et-アンド-インタビュー「2023年はさらに大きなステージを目指したい」ドラマ『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』OPテーマ「恋のせい、」配信中

特集・インタビュー
2023年01月21日
et-アンド-
et-アンド-(左から)モラレスきあら、野島樺乃、栗本優音、山崎カノン

現在放送中の水ドラ25『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』(テレビ東京ほか 毎週水曜 深夜1時~)のオープニング主題歌「恋のせい、」を担当している女性ボーカルグループ、et-アンド-の野島樺乃さん、栗本優音さん、モラレスきあらさん、山崎カノンさんにインタビュー。楽曲の聞きどころやMV撮影エピソード、ドラマの内容にちなんだトークで、四者四様の個性的な掛け合いを繰り広げてくれました。

◆「春夏秋冬」をテーマに昨年3月から配信して来た全4部作のシングル。今回の「恋のせい、」はその締めくくりとなる冬の曲となります。

野島:前作「宵宵」のリリース直後から、冬の曲はどんな感じにしようみたいな話をしていて。そんな中で「恋のせい、」が上がってきたんです。

栗本:冬と言えばバラードのイメージが強いと思うんですけど、それをいい意味で裏切った楽曲というか。et-アンド-らしい冬曲になりそうだなと感じました。

モラレス:今までに聞いたことのない言葉遣いの歌詞が印象的で。ちゃんと心に落とし込んで歌わないといけないなと思いました。

山崎:この曲のどこに冬があるんだろうと思う方もいるかもしれないですけど、歌詞の中に「カキ(Oyster)」が登場するので。カキと言えば冬が旬ですし、立派な冬の曲です(笑)。

et-アンド- 野島樺乃
et-アンド- 野島樺乃

◆今回の楽曲は80年代ディスコサウンドですが、当時まだ生まれていない皆さんにとって80年代の音楽にどんなイメージがありますか?

野島:派手なイメージがありますね。荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」とか。

山崎:ずっとキビキビ動きながら踊っている、みたいな。

モラレス:だからなのか、思わずマネしたくなる振り付けが多いです。

野島:実際、TikTokにも80年代の楽曲で「踊ってみた」動画をアップしている人も多いですし。Z世代に刺さるサウンドなのかなと思います。

栗本:80年代の楽曲をよく知らない私からしたら、むしろ今はやっている感じの音楽だなと思うんです。カッコよさの中にかわいさもあって、またいろいろな音を組み合わせた遊び要素も入っていて。

山崎:逆に私たちの親世代が「恋のせい、」を聞くと、どこか懐かしくも感じると思うので。幅広い世代の人に聴いていただけたらうれしいです。

◆レコーディングのときに心掛けたことは?

山崎:et-アンド-のラップ担当はモラ(モラレス)なんですけど、今回は私も初めてラップに挑戦していて。今まで歌ったことがないジャンルだったので難しかったです。ラップってカッコいいイメージがあったんですけど、カッコよく歌うと低めのテンションになってこの曲に合わないので。なるべくテンションを高く、あとは何とかモラに食らいつこうと頑張りました。

モラレス:私はラップに関してはいつも、日本語だけど英語っぽく発音するようにしているんです。ただ、そういう歌い方だとサビで浮いてしまうので、逆にみんなの声を聞いて参考にしました。

野島:私のパートはラップの後、急に場面転換して、メロディーもキーも変わるところなんです。サウンドの変化だけでもインパクトあるので、変に感情を込めずに自分が気持ちいいように歌おうと。エッジボイスや裏声を使いながら、自由に歌わせてもらいました。

栗本:私は音程が一番高いところを目立たせるために、クレッシェンドを意識して歌うようにしました。ちょっとカッコよく仕上げるために、フェイクも入れたりして。そこは特にこだわったところで、試行錯誤しながら何回も録り直しました。あとは最後にサウンドがなくなった後に、決めぜりふ的なフレーズがあるので。そこはフレーズに合った感情を自分の中に落とし込んで、穏やかな感情で歌うようにしました。

et-アンド- 栗本優音
et-アンド- 栗本優音

◆MV(ミュージックビデオ)はどういうイメージで撮影を?

