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松岡広大×季葉×松島庄汰インタビュー ドラマ『ベイビーステップ』に出演

松岡広大×季葉×松島庄汰インタビュー ドラマ『ベイビーステップ』に出演

Amazonプライム・ビデオにて配信中のドラマ『ベイビーステップ』(全10話)で共演する松岡広大さん、季葉さん、松島庄汰さん。原作は「週刊少年マガジン」で連載中の同名テニス漫画で、成績優秀かつ真面目な高校生「栄ちゃん」こと丸尾栄一郎(松岡)が、鷹崎奈津(季葉)や江川逞(松島)との出会いをきっかけに、プロのテニス選手を目指していく青春ストーリー。演技はもちろん、テニスの技術も求められた本作で、3人はどんな“ベイビーステップ”を踏み出したのか?

1人で壁打ちをずっとしていて、
俺のほうが栄一郎に似てるって(笑)(松島)

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――出来上がった作品をご覧になって、いかがでしたか?

松岡 1話に関しては、まだラフな感じで見ていただけるのではないかなと思います。僕が演じる丸尾栄一郎は、きちょうめんすぎるキャラクターなのですが(笑)、その性格や生き方は1話から顕著に表れています。

季葉 1話の冒頭に、私が演じるナツが教室で転んで人のお弁当をこぼして、栄ちゃんの大切なノートを汚してしまうという、原作でも描かれているシーンがあるんですけど、そこは私の一番好きなシーンです。思いっきりコケることを意識して演じました。

松岡 いつものようにね(笑)。

松島 季葉ちゃんは普段からよくコケるんですよ。現場に血だらけで来たときもあったもんね。車にひかれでもしたんじゃないかと思った(笑)。

松岡 クランクアップの日でしたよね。

松島 そうそう。一番最後の、一番いいシーンのときだったんです。どんだけおてんばなんだよ、と(笑)。

季葉 すみません(笑)。

松島 僕が演じた逞は、常に怒ってて、言うこともコロコロ変わるし、何か読めない。でも、そういう点では原作どおりに演じられたんじゃないかなと、映像を見てあらためて思いましたね。あと、印象的だったのは、何と言ってもテニスのシーン。想像以上の迫力でした!

松岡 本当にそうですよね。僕も思いました。

松島 すごかったでしょ?俺のサーブ!

松岡 すごかったです(笑)。

松島 自分で自分にビビって笑っちゃったもん(笑)。栄ちゃんの試合のシーンなんかもテンポがよくてね。

松岡 すごくリアルですよね。

松島 映像ならではの迫力やテニスの魅力とかがすごく伝わるんじゃないかと思います。そこは実写化して良かったと思えるところですよね。

――原作はご存知でしたか?

季葉 私はもともと原作のファンでした。

松岡 僕は、今回のお話を頂いてから読ませていただきました。

松島 僕もそうです。

松岡 それまでテニスっていうスポーツは、ボールを打って、打ち返してっていう、シンプルなものだと思っていたんです。でも、原作を読むとプレーヤーごとに癖があったり、試合をやりながら心理戦や頭脳戦の駆け引きがあったりして、そういうところもすごく面白いなと。テニスってこういうスポーツだったんだって、発見がいっぱいありました。

松島 ほかにもテニス漫画っていろいろありますけど、この「ベイビーステップ」は特にリアルを研究して、忠実に描かれてるなと思いました。撮影前にテニススクールとかに練習に行かせてもらったんですけど、「ベイビーステップ」ってどこにでも置いてあるよね?

松岡・季葉 はい、置いてありました。

松島 それくらい、テニスをしている人たちがみんな読んでて、大好きな漫画なわけじゃないですか。その作品をテニス初心者の自分が実写でやらなきゃいけないってなったときは、すごくプレッシャーを感じました。しかも逞は、ドラマの中で一番テニスがうまいキャラクターですからね。テニスって本当難しいんですよ。最初は全然できなくて。

――練習期間はどのくらい?

松島 撮影期間中もずっと練習していたので、それを含めると4か月くらい?

松岡 そうですね。

松島 でも、広大は「テニミュ」(ミュージカル「テニスの王子様」)やってたんだもんね?

松岡 やっていましたけど、実際に球を打つのは初めてだったので、ほぼ初心者と言っていい状態からのスタートでした。かなり大変でしたよね。

松島 練習に行ってプロの方のプレーを間近で見させてもらったとき、「これやべえな」と思って。

松岡 びっくりしました。

松島 1か月後にはこれを自分ができるようになってなきゃいけないのかと。

――松島さんは、特訓するために1人で昭和島まで行かれたとか?

