東城りおが語る『理麗麻雀』の面白さと苦しんだ2023年「私のなかでは麻雀がすべて。どの仕事をやるときにも麻雀が前提にある」

特集・インタビュー
2024年04月30日
東城りお
東城りお

エンタメ~テレ×日本プロ麻雀連盟で贈る麻雀番組『理麗麻雀』。日本プロ麻雀連盟の女流プロ16名が2人1組のペアとなり、計8チームに分かれて最強ペアの座をかけ競い合う! 5月2日(木)より放送がスタートするシリーズ第7弾には、M.LEAGUE(Mリーグ)で活躍中のプロや、これからのさらなる活躍が楽しみな若手プロ、これまで麻雀業界を支えてきたベテランたちが集結する。今回は出場メンバーのひとりである東城りおプロにインタビュー。『理麗麻雀』の見どころほか、ペアを組む魚谷侑未プロの印象について、お聞きしました。

◆2023年はMリーガーとしても活躍しつつ、バンド活動も始められた一年だったと思います。ご自身としては振り返ってみて、どんな一年だったと感じていますか?

麻雀に関しては苦労したというか、苦戦したという印象が強く残っています。スタイルチェンジを少しずつやっていたんですけど、なかなか勝てない時期が続いて。少しずつ結果が出るようにもなってきましたが、特に2023年の前半はすごく苦労しました。

◆スタイルチェンジしなきゃと思ったのは、もっと上手になりたいという気持ちがあって。

そうですね。2023年からMリーグの「赤坂ドリブンズ」というチームに、渡辺太プロが参戦したのですが、その方は「麻雀AI」と呼ばれていて。私も渡辺太プロのように隙のない麻雀を一度やってみようと思って、効率や手組の部分など、そういうのに重きを置くようにしたんです。今まではちょっと直感でやっていたところもありましたが、そこには頼らずにやってみようと。きっと、これを完璧にこなし続けたら結果もついてくるとは思いますが、まだまだ未熟な部分が多々あって。ただ、自分のものにできたらきっと勝てるようになると信じています。

◆そういう意味では、2024年の自分にちょっと期待している部分もある。

積み重ねたものはきっとあるはず。2024年にいい結果として返ってきたらうれしいですね。私って、傍から見たらすごくいろいろな活動をしていると思うんですよ。麻雀の勉強もせずにフラフラしていると思われがちなのですが、私のなかではすべてにおいて、麻雀が前提にあるんです。麻雀ありきのなかでいろいろなことに目を向けて、新たな気付きを得ているというか。

◆なるほど。

例えば麻雀以外の仕事をするときも、自分の勝機を見出したときのいいメンタル状態とかを麻雀のほうにも活かせたらなと思っていて。今後も麻雀が大前提として、麻雀のために他の活動も頑張っていき、それが実ればいいなと思っています。

◆軸は麻雀にあるんですね。

そうですね。私のなかでは麻雀がすべてというか。麻雀のためにいろいろと頑張ってきました。

東城りお
東城りお

◆この度出演される『理麗麻雀』には何度か出場されており、優勝経験もありますね。そんな東城プロが思う『理麗麻雀』の面白さを教えてください。

『理麗麻雀』って、東場と南場を別の人が打つという、特殊なルールなんですよ。東場の人はフラットな気持ちで打てることが多いかもしれませんが、南場の人に迷惑をかけたくないという気持ちで本来だったら攻めるところを攻めないとか、楽をさせたいから逆に攻めるという選択をすることもあります。南場の人は、東場の状態を引き継いで、いわば条件戦みたいな形で打つことになるので、点数によって必然的に打ち方が変わってくるんですよ。そういう人間模様や条件の差が出てくるのが、面白いなと感じています。

◆麻雀は自分自身の戦いとはよく聞きますが、それとはまた違った難しさがある。

そうなんですよ。麻雀は基本的に自己責任というか一人で打つ競技ですが、『理麗麻雀』はペアで打つんです。チームメイトに負担をかけまいというプレッシャーもありますが、それによって生まれるドラマもあると思っています。

◆ペアを組む魚谷プロには、どのような印象をお持ちですか?

麻雀の面では本当にストイック。いい意味で勝ちにこだわった麻雀を追求していると思います。プライベートはもう、とにかく猫が好きで。彼女は猫のために生きているんです(笑)。すべては猫中心。試合のときとのギャップも彼女の魅力だと思っています!

◆2023年は「Drawing」というバンドでボーカルとしての活動もスタートされました。改めて、「Drawing」のPRをお願いできればと!

ありがとうございます! 「Drawing」はある一人のプロデューサーが「この人をプロデュースしたい」と思ったメンバーを集めて結成したバンドです。バンドメンバーは昔から交流があったわけではなく、「Drawing」結成を機に集結したんですよ。方向性としては、ちょいロックみたいな感じ。今後も王道ロック路線でいけたらいいかなと思っています。一曲目の「M」という楽曲は、Mリーグをテーマにした楽曲なんですよ。YouTubeにアップされているので、ぜひ聞いてみてください!

◆メンバーの方々の印象は?

本当に面白くていい人たちばかりです。今後はYouTubeでメンバーの魅力を掘り下げていく予定です。しばらくはYouTubeでの活動が中心かな。曲が集まったら、ぜひライブをやりたいです!

◆今から応援すれば、最古参になれる。

そうですね(笑)。いまYouTubeチャンネルを登録した方々は古参です!

◆貴重なお話ありがとうございました。最後に、番組を楽しみにしている方々にメッセージをお願いします。

今回も優勝できるよう、ふたりで力を合わせて頑張ります! ぜひ見てください。

東城りお
東城りお

◆(こんな質問も!)東城プロが読者の方々に推したいエンタメは?

私、ゾンビものが好きでして……。みなさんにはぜひHuluで配信中の『君と世界が終わる日に』という、日本版『ウォーキング・デッド』のような作品を見てほしいです。人間模様に注目してください。そもそも『ウォーキング・デッド』がすごく好きなのですが、いまはスピンオフもいくつか出ていて、それの配信が毎週の楽しみになっています!

※5月1日には中田花奈プロにインタビューした内容をお届け。

●photo/小川遼 text/M.TOKU

PROFILE

東城りお
●とうじょう・りお…1990年9月18日生まれ。秋田県出身。O型。日本プロ麻雀連盟の29期生。第15期夕刊フジ麻雀女王。Mリーグ2021-22シーズンより「セガサミーフェニックス」の選手として活躍。2023年10月に始動したバンド「Drawing」でボーカルを担当。歌の上手さに定評がある。

東城りお
東城りお

番組情報

理麗麻雀7~最強女流ペア決定戦~
エンタメ~テレにて2024年5月2日(木)午後9時~放送
※放送スケジュールは公式サイトをチェック
https://www.entermeitele.com/pachinko/relay7.html