いているようなものが多いかもしれません。あと私は体が小さいので、お店で試着して自分に合ったものを買うようにしています。

◆さて、もうすぐホワイトデーです。先のインスタライブでは、チッチさんが「モモコは、私からのバレンタインプレゼントをもらうけど、ホワイトデーのお返しをくれない!」と言っていました。その理由は?

単純に忘れてしまうし、“返さなくてもチッチは怒らないだろう”という安心感があるからでしょうか(笑)。チッチはとにかくプレゼントが上手で、私だけでなくBiSHメンバーはみんなもらう専門です。でも誕生日プレゼントに関しては、メンバー同士いろいろとやりとりしています。昨年の私の誕生日、チッチは第1弾と第2弾に分けてプレゼントをくれました。私はチッチと趣味が違うこともあって、チッチの誕生日には洗剤や柔軟剤といった生活用品をプレゼントしました。

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◆モモコさんはBiSHの曲で数多くの作詞を手掛けていますが、3月にはいよいよ「御伽の国のみくる」で小説家デビューもするんですよね。

ありがとうございます。忙しい中で書くのに1年半ぐらいかかりましたし、今自分ができる全てを詰め込んだ小説になりました。自分の好きな服を着て“カワイイ”を追求するあまり、いろいろと苦しめられるメイド喫茶店で働く女の子の話です。かわいいのにちょっと不気味な装丁も楽しんでいただけると思います。

◆小説家以外にこの春、新たに挑戦してみたいことは?

昨年の夏ごろからずっとアルトサックスを習っているので、それをさらに頑張っていきたいです。あと、「御伽の国のみくる」の初回限定特典で、購入してくださった方全員にお返事をすることになっていて。頑張ろうと思っています!

◆BiSHとしては今年1月から楽曲を12か月連続リリース中で、3月2日には第3弾シングル「愛してると言ってくれ」をリリースしました。

今まで、BiSHでありそうでなかった王道中の王道といえるラブソングです。MVではメンバー全員が“彼氏目線BiSH”をやっていて、私は頭を撫でられています。最初は大丈夫だろうと思っていたんですが、いざやるとなるとスゴく恥ずかしくなってしまって。顔が真っ赤になって撮影が中断したほどです。今まで私たちをそういう目線で見たことのない人には、衝撃的で面白おかしい映像になっています(笑)。衣装も今までになかったようなフリフリな感じで、首からおなかにかけて赤いひもが巻き付いていたりしています。パンツルックが多かった今までと比べると、かわいすぎて…まだなかなか慣れないです(笑)。

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PROFILE

●モモコグミカンパニー…“楽器を持たないパンクバンド”BiSHの結成時からのメンバーで多くの楽曲の歌詞を手がける。読書や言葉を愛し、独特の価値観や世界観を持つ彼女が書く歌詞は、圧倒的な支持を集め、作詞家としての評価も高い。2018年3月に初の著書『目を合わせるということ』を上梓し、大ヒットを記録。2作目となるエッセイ本『君が夢にでてきたよ』は、クラウドファンディングで支持者と共に完成までの過程を公開するプロジェクトを立ち上げ、異例のベストセラーを記録した。2022年3月「御伽の国のみくる」にて待望の小説デビュー。

gelato piqueオフィシャルオンラインストア:gelatopique.com
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●photo/中田智章 text/くれい響