広瀬すずの“迷っていること”に菅田将暉&宮野真守が「かわいい~」『打ち上げ花火~』舞台挨拶

映画
2017年08月21日

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の公開記念舞台あいさつが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、声優を務めた広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、原作者の岩井俊二、主題歌を担当したDAOKOが登壇した。

 全国301スクリーンで公開中の本作は、初日動員13万3000人、興行収入1億7千万円を突破。“伝説のヒロイン”ともいわれた主人公・なずなを演じることにプレッシャーがあったという広瀬は「あの瞬間にしかいなかった彼女の潤いやみずみずしさの中にある、色っぽさだったり、何とも言えない雰囲気を演じるのは難しかったです…」と苦労を語った。

 なずなに秘かに想いを寄せる典道を演じた菅田は「声って情報量があるようでないような、だからすごく難しくて、中学生だった当時の自分を思い出しながら演じました」と。また、映画を観たと地元の友人から連絡があったことを明かし、「将暉のあの頃の感じを思い出した~って連絡がきて、もっと感想を聞きたかったんですけど、急にこのたび子供が生まれました!っていう報告もされて、びっくりしました(笑)」とうれしそうに話した。

 映画の印象的なキャッチコピーである、“もしもあのとき…”にちなんで、夏の後悔しているエピソードを問われると、菅田は「この間浮き輪をもらって、海に行けなかったので家で膨らませてみたんです。ちょうど俳優の間宮祥太朗とか友達が遊びに来たので、遊んでいたら壊れてしまって、あの遊びをやらなければって…(笑)」と。宮野は「この作品は象徴的にプールのシーンから始まるのに、僕、泳げないんですよ(笑)。高校生のときに友達と海行っても僕だけ横にあるブイに捕まって浮いていました。だから泳げるように練習しとけばよかったな…」とそれぞれ夏の後悔を振り返った。

 最後に、映画のタイトル『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』にかけて、気になっていることや迷っていることをフリップを使って告白。広瀬は「『このあとの空き時間、梨を食べるか?スイカを食べるか?』」と照れながら答えると、男性陣と客席から“かわいい~”と歓声が。近ごろ、糖質が気になるという宮野は「『今日の晩酌、ビールにするか?ハイボールにするか?』って、もう!おじさん丸出し!」と自らツッコみ、笑いを誘った。さらに「本当は『ビールを1杯にするか?2杯にするか?』が本音です」と明かすと、菅田から「もう悩みがおっさん(笑)」とツッコまれていた。

映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
原作:岩井俊二
総監督:新房昭之
脚本:大根仁
声の出演:広瀬すず(及川なずな役)、菅田将暉(島田典道役)、宮野真守(安曇祐介役)
主題歌:“DAOKO×米津玄師”「打上花火」

公式サイト:http://www.uchiagehanabi.jp/