松島 そうなんです。壁打ちをしようと思って。都内で壁打ちできるところだと、めっちゃうまいおじいちゃんとかがやってたりするんですよ。そこに俺みたいな初心者が交ざると、それこそ栄ちゃんみたいに球がぽーんと壁の上を飛んでいっちゃったりして、すごく恥ずかしいんです(笑)。だから人気の少ない昭和島まで行って、1人でずっと壁打ちしてました。そのうち、壁に憧れるようになって。

松岡 どういうことですか?(笑)

松島 ちゃんと球が返ってくるの。すごくない?

季葉 そりゃあ壁だからですよ(笑)。

松島 俺みたいな初心者には、それすらままならなかったんだよ!

――壁打ちをやり込むのって、栄ちゃんと一緒ですね。

松島 そうなんですよ。だから、実は俺のほうが栄一郎に似てるのになって思ってました(笑)

松岡 庄汰さんは努力家ですから(笑)。

――松岡さんの場合は、栄ちゃんと同じようにゼロからテニスを始めるという部分で、重なる部分も合ったんじゃないですか?

松岡 そうですね。栄ちゃんは徐々にテニスの魅力に引き込まれて、練習を積んで上達して、最終的にはプロを目指すっていう気持ちに至るんですけど、演じる上で僕自身もそこに持っていくための気持ちをしっかり構築しないといけなかったし、技術的な成長も含めて重なるところはたくさんありました。

――季葉さんは、テニス経験者ですよね。テニスのシーンは、そこまで苦労しなかったですか?

季葉 ナツのテニスのシーンは、試合のときとスクールでラリーしてるところくらいだったので、そこまで多くはなかったんですけど、でも経験者でもナツの美しいフォームとか打ち方を真似するのは難しくて、そこは結構大変でしたね。

撮影前に一緒にテニスの練習したときに
2人の実力にびっくりしました(笑)(季葉)

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――経験者の季葉さんは、松岡さんと松島さんのテニスの腕前をどうご覧になっていたんですか?

季葉 撮影前に一緒に練習したときあったじゃないですか。そのときは、びっくりしました(笑)。

松島 あー、なるほど。俺らが上手すぎてね?

松岡 違いますよ(笑)。大丈夫なのかな…っていうほうだよね?

季葉 はい(笑)。でも、2人ともすごく上達しましたよね。庄汰さんなんて、サーブめっちゃ速くなったじゃないですか。

松島 でしょう。もう季葉ちゃんでも取れないもんね、俺のサーブ。

季葉 そんなことはないですけど(笑)。

――でも、かなり練習の成果があったということですよね。

松島 頑張ったよね?

松岡 そうですね。

松島 特に僕の場合、一番うまくなきゃいけないのに一番下手くそだったらおかしいじゃないですか。だから、とにかくサーブはずっと練習していました。だって、プロでも試合でのサーブの成功率って7割くらいとかって言われてるんでしょう?

季葉 そうですね。

松島 ということは、素人だったら2割か1割か、もっと少ないとも考えられますよね。だからあらためて、テニスって難しいスポーツなんだなと感じました。

――テニスはリオ五輪の競技の1つにもなっていますが、きっと見方も変わるでしょうね。

松岡 プロのテニス選手って、二手三手先が読めるそうなんです。今回この作品に出させていただいたことで、僕らとは次元の違うところにいるんだなっていうことを痛感したので、試合を見るときには自然と敬意が沸くと思います。

一日一日を大切に頑張ってきて
よかったなって思います(松岡)

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――役を演じる上で心がけたことはありますか?

松岡 原作があるものなので、僕ら役者が台本を読んで感じたことをそのまま演じてもちょっと違うというか。丸尾栄一郎っていうキャラクターは原作の中でもう出来上がっているので、それを壊さないようにしつつ、実際の生活でこういう人がいたらどうなるんだろうっていうことを投影しながら演じていました。そのバランスがすごく難しいかったです。

――もう1人の栄一郎=内なる自分と対話する心理描写もありましたが、あれはドラマオリジナルの演出ですよね。

松岡 はい。「脳内栄ちゃん」と呼んでいたのですが、全く違う人間のつもりで演じていました。テンションも違えば、口調もちょっと荒々しかったり。でも、「脳内栄ちゃん」こそが栄一郎の本心の部分なので、そこはしっかり芯を持って演じるようにしました。

――季葉さんは今回がドラマ初出演なんですよね。演じる上で難しかったところはありますか?

