横浜流星インタビュー「現場では笑いをこらえるのに必死です」『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』に出演

特集・インタビュー
2016年10月21日

刑事が事件解決のためにアイドルグループを結成!? テレビ東京系・土曜ドラマ24枠で放送中のドラマ『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』。芸能界にはびこる犯罪を撲滅させるために熱血新人刑事がアイドルグループを結成して潜入捜査で事件を解決していく痛快コメディ。そのアイドルグループ「デカダンス」のメンバーとして活躍するショウこと、堺章吉を演じる横浜流星さん。本格的コメディに挑戦している横浜さんに本作の魅力を聞いた。

横浜流星インタビュー

◆「デカダンス」のメンバー・ショウはどんなキャラクターですか?

僕が演じるショウは刑事ではなく、元引きこもりでコミュ障だけどアイドル。空気が読めない感じで結構周りの人に、思ったことをズバッと言ってしまうんです。弱そうに見えるけど、通信空手を習っていて実はめちゃくちゃ俊敏で強い。そして冷静にみんなの話を聞いているような雰囲気ですが、あまり人の話を聞いてなくて自分の意見を言っているというやつです(笑)。

◆本格的コメディになりますが、最初にお話しを頂いたときはどう思いましたか?

プロットを読んだだけではどんな感じになるのか想像ができなくて。その後、台本を読んだらめちゃくちゃ長い(笑)。でもめちゃくちゃ面白い。これを共演者の皆さんが演じることでどんな感じになるのだろうって思うと撮影前からわくわくしていました。
撮影に入ると皆さん自分が想像していた感じと全然違うというか、さらに上を行く感じだったので、現場では笑いをこらえるのに必死でした。

◆本作は佐久間(宣行)プロデューサーらバラエティ班とドラマ班の混成チームが制作しています。コメディということもあり、佐久間プロデューサーからは特別な指示はあったのですか?

特にありません。でもセットでの撮影のときはいつも佐久間さんがいてくださるんです。第2話でタツヤ(中村蒼)の“カッコつけてねえよ!”っていうせりふをゲスト出演していた小峠(英二)さんの“なんて日だ!”のような感じにしたいと佐久間さんがおっしゃって。そういった笑いの部分での指示はありますが、見ていてくださるという感じですね。いてくださるだけで心強いですし、さらに笑ってもらえると僕たちの芝居が面白かったのかなとほっとします(笑)。

◆実際にメンバーと打ち合わせなどしたりしたのですか?

みんながそれぞれどれだけ面白いことができるか、みたいになっていて話し合うというよりはまずはやってみて、そこで監督と話をしてもっと面白くしていくというような感じです。みんなで考えるときもあるんですけど、自分が心構えしてないときにどうやって対応するかっていうのが面白いですね。ほとんどアドリブのような感じです。

◆メンバーのキャラクターがそれぞれ立っているのでなおさら予想していないことも出てきそうですね。

いきなり笑わせにかかってくるんです。大体が大東(駿介)さんなんですけど(笑)。大東さんの役はカッコいいんだけど女性関係にだらしない結婚詐欺師という役で。こういうやついるよって感じのカッコつけ方で演じるのでそれが面白くて、笑いをこらえるのが必死なんです。タツヤとユーヤ(大東)の言い合いが結構あるんですけど、蒼君めちゃくちゃ笑ってますもん(笑)。

◆ほかのメンバーとはいかがですか?

森永(悠希)君とは同じ年ですごく仲良くしてもらっていて、立花(裕大)君は自由人でDのような存在です。蒼君もすごく仲良くさせていただいて…なぜか蒼君は俺のことだけめちゃくちゃいじってくる、何か変な関係になっています(笑)。
みんなシャイなんですけど、そこで大東さんが入ってきてくれるんで、今の面白いことをやり合おうとする自分たちがいるのかなと思います。昨日も一緒にラーメン食おうかって言ってくださって、5人でラーメン食べに行きましたし。みんなのお兄ちゃん的立ち位置でいてくれます。

◆横浜さんは9月で20歳になったのでメンバーとお酒を飲みに行ったりもできますね。

20歳になった瞬間に森永君と2人で一緒にお酒を飲みにいきました。まだ味わって飲むとかでなくて、飲んだだけなので今度は次の日が休みの日とかに行きたいですね

毎週土曜日に一週間の疲れを吹き飛ばしてほしいです

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◆1話、2話をご覧になって皆さん、衝撃を受けていると思います。テレビ東京ならではのドラマというか。この先、3話以降の見どころをお願いします。

1、2話でショウはあまり話さないし、何を考えているのかも分からない感じだったと思います。3話では“こいつはこういうことがきっかけでアイドルをやったんだ”という衝撃的な事実が描かれるので、そこでたくさんの方が驚いてくれたらうれしいです。ショウはみんなにも心を開くというか、社交的にはならないですけど、ちょっとずつ明るくなっていくような変化を見ていただきたいです。最初のほうはぜんぜん毒をはいていないのに、4話以降、毒をいきなり吐き始めます(笑)。
作品全体としては、みんながみんなどうしたらもっと面白くなるかを考えながら日々撮影しているので、それぞれが個性的なデカダンス5人の雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。何気なーく見て、毎週毎週笑ってほしいです。1週間の疲れを吹き飛ばしてほしいですね。

◆ピンクの衣装を着たこの5人が並ぶと…。

アイドルっぽいですよね(笑)。期間限定の国民的アイドルを目指して頑張りたいと思います!

 

■PROFILE

横浜流星インタビュー横浜流星
●よこはま・りゅうせい…1996年9月16日生まれ。横浜市出身。O型。2016年出演作に「オオカミ少女と黒王子」「全員、片想い」など多数。今後出演作には2017年公開映画「キセキ-あの日のソビト-」「天使のいる図書館」など。

■ドラマ情報

土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」土曜ドラマ24
「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」
テレビ東京系
毎週(土)深0・20~0・50

<STAFF&CAST>
脚本:オークラ 監督:住田崇 CP:浅野太 P:佐久間宣行
出演:中村蒼、大東駿介、横浜流星、森永悠希、立花裕大、青山美郷、福地桃子、野間口徹、近藤芳正ほか

<STORY>
熱くて真っすぐな男・辰屋すみれ(中村蒼)が念願の刑事になって配属されたのは、芸能界の表沙汰にできない事件を取り締まる警視庁警備部特殊芸能課第一係だった。ネット番組に送られた脅迫状、編集による捏造、枕営業…辰屋はそれらに立ち向かうため、アイドルとして潜入捜査を始める。しかし、同じアイドルグループとして活動することになったメンバーは女ったらしの元詐欺師や、元ひきこもりのコミュ障、売れない元子役、明るい能天気なバカ…とひと癖もふた癖もある仲間たち。本当にこのメンバーで事件を解決することはできるのか?

 
●photo/中村圭吾