野島:ポイントは「カオス」ですね。

モラレス:今回、「カオス」がキーワードだったよね?(笑)

野島:企画書にも「カオス」って書かれていたし(笑)。

栗本:バラバラに撮影したんですけど、それぞれカオスな雰囲気があるんです。シチュエーションも違って、私はずっとベッドの上での撮影だったんですけど。

モラレス:私は鏡を使ったりしながら、カオスな世界を表現していました。

山崎:私なんて、パスタを食べながら目の前にいる彼氏をにらみ付けるシーンを撮ったんですよ。その食べ方がすごく豪快で、口の周りとかをケチャップだらけにするっていう。多分4人の中で一番カオスだったと思います(笑)。

野島:(笑)。まぁでも、要は恋をしたことで、虚像と実像が入り混じる感じで。ハッピーな笑顔かと思えばめちゃくちゃ悲しんでいる、みたいなMVになっています。

山崎:前作「宵宵」のMVとは、またガラッと印象が変わっているので。こんな表情も見せられるんだ、というところを見せられていると思います。

◆「恋のせい、」がオープニングを飾るドラマ『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』は、結婚式場に住むネズミたちが従業員に乗り移り、人間の恋を成就させるというストーリーです。この設定を聞いたとき、どう思いましたか?

野島:斬新な設定で面白そうだなと思いました。まさにカオスな感じで、「恋のせい、」がぴったりじゃないかって。

栗本:1人の役者さんがネズミと人間を演じるということは、ある種の二面性を表現しているわけで。そこも「恋のせい、」のMVと共通する要素だと思います。

◆結婚式場の仕事には、どういうイメージがありますか?

モラレス:実は私、バイトしたことがあるんです。ご飯を運ぶ担当だったんですけど、最後の手紙のところでよく泣いてしまって。そのぐらい感動するし、結婚したくなるし。めっちゃ忙しいけど、最高の仕事だと思います。時給もいいですし(笑)。

栗本:飾り付ける仕事とかも楽しそう! 学園祭の飾り付けとかが好きだったし、私もやってみたいです。

山崎:だったら私は、牧師さんがいいな。誓いのキスを見ながらパチパチパチって拍手をして。人が幸せになる瞬間を目の前で見られるなんてステキだと思うんです。

野島:結婚式って、すごく楽しいイベントですよね。キラキラしていて幸せな気持ちになるし、おいしいご飯もあるし、催し物もあるし。最近、呼んでもらいたくて仕方がないです。

et-アンド- モラレスきあら
et-アンド- モラレスきあら

◆自分の結婚式に憧れはありますか?

野島:やっぱり、ウエディングドレスにはこだわりたいですね。もうイメージはあるんです。真っ白でキラキラした、大人っぽいドレスがいいなって。ドレスを見るのは好きなので、見て回るだけでも楽しそうですし。でも、お色直しは1回で大丈夫です。何回も着替えるのは大変という話も聞いたので(笑)。

栗本:私は結婚式というか、思い出の場所でプロポーズされたいです。いつも通り遊びに行こうぐらいの軽い感じで誘われて行ったら、サプライズで(指輪の箱を)パカッて(笑)。

山崎:私は派手に、大人数の結婚式がいいです。友達が集まり過ぎて、記念写真を撮るのに行列ができるぐらいの(笑)。歌や踊りなど、いろんな出し物もしてほしいです。

野島:少なくとも、ここにいるメンバーには何かしてほしいですね。というか、一緒に歌いたい(笑)。

モラレス:私は想像が全然できなくて。でも今の話を聞いて、友達を呼んで大人数で盛り上がるのも楽しそうだし、逆に本当に仲のいい人たちだけでこぢんまりとした結婚式を挙げるのもいいかなと思うし。好きな相手と挙げる結婚式だったら、何でも幸せです(笑)。

◆では、このドラマに登場するネズミたちみたいに、誰かに乗り移ってやってみたいことはありますか?

