長谷川京子＆ファーストサマーウイカが女性に伝えたいこととは？「もっと楽しく解放的に」『トーキョーツキイチMTG』

11月18日からスタートした『トーキョーツキイチMTG』（フジテレビ／関東ローカル　毎月第3土曜日　深夜1時45分～2時15分）の初回収録後に取材会が行われ、MCの長谷川京子と初回ゲストのファーストサマーウイカが出席した。

この番組は、「普段はちょっと話しにくいことをとことん語り合い、いろいろな悩みや情報をみんなで共有しよう」という夜の雑談バラエティ。女性の悩みをはじめとしたさまざまなテーマを毎月掘り下げていく。

◆初回収録を終えていかがでしたか？

長谷川：学びの場だなと思います。初回（18日放送）のテーマは「卵子凍結」でした。私は卵子凍結というものに縁がなくここまできましたが、あえて今知ることで、自分たちよりも下の世代の方たちに伝えることができるという意味ですごく勉強になりました。

ウイカ：ニュースでよく目にしていた単語を、最近は喫茶店や楽屋でも聞くようになって。身近になっていたテーマが今回題材になっていたので、今日から自分のことのように考えられますし、いろいろな年齢層の人と雑談の形で話せる場は少ないと思います。これを機に皆さんも自分のことのように考えることができて、それをランチタイムに友達と話せるような番組なんだろうなと、すごく楽しく参加させていただきました。

◆卵子凍結について興味深かった点や、視聴者の方に一番伝えたいことはありますか？

長谷川：番組の最後にもお話しましたが、卵子凍結をすることによって、いろいろ選択肢が広がるということがやはり利点だと思います。もちろんデメリットもたくさんあるのでそれを乗り越えなければいけませんが、自分の人生プランにおいて、いつでも子供を産める、選べる、というのはいいことですよね。自分の人生の中の一つのプランだと思うと前向きになるのかなと思います。

ウイカ：今回けっこう深いところまで紹介してくれていたので、大勢で見づらかったら配信で見たり。見てから専門知識をさらに自分で調べていくこともできますし、入り口としてすごく分かりやすい番組だなと思います。全部見てください！

◆女性に向けた番組に出演される際に心掛けていることはありますか？

長谷川：『グータンヌーボ²』でもそうなのですが、いかに相手にいろいろな話をしてもらうかというのが大事だと思うので、とにかくざっくばらんに。これはNGかな、これは使えないかなと気にすると、話せるカテゴリーがすごく狭くなってしまうので、まず自分からいろいろお話をして、相手に「あ、ここまでしゃべっていいんだ」という枠組みを広げてもらって。話しやすい環境を作るように心がけています。

ウイカ：私はいつも女性向け、男性向けというのは一切考えないようにしていて。むしろ、（全員）見てよ!?　っていう（笑）。この番組では女性の悩みに寄り添って情報を共有していきますが、できればそれをパートナーや家族と一緒に見ていただいて、「こういうことあんねんぞ、よう聞いときや」とみんなに広げていくのがベストだなと思っています。私としては「これは女性の番組だから見ないでおこう」とは思わないでほしいなと。むしろ、みんなで一緒に見ていただけたら最高です！

◆お二人が女性で良かったなと思うことだったり、女性だからこそ苦労したなと思うことはりますか？

長谷川：少し語弊があるかもしれませんが、選択肢の中で言うと子供を産めたこと。女性特有の病気だったり、具合が悪くなること、体調が悪くなることなどいろいろありますが、そういう経験を経て自分の人としての幅が広がって、知識も得たし、それは女性しか経験できないことなので良かったなと思います。これから先も、子供が大きくなったり年齢ならではの症状が出てきたりといろいろ大変なことがたくさんあると思いますが、そういう経験ができるのも女性の醍醐味だと思います。

ウイカ：私は、井戸端会議みたいにわーってしゃべれるのは女性の楽しみの一つだなと思います（笑）。でもネガティブなことももちろんありますよね。年頃になって生理がきて…っていうずっとついてまわる苦労はもしかしたら男性より多いかもしれませんし、体の具合だけでなく子育てもそうですし、気に掛けることが多すぎて、もっと給料上がれと思うし（笑）。世の中に言いたいことはいっぱいありますが、だからこそそれを共有できる仲間がいればまた井戸端会議ができる…っていういいループもあるので、女性で良かったなと楽しみながら生きていきたいと思います。

長谷川：給料上げろはちょっと違うんじゃない？（笑）

ウイカ：いやいや給料上げろですよ！　まだまだ低いぞ日本っていう。日本も、弊社も（笑）。

◆お二人はこの番組で初対面とのことですが、お互いの印象はいかがですか？

長谷川：ウイカちゃんはずっとテレビで拝見していましたが…。

ウイカ：キャー！

長谷川：お話がうまい。場の空気を見ながら臨機応変に対応されているすごく頭の良い方だなと思っていました。実際に今日ご一緒して、MCとしてどんどん番組を進めてくださって、素晴らしいと思います。人の邪魔をせず、ゲストの方を生かしながらちゃんと回してくださって。彼女がいないと私は今日無理だったと思うので…。

ウイカ：いやいやそんな！

長谷川：テレビで拝見していた通りの方だなと。

ウイカ：至極光栄です…。京子さんは、目の付けどころが他の方とは違うというか、鋭いシャープな目線をしていて、京子さんにしかない焦点の合わせ方がこの番組の肝になっていくと思います。役者さんだからなのか、京子さんの人生の中で見出したテクニックなのかは分からないのですが、とにかく目の付けどころが鋭くてすごくカッコよかったです。

◆今後番組で掘り下げてみたいテーマや気になっているトピックはありますか？

ウイカ：膣トレとか最近よく聞きますよね。

長谷川：あとピルだったり、避妊用具、方法とか。

ウイカ：外国だと普通に薬局でピルを売っていたりするんですよね。最新フェムテック情報を知りたいです。アイテムとか薬とか。

長谷川：あと同性婚とか…。

ウイカ：美容医療も気になります。エクソソームとか幹細胞とかいろいろありますよね。

◆この番組を通して女性の皆さんに伝えたいことはありますか？

長谷川：私は常日頃、女性がもっと楽しく解放的に生きていければいいなと思っていて。私はウイカちゃんよりも一回り以上年上なので、女性の窮屈さを今よりももっと感じてきたところもあります。この番組では、あまり解放的に話すことがないような話題を解放的に話していって、見ている方の気分が楽になったり、友達に話してもらったり。それが女性だけじゃなくて男性にも萬栄してみんなの理解につながればいいですよね。私にできることはそこなので、自分にできることをしようと思います。

ウイカ：今は多様化で、「みんな違ってみんないいよね」という考えが広まるのと同時に、逆に「こういう考えの人もいるから私の考えが誰かを傷つけてしまうかもしれない、間違っているかもしれない」と思って何かを言いづらくなってしまうことも反作用としてあると思うんです。でも、むしろみんなで話して共有していくことがその解決の近道だと思うので、「これってどうなの？」という疑問をぶつけていく。そして「こういう人もいるんだね」と窮屈にならずに、この番組が共有できる場になるといいなと思います。