

男女世界トップ18チームが世界各地を転戦しながら対戦していく『バレーボールネーションズリーグ2025』。6月5日(木)に開幕した予選ラウンドは、いよいよ7月9日(水)から第3週となる日本ラウンドを迎え、TBS系ではその模様を生中継する(全4戦/女子:7月9日(水)~13日(日)、男子:7月16日(月)~20日(金))。
7月23日(水)から始まるファイナルラウンドに進出できるのは、上位7チーム+開催国。さらなる熱戦が期待される中、自身のバレーボール経験も生かして『バレーボールネーションズリーグ2025』、そして8月23日(土)開幕の『2025世界バレー』のTBSバレーボール応援サポーターを務める宮世琉弥さんが見どころを語ってくれました。
◆日本代表のこれまでの戦いぶりを見て感じることは?
応援サポーターに就任し、選手の皆さんとお話しさせてもらったことで、今までと違う目線で応援できている気がします。やっぱり、スポーツは見ていると感動しますし、すごく元気をもらえます。毎回、試合が終わるたびに次の試合が楽しみになっています。
◆練習を見学した際、選手の皆さんとどんなことを話されたんですか?
掛け声の輪に誘ってくださったり、秋本美空選手からは、歌ってほしいとリクエストを頂きました(笑)。秋本選手はまだ18歳なんです。僕の妹より年下なのに世界の舞台で戦っている姿を見ると、本当にすごいなと思っています。
◆男子の注目選手としては、甲斐優斗選手の名前を挙げられていました。
試合で活躍している姿を見て、やっぱりカッコいいなと思いました。リリーフサーバーとしてセットの大詰めで出てくるのに、ちゃんと強いボールを相手のコートに打ちこめていて。そのメンタルはすごいなと感じました。もちろんスパイクの威力も強いですし、僕と同い年ということもあって、勝手に親近感が湧いている部分もあるんです。この先どんなすごい選手になっていくのか、楽しみにしています。
◆宮世さん自身もバレーボール経験がありますが、代表レベルのプレーを間近で見て感じたことは?
もう何もかもレベルが違いました。スパイクを受けさせてもらったんですが、まずボールが速すぎて追いつけなくて。運よく手に当てられても、勢いがあり過ぎて弾かれちゃうんです。テレビで見ていると、「今の取れたんじゃない?」って思うこともあるかもしれませんが、あんなすごいボールを何げなく、しかもセッターがトスを上げやすいような場所に拾うって考えられないくらいすごいことなんです。そうやってプレーの一部を体験させてもらえるのは、すごくぜいたくな時間だなと感じていました。
◆試合のココを見ると面白いという注目ポイントはありますか?
僕自身はセッターの駆け引きを見るのが好きなんです。というのも、セッターは常に相手のコートを見て、どこにブロックしてくるか探りながらトスを上げていて。そうやってセッター同士は戦いの火花を散らしていますし、たまに意外なプレー、スパイクをせずにツーで返したりすると、やられたときの相手はすごく悔しそうな表情をするんです。
ほかにもいろんなテクニックがあって、スパイクをわざとブロックさせてアウトにするとか、得点するのが難しそうな局面だったら無理せず相手に一回ボールを渡して、立て直してからきれいな形で打つとか。そういうのが分かってくるとどんどん楽しくなると思います。
◆ちなみに宮世さんご自身がバレーボールを始めたきっかけは?
中学の部活です。プレーするととても面白くて、出会えてよかったと思います。試合を見に来た母も、自分の側にボールを落としたらダメというルールがシンプルで見やすいと言っていて。そこから家族や親戚といろんな試合を見るようになりました。
◆当時、どんなプレーに憧れていましたか?
漫画の「ハイキュー!!」にハマッていたので、主人公の日向と影山みたいな「変人速攻」がやりたくて仕方なかったです(笑)。セッターがちょうど良いトスを上げてアタッカーが打ち込むプレーなんですが、すごくカッコよくて。「ハイキュー!!」の舞台は僕の出身地の宮城県でしたし、バレーボールが盛んな学校でもあったので、本当に大ブームになっていたんです。グッズもいっぱい買っていました(笑)。
◆学校とお仕事との両立、大変ではなかったですか?
そうですね、部活に参加できないことも多かったです。でも、僕の顔を見ると仲間が誘ってくれて、パス練習しようって声をかけてくれたのはうれしかったです。先生も気にかけてくれて、僕がいないときのクラスメイトたちの動画を送ってくれたり。思い返すと、すごく周りに支えてもらった中学時代だと思います。
◆今大会後もサポーターを務められていく予定ですが、これまでスポーツのサポーターをされている方の中ですごいなと思う方や憧れの方はいらっしゃいますか?
サッカーの影山優佳さんです。試合展開の予想的中がすごくて、僕にあんなことできるかなとプレッシャーを感じました(笑)。サッカーのことに詳しくて、しっかり取材もできる方なので、僕も負けないように頑張ろうと思っています。
◆サポーターの仕事の一環として、選手や応援する人たちが一つになれるようにという願いを込め、「VVポーズ」も考案しました。
日本は粘り強いプレーが持ち味で、そこに攻撃の力が加われば最強になるなと思ったので、アタックの「GO」という意味と、跳ぶ=羽根、それに勝利のVもあって、最強のポーズだと思います。選手の皆さんが試合でやってくれたのには感動しました。ちなみに僕は試合を見ながら1人でもやっています(笑)。
◆最後にメッセージをお願いします。
今、日本代表は男女共に強いですし、もしかしたら歴史に残る瞬間を見届けられるかもしれません。何より試合を見ることが生きる楽しみになります。みんなで全力で応援しましょう!
PROFILE
宮世琉弥
●みやせ・りゅうび…2004年1月22日生まれ。宮城県出身。AB型。
番組情報
『バレーボールネーションズリーグ2025』日本ラウンド
TBS系 2025年7月9日(水)~7月20日(日)午後7時~
[女子]
7月9日(水)日本vsフランス
7月10日(木)日本vs韓国
7月12日(土)日本vsポーランド(※一部地域は午後6時51分から放送)
7月13日(日)日本vsブラジル
[男子]
7月16日(水)日本vsドイツ
7月17日(木)日本vsアルゼンチン
7月18日(金)日本vsブラジル
7月20日(日)日本vsアメリカ
『2025世界バレー』
TBS系にて日本戦全試合放送
[女子] 2025年8月23日(土)~
[男子] 2025年9月13日(土)~