竹野内豊が11年ぶり月9でクセあり裁判官に!共演に黒木華『イチケイのカラス』21年4月スタート【コメントあり】

ドラマ
2020年11月30日

『イチケイのカラス』

2021年4月期のフジテレビ系月9ドラマが、竹野内豊主演の『イチケイのカラス』に決定した。竹ノ内が月9に出演するのは、上戸彩と共演した『流れ星』(2010)以来11年ぶりとなる。

原作は浅見理都による人気リーガルコミック『イチケイのカラス』(講談社モーニングKC刊)。自由奔放で型破りな刑事裁判官と、彼に振り回されながらも真実をつかもうと奔走する仲間たちの活躍を描く。裁判官を主人公として描く民放連続ドラマは本作が初となる。

竹野内が演じるのは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官・入間みちお。みちおは、絶対に冤罪を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官。ひげを生やし、服装はカジュアル。ゆるい空気をまとい、とぼけた発言をすることもしばしば。お堅い裁判官のイメージとはほど遠いが、しがらみや偏見、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団や検察官たち両方から恐れられているクセ者だ。

一方で、一人あたり常に250件前後の事件を担当する刑事裁判官にとって、迅速かつ効率的に事件を処理することも大きな使命のひとつ。「そんなことはお構いなし」と言わんばかりに、マイペースで事件を深掘りしていくみちおに、周囲のイチケイメンバーたちはいつも頭を抱えている。

そんなみちおは、実は元弁護士という異色な経歴の持ち主。裁判官になった背景には、過去のある事件が深く関わっており、物語が展開するにつれ、みちおの知られざる過去が次第に明らかになっていく。

そして、みちおと真逆タイプの裁判官・坂間千鶴役で、黒木華が月9初出演。坂間は、男性社会の法曹界において、若くして裁判官として実務を5年以上経験し、判事と同等の権限を有する補特例判事補になった優秀な女性。

東大法学部出身で将来を約束されたエリート中のエリートだが、冗談が全く通じない堅物なタイプで、「裁判官が的確かつ速やかに事件を処理することで日本の治安が維持されている」と自負している。

そんな坂間は、事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの赤字状態であるイチケイを立て直すために異動してくる。迅速さと効率性を求める坂間にとって、現場検証を何度も行い、じっくりと事件の真相を深掘りしていくみちおの仕事スタイルは全く理解ができず、イライラが募るばかり…。

初めこそ反発してばかりの坂間だったが、事件をただの“案件”ではなく“一人一人の人生”として扱うみちおの信念に気づいたとき、「判決を下すだけではなく、裁判官として何ができるのか」という問いに直面することになる。

脚本を務めるのは『絶対零度』シリーズ(2010・2011・2018・2020)や『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK、2018)などを手掛けた浜田秀哉。劇中音楽は『HERO』シリーズ(2001・2014)、『半沢直樹』シリーズ(TBS、2013・2020)などを手掛けた服部隆之が担当する。

『イチケイのカラス』

竹野内豊 コメント

◆台本を読んだ感想

「今まで、裁判官の方にはお会いしたこともなければ、刑事裁判官という職業に焦点が当たった連ドラも今まで無かったので、台本を読んで、勉強になりました。イチケイメンバーの会話のテンポも良く、一人一人のキャラクターが生きているので、これは面白い作品になるだろうなと思いました」

◆法服を着てみての感想

「袖が広がっていて、手を広げると本当にカラスのようです」

◆現場の雰囲気について

「とてもいい方たちばかりです(笑)。まだ、発表できていないイチケイメンバーの方たちも個性的で、イチケイメンバーがそろった時のオフの会話が本当に面白く、笑いの絶えない現場です」

◆共演者の黒木華さんについて

「変幻自在に役を演じられる日本で貴重な女優さんで、いつか共演してみたいと思っていた方でしたので、今回ご一緒できてうれしかったです」

◆演じるうえで心がけたいこと

「人の今後の人生を左右する職業なので、型破りな役ですが、そこは丁寧に演じていかなければと思っています」

◆視聴者へのメッセージ

「刑事裁判官に焦点を当てた連続ドラマは初めてとなります。裁判官も、ご覧になってくださる視聴者の皆様と同じ一人の人間だと思うので、“人を裁く”ということがいかに難しいかということを、一緒に考えていけるような作品が作れたらすてきだなと思います」

黒木華 コメント

◆台本を読んだ感想

「イチケイの皆が個性的で、面白いなと思いました。裁判官という中々取り上げられていない仕事にフォーカスがあてられているのも興味深かったです」

◆法服を着てみての感想

「袖を通すとやはり気が引き締まります。中々着る機会がないと思うので、ありがたいです」

◆現場の雰囲気について

「撮影が始まってまだ数日ですが、和気あいあいとしています」

◆共演者の竹野内さんについて

「今回初めてご一緒させていただきましたが、みちおさんを独特な雰囲気や、間で、魅力的に演じてらっしゃってすごく楽しいです」

◆演じるうえで心がけたいこと

「ただ堅いだけでなく、正義に対して熱い坂間を人間らしく演じられたらと思います」

◆視聴者へのメッセージ

「個性的なイチケイの皆と、普段あまり触れることの少ない裁判官という仕事を楽しみつつ見ていただけたらと思います」

原作者:浅見理都 コメント

「ドラマ化、大変うれしいです!ドラマで再び『イチケイのカラス』のキャラクターに会えるのを、今から楽しみにしています。なじみのない裁判官という仕事に、興味をもってもらえたらうれしいです!」

プロデュース:後藤博幸(フジテレビ第一制作室)コメント

「有罪率99.9%-そこに関わる検事や弁護士がドラマで描かれることはよくありますが、その判決を下す裁判官にスポットライトがあたることは意外とありませんでした。今回は、正しい判決をするために奮闘する裁判官たちのその様を、笑いあり、涙あり、サスペンスありでテンポよく描きます。法廷には魅力的なキャラクターが多数登場しますが、中でも、竹野内豊さん演じるみちおの、常識を覆してでも真実を追い求める超マイペースな様、黒木華さん演じる坂間の、冗談の全く通じない堅物エリートっぷりは要注目です!ぜひご家族の皆さんでご覧いただき、元気になっていただいて、この先1週間の糧にしていただければうれしいです」

番組情報

『イチケイのカラス』
フジテレビ系
2021年4月スタート
毎週(月)後9時~9時54分

<出演者>
竹野内豊、黒木華 他

<スタッフ>
原作:浅見理都『イチケイのカラス』(講談社モーニングKC刊)
脚本:浜田秀哉(『絶対零度』シリーズ、『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』他)
音楽:服部隆之(『HERO』シリーズ、『半沢直樹』シリーズ他)
プロデュース:後藤博幸(『SUITS/スーツ』シリーズ、『ほんとにあった怖い話』シリーズ他)
有賀聡(ケイファクトリー)(『カンナさーん!』、『初めて恋をした日に読む話』他)
橋爪駿輝(『嫌われる勇気』、『ペンション・恋は桃色』他)
編成企画:高田雄貴(『刑事ゆがみ』、『黄昏流星群』他)
演出:田中亮(『コンフィデンスマンJP』、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』他)
星野和成(『チーム・バチスタ』、『SUITS/スーツ2』他)
森脇智延(『SUITS/スーツ』シリーズ、『ほんとにあった怖い話』シリーズ他)
並木道子(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『モトカレマニア』他)
制作協力:ケイファクトリー
制作・著作:フジテレビ第一制作室

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