若槻千夏、SNSで大失敗も「誰もザワつかなかった」

エンタメ総合
2018年04月24日

Netflixオリジナルシリーズ「13の理由」 Netflixオリジナルシリーズ「13の理由」のメインキャスト2人と脚本・エグゼクティブプロデューサーの来日を記念してスペシャルイベントが行われ、若槻千夏、りゅうちぇるが登場した。

 「13の理由」は、歌手で女優のセレーナ・ゴメスが原作と出会い6年以上の歳月をかけ、自らが製作総指揮として映像化を実現させた渾身のドラマシリーズ。

 第1話と第2話を視聴した観客の前に、主人公クレイ役のディラン・ミネット、ハンナの元友人で事件のカギを握るジェシカ役のアリーシャ・ボー、脚本・エグゼクティブプロデューサーを兼任し、トニー賞とピューリッツァー賞に輝いた「Next to Normal(原題)」などを手がけたブライアン・ヨーキーが登場すると、会場は歓声に包まれた。

 ディランは、世界中で注目を浴び、イッキ見した人が続出した本作の魅力について「年齢に限らず、全員が自分の姿をさらけ出したのです」と。そんな作品が生み出された撮影現場について、アリーシャは「みんなが家族のようだった。自分のもろい部分をさらけ出し、お互いを100パーセント受け入れる安心安全な現場だったわ」と振り返った。

 さらに、2017年最も多くツイートされ、ディランやアリーシャのようなSNS世代がどっぷりハマった本作の製作に至った経緯について、ブライアンは「14歳の姪からある本を薦められ、一夜で読み切りました。身の回りの若い人たちについて考えさせられました。この作品が映像化されると聞いたとき、私は何としても関わりたいと思い、自分からオファーしたんです」と語った。

 そんな本作を観て“衝撃を受けた”という若槻千夏、本作のストーリーのように“SNSによって人生が変わった”というりゅうちぇるが来日のお祝いに登場。本作で描かれているように、SNSを通した友情、恋愛、人間関係について、りゅうちぇるは「写真1つで勘違いが生まれる。自分というものを勝手に決めつけられてしまう」と話し「だから最近ではあまり近距離で女の人と写真を撮らないようにしている。“ぺこりんオンリー”だと気を付けています!」と明かして会場を沸かせた。

 若槻は「SNSにうとい部分があり、始めた当初は5日間くらい自宅の場所が表示されていた。しかも、それに誰もザワつかなかった」と恐怖体験を自虐的に語りつつ、「でも世界中の人とつながれるのは素晴らしいことだと思います」と。

 現在SNSで流行中の“♯高校生の自分に教えたいこと”についての話題では、ディランが「高校生時代は感情的になることが多い。そして言葉にはインパクトがある。だから行動や発言する前に考え抜いてほしい」と語った。アリーシャは「私は孤独を感じるタイプでしたが、“孤独を感じても良い”“自分について知ることができる”と当時の自分に教えたい。そして、高校時代にできた友達は、自分を形付ける助けになる。自分を支えて愛してくれる存在です」と語った。

 最後に若槻、りゅうちぇるから「もっともっとたくさんの人に『13の理由』を見てもらえることを願って、こちらを用意しました!」と、本作でカセットテープがストーリーのカギになることにちなみ、<巨大カセットテープ絵馬>を来日ゲストにサプライズでプレゼント。

 アリーシャは「タイトルが日本語でクール!」と大興奮。そして、ディランさんが「シーズン2ではよりキャラクターの魅力が掘り下げられているんですよ」と製作が決定しているシーズン2について触れると、会場から拍手が湧き起こった。

<コメント>
■ディラン・ミネット
◇本作の魅力について
「年齢に限らず、全員が自分の姿をさらけ出している」

◇初来日について
「私とアリーシャは昨日、日本に着きました。原宿や渋谷へ行き、新宿ゴールデン街では小さなバーに入ってみんなと仲良くなりました」

■アリーシャ・ボー
◇撮影現場について
「みんなが家族のようだった。自分のもろい部分をさらけ出し、お互いを100パーセント受け入れる安心安全な現場だった」

◇初来日について
「根津神社に行きました。隣接してフードマーケットがあって、全部食べたいと思いました。1カ月くらい滞在して日本食を楽しみたいくらいです」

■ブライアン・ヨーキー
◇初来日について
「大学時代に歌舞伎を勉強していたので、歌舞伎を見たいです。もしそれが今回叶わなくても、いつか日本に帰ってきて見たいと思います。そして無印良品へも行きたいです。あとは家族に頼まれたダークチョコレートとミント味のキットカットを買います」

■若槻千夏
◇本作の感想
「当事者目線になっていたところがとても面白い。自分の子供にも見せないと思いました。過去と現在の切り替わりがすごいです」

■りゅうちぇる
◇本作の感想
「高校を卒業してから4年しか経っていませんが、当時のことをとても思い出しました。自分が高校生だったとき、ちょうどSNSができた時代だったので重ねて楽しめました」

Netflixオリジナルシリーズ「13の理由」
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