季葉 あつかましいようですが、私自身の性格とそんなにかけ離れた役ではなくて、どちらかというと似てる部分のほうが多かったので、演じやすかったというのはあるんですけど、ナツはいつも明るく笑顔で、でもテニスのこととなると真剣になるんです。その表情を変えるところが一番難しかったです。

――松島さんは、ご自身とはかけ離れた役だったんじゃないですか?

松島 そうですね、極端にかけ離れた役でした。監督からはしょっちゅう「声のトーン下げて」って言われました。逞のぶっきらぼうなところとか、いかつさとかを声で表現していくために。僕、もともと声が高くて、それでずっとお芝居してたので、声のトーンを下げたままどうやって表現すればいいんだろうって、最後の最後まですごく苦戦しました。さっき広大も言ってましたけど、原作ものは、キャラクターがはっきり出来上がってるわけじゃないですか。しかも、その原作が漫画だった場合、表情まで決まっていたりする。それを守りつつ、芝居にどう“遊び”を入れられるか、というのが悩んだところでした。しかも今回の逞のような、あまり表情を出さないような役で。

――原作をかなり意識して作り上げていったんですね。

松島 もちろんです。原作のファンをできるだけ悲しませないようにしたいですから。まぁ、外見を似せるには限界もあるし、身長も原作の設定より10cm下なんですけど(笑)、そこはいい意味で開き直って演じました。映像化されることによって新たな面白みを加えられて、原作とはまた違った形で楽しんでもらえたらうれしいです。

――“ベイビーステップ”とは、赤ちゃんのような小さな一歩のことを意味します。何事もその一歩一歩の積み重ねが大事なわけですが、3人がこの作品で経験した“ベイビーステップ”はありますか?

松岡 僕は今回、映像作品では初めての主演だったので、不安や緊張もあったのですが、映像ならではの楽しさだったり、反対にその難しさというのも知ることができました。そして、スタッフさんや周りの人のありがたさを感じて、すべてがいい経験になりました。そうやってみんなで小さな一歩を積み重ねた作品を皆さんにお見せできることは、本当にうれしいです。役者としては、一日一日を大切に頑張ってきてよかったなって思います。

季葉 私は今まで演技をしたことが全くなかったのですごい不安で、現場に入っても分からないことだらけだったんですけど、周りの皆さんが1つひとつ細かく丁寧に教えてくださって。ほかの人の演技を見ているだけでもたくさん学べることがあって、今後のいい経験になりました。

松島 僕は今回の作品を通して、努力すれば人にちゃんと伝わるんだなということを学びました。何度も言いますけど、本当に難しかったんですよ、テニス。スタッフさんにも最初「できないね」って言われていました。でも、毎日のように1人で壁打ちに通ったり、筋トレを続けたりすることによって、少しずつ周りの目も変わっていって。小さなことでもコツコツ努力することが大事だと思いました。

――では最後に、松岡さんから視聴者へメッセージをお願いします。

松岡 テニスシーンはもちろん、1人ひとりのキャラクターの成長も見ていただきたいです。栄ちゃんはもちろん、テニスが一番上手な逞でさえ悩んだりするし、ナツだって天真爛漫に見えて試合では緊張したりする。現実のテニスの世界でも起こり得るんだろうなっていうことが顕著に描かれているので、そういった部分とテニスシーンを併せて楽しんでいただけたらなと思います。

 

PROFILE

松岡広大●まつおか・こうだい…1997年8月9日生まれ。東京都出身。ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」(遠山金太郎役)、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」(うずまきナルト役)などに出演。CM資生堂「シープリーズ」に出演中。本作で映像作品初主演。

季葉●きわ…1999年5月19日生まれ。神奈川県出身。モデルとして活躍。錦織圭と共演したCMも話題に。テニスで2014年神奈川県中学生大会ダブルス第3位に輝いた実績を持ち、WOWOWのテニス情報番組『テニス太郎』では公式サポーターを務める。本作でドラマデビュー。

松島庄汰●まつしま・しょうた…1990年12月26日生まれ。兵庫県出身。2007年のアミューズ30周年オーディションで準グランプリを獲得し、2009年に本格デビュー。出演作に『仮面ライダードライブ』(ブレン役)、『馬子先輩の言う通り』(岡部豊役)など。

 

番組情報

Amazonオリジナル『ベイビーステップ』

Amaozonプライム・ビデオにて配信中(全10話)

原作:勝木光
脚本:小林雄次
出演:松岡広大、季葉、松島庄汰ほか

Amazonプライム・ビデオ
https://www.amazon.co.jp/ref=nav_logo

 

●photo/中村圭吾 text/甲斐 武

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