高梨臨、綱啓永との年の差ラブストーリーに「“なんと夢のある話だ”と思いました」『バツイチがモテるなんて聞いてません』

『バツイチがモテるなんて聞いてません』©「バツイチがモテるなんて聞いてません」製作委員会・MBS

離婚したてで失意の中の主人公・小野和葉に突然やってきた大人のモテ期。職場の新入社員から好意を寄せられ、さらには仕事相手からも思わせぶりな発言が飛び出す…。“何かを始めるのに遅いなんてことはないし、何歳かなんて関係ない”という思いの詰まった年の差ラブストーリー『バツイチがモテるなんて聞いてません』（MBSほか　毎週木曜　深夜0時59分ほか）で、和葉を演じる高梨臨さんに、相手役を務める綱啓永さんとの共演シーンや、見どころなどを聞きました。

◆台本を読んだときの感想を教えてください。

「なんと夢のある話だ」と思いました。12歳下と恋愛するシチュエーションなんて、なかなかないことですし、「ありがとうございます」という感じです（笑）。私の中で和葉は等身大だなと思いました。いきなり不倫されて離婚するところから描かれますが、結婚して、仕事もバリバリ続けていたところは私と同じだなと。

◆和葉を演じるに当たって、何か心掛けたことは？

本当に和葉と年齢や境遇も近いので、特別な準備は何もしませんでした。台本を読んで、和葉がちゅうちょする部分は自分も同じように感じましたし、「え、これやるの？　恥ずかしいな」と自分が思うときは和葉もそう思っていて。最初に台本を読んで感じた、「年下の子と、こんなことになっていいんだろうか」みたいな気持ちを大切にして和葉を演じていけたらと思っています。

◆相手役を演じる綱さんとは初共演ですが、第一印象は？

綱君のInstagramを見て、投稿されている写真がクールな感じが多くて、今回演じる満井君はかわいらしいキャラクターだから、どんな感じに演じるのかなと。それで綱君本人に「クール系なの？」と聞いたら、「そんなことないです。逆に、満井は僕に合ってるって言ってくれる人が多くて」と言っていました。ある日、「ちゃんと夕飯食べた？」と聞いたら、「ポテトとアイスを買って帰ります」と言っていて、思わず「ギャルか」とツッコミを（笑）。若くてかわいいなという印象です。

◆実際に綱さんと共演されていかがですか？

彼も真っすぐなんだろうなって思うぐらいで満井君をやり切ってくれてるので、その姿にキュンとしますし、リハーサルをしているときに素で「あ、かわいい」と言ってしまうくらい。ほほ笑ましく見ています。2人の間に緊張感がありすぎてもよくないなと思って、何でも言い合える関係になれればいいなとたくさん綱君に話しかけて関係性を作っていっています。

◆速水役の塩野瑛久さんにも言い寄られるシーンがあります。

速水さんは満井君とはキャラが全然違うし、「イケメン俳優です」というオーラがすごかったです。3話から2人の嫉妬が描かれたり、恋愛して楽しいだけのお話だけではなくなってくるので、見ている方もドキドキすると思いますし、2人を見て「どっちがいい？」みたいと楽しんでいただけると思います。

◆他にも個性豊かな共演者の方々が出演されます。

編集部で打ち上げのシーンを撮影したのですが、本当1人1人のキャラが出てきて面白かったですね。速水さんのマネージャーさんチームもキャラが濃くて（笑）。和葉のお母さん役は余貴美子さんが演じてくださるんですが、私自身すごく余さんが大好きなので、共演できることが楽しみです。

◆好きなシーンはありますか？

3話で和葉と満井君が社内のみんなには付き合っていることを内緒にしているからと、スマホで「一緒に帰ろう」というやりとりをするシーン。実際にお互いをチラチラ見ながら撮影していたのですが、「この浮かれている感じ、一番楽しい時だよな～」と思って、好きですね。

◆1話で満井君の格好がイケていないからと和葉が変身させるシーンが出てきましたがその撮影はいかがでしたか？

綱君の変身ぶりがすごくて、楽しかったです。「こんなに変わってくれるんだったら、本当に私、着せ替えに課金しちゃうかも。何か買ってあげたい」という気持ちになるぐらい、着せ替えがいがありました（笑）。男性のファッションで好きなのはシンプルなもの。でも着る人に似合ってるのが一番いいと思います。

◆高梨さんご自身はファッション誌でレギュラーモデルをされていますが、ファッションにこだわりは？

私、行く場所や相手に合わせて服装を変えるタイプなので、撮影のときは衣装に着替えやすい格好ですし、夫婦でデートに行くときの格好はまた違います。それが私のファッションの楽しみ方です。

◆最後に今後の見どころとメッセージを。

速水さんが和葉と満井君の間に入ってきて、満井君が嫉妬する様子が描かれていきます。真っすぐぶつかってきてくれる満井君に、和葉がどう心動かされるのか。大人の余裕のある速水さんとの対比も楽しんでもらえると思いますし、２人のすてきな男性に言い寄られて、葛藤しながらも決断していく和葉の姿は見どころです。「恥ずかしいな」「この年齢だし、今さら…」とちゅうちょすることもあると思いますが、この作品を通して恋愛だけではく何事にも、一歩踏み出してみようと勇気づけられるはず。皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです。

PROFILE

高梨臨
●たかなし・りん…1988年12月17日生まれ。千葉県出身。A型。最近の出演作には、ドラマ『5つの歌詩「マスカラまつげ」』『PICU 小児集中治療室』など。日英合作映画「Cottontail」の日本公開が待機中。

第2話（3月2日放送）あらすじ

新入社員の満井（綱啓永）から突然告白された和葉（高梨臨）。まさかの告白に動揺が隠せない和葉に対し、満井はその後も何事もなかったように接してくる。満井を意識して、仕事に集中できない和葉は、夢乃（湯上響花）に満井を任せて距離を置くように。
その日の夜、母（余貴美子）から今後の人生についての説教を受け、意気消沈してしまった和葉。バツイチになり初めての2連休を謳歌しようと試みるも、友達は家族の予定でつかまらない。街中ですれ違う人々を見る内に、結婚していた頃の自分と比べてしまい、むなしくなる。
そんな中、速水（塩野瑛久）のドラマ現場にエキストラとして和葉と満井が参加することに。久々に二人きりになった和葉と満井はお互いの素直な気持ちをぶつけ合い―。一方、速水は独身になった和葉をやけに気にしていて…。