山崎:私は子供に乗り移りたいです。大人になると自分の感情を殺して、空気を読まないといけないときもあるじゃないですか。そういうのを全部忘れて、全ての感情を爆発させて。その後、「大丈夫だよ、よしよし」ってしてもらいたいです。

モラレス:私は、めっちゃお金持ちか令嬢がいいですね。何も考えずにめちゃくちゃ海外旅行がしたくて。だから結構長い期間乗り移らないといけないんですけど(笑)。鳥もいいですね。自由にどこかへ飛んで行きたい。

栗本:私は桜になりたいですね。儚い存在になりたいです。

モラレス:セミでもいい?

栗本:セミより、木がいいかな(笑)。その場に留まって、ぼーっと空を眺めたいから。桜は1年に1回短い期間しか咲かないけど、1年ごとに同じ人を見守ることで変化にも気づきやすいと思うんです。私、毎年おばあちゃんと桜を見に行くのを楽しみにしているんですけど、その度に去年はこうだったな、ここが変わったなって感じていて。そうやって、桜になった自分を見に来る人たちの変化を見ていきたいです。

野島:私は架空のものになってしまうんですけど、ハリー・ポッターに乗り移りたいです。もう本当に大好きで、夢にも見てしまうぐらいなので。

et-アンド- 山崎カノン
et-アンド- 山崎カノン

◆自分がハリーの周りの人ではなく、ハリー本人になっている夢ということですか?

野島:本人です、私がハリー・ポッターです(笑)。もう呪文を覚えているくらい好きなので、大丈夫なんですよ。それで、ヴォルデモートと戦う夢をよく見ていて。

モラレス:よく見るんだ(笑)。

野島:いや、よくではないけど、何回かは確実に見てる。でも、何度戦っても決着がつかなくて。一回乗り移って、決着をつけなきゃいけないなって(笑)。

◆最後に代表して野島さん、この「恋のせい、」でスタートを切る2023年の抱負をお願いします。

野島:ドラマのオープニングテーマも任せていただいて、最高のスタートが切れたと思います。「春夏秋冬」をテーマにしたシングルのリリースはひと区切り付きますが、期待もしていただいていると思うので。また新たな楽曲も楽しんでいただけるものにしたいですし、いろんなフェスにも出たいですし。自分たちのワンマンライブも成功させて、さらに大きなステージに立てるようになりたいです。

PROFILE

et-アンド-(左から)モラレスきあら、野島樺乃、栗本優音、山崎カノン

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野島樺乃
●のじま・かの…2001年9月6日生まれ。愛知県出身。SKE48の7期生メンバーとして2015~2021年に活動。2019年の第1回AKBグループ歌唱No.1決定戦でグランプリを獲得している。

栗本優音
●くりもと・ゆい…2005年3月29日生まれ。東京都出身。小学生のころから数々のミュージカルに出演。歌唱力を磨き、総合エンタメコンテスト「キラチャレ2019」では歌部門ティーンの部でグランプリを獲得。

モラレスきあら
●もられす・きあら…2001年10月5日生まれ。香川県出身。小学生のころからモデルとして活動し、歌・ダンスとスキルを磨きながら多数のイベントに出演。2019年には恋愛バラエティ『今日、好きになりました。』(ABEMA)にも出演。

山崎カノン
●やまざき・かのん…2000年9月19日生まれ。北海道出身。ダンス・ボーカルユニットのメンバーとして活動。2015~2018年まで雑誌「RANZUKI」の専属モデルを務めた。

楽曲情報

「恋のせい、」
配信中

楽曲配信ページ:https://etand.lnk.to/koinosei

「恋のせい、」Music Video

et-アンド-公式HP:https://avex.jp/and/
et-アンド-公式Twitter:https://twitter.com/and_421official

番組情報

水ドラ25『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』
テレビ東京ほか
毎週水曜 深夜1時~
配信:ネットもテレ東、TVer、Paravi、GYAO!にて毎話放送後に見逃し配信

主演:鈴木ゆうか
出演:福山翔大、優希美青、西岡星汰/久保田磨希、濱津隆之

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/sorekon/
公式Twitter:https://twitter.com/tx_sorekon
公式Instagram:https://www.instagram.com/tx_sorekon/

●text/小山智久