宮野真守“奇妙な特技”は封印「事務所に怒られる(笑)」

映画
2017年02月06日

宮野真守 ティム・バートン監督の最新作『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』公開記念舞台挨拶に日本語吹替声優を務めた宮野真守が登壇した。

 エイサ・バターフィールド演じるジェイクの日本語吹き替えを担当した宮野は「ティム・バートン監督の世界観はきっと皆さんたくさん触れてきて、この作品が好き!とかそれぞれに挙がると思います。僕も、テレビ放送の『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカ役でも声優を務めさせていただき、不思議な世界観に心が引き込まれました。ありえないような世界観ですが、美しいので、あったらいいなと思い、そして見入ってしまいます。この作品もバートン監督の魅力が満載です。独特の怖さがありドキッとしますが、応援したくなるこどもたちがいて、彼らがどう成長していくのかいとおしく思います」と本作の魅力を語った。

 宮野が演じたジェイクが出会う空気を操れたり、後頭部に口があったりと “キミョかわいい”(奇妙でかわいい)こどもたちについては「エマがかわいいなって。ふわふわと宙を浮いて、神秘的でこどもたちの美しさを象徴していて、ジェイクとエマのくっつくか、くっつかないかの恋心にもキュンキュンします。きっとこの子がタイプとか、皆さんそれぞれ好きなキャラクターがいると思います」と。また「特殊能力たくさんもっていますよ!奇妙なんですよ、僕。(悪役の)バロンが姿を変えますが、僕も百面相です。披露したいけど、事務所に怒られちゃうんで(笑)」と会場を湧かせた。

 さらには「何でも牛乳と食べられるという特殊能力があります。お寿司も牛乳で食べられます。マスコミの皆さん、良いふうに書いてくださいね(笑)」と奇妙な特技を明かして笑わせた。

 最後に宮野は「美しく絶妙に奇妙な世界観はきっと皆さんに楽しんでもらえると思います。大切な温かいものが心に残ります。自分の個性を大切にしようと思えて、勇気を持っていれば、世界はなんて美しいんだろうと思えます」と締めくくった。

<ストーリー>
フロリダで生まれ育ったジェイクは、周囲になじめない孤独な少年。そんな彼の唯一の理解者である祖父が謎めいた死を遂げた。祖父の遺言に従って小さな島を訪れたジェイクは、森の奥で古めかしい屋敷を発見。そこには、美しくも厳格なミス・ペレグリンと空中浮遊能力を持った少女や、いたずら好きな透明人間の男の子、常に一緒に行動する無口な双子、後頭部に鋭い歯を持つキュートな女の子など、まさに“キミョかわいい”(=奇妙でかわいい)少年少女たちが住んでいた。やがて彼らと心を通わせ、夢のような時間を過ごしたジェイクは、自らに宿った、ある“力”に気づき、屋敷に迫る恐るべき脅威に立ち向かっていくのだった…。

『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』
大ヒット公開中

監督:ティム・バートン
出演:エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、サミュエル・L.ジャクソン、エラ・パーネル、ジュディ・デンチ、テレンス・スタンプ

配給:20世紀フォックス映画

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♯キミョかわいい

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