羽田美智子、念願の詐欺師役に「キター!」隕石衝突後の氷河期の地球で偽装家族とサバイバル『#コールドゲーム』

ドラマ
2021年04月14日

『#コールドゲーム』

「オトナの土ドラ」シリーズ第34弾となる『#コールドゲーム』(東海テレビ・フジテレビ系)が6月5日(土)よりスタートすることが決定。主演を羽田美智子が務める。

物語の舞台は、隕石衝突の影響で地軸がねじ曲がり、マイナス45度の氷河期に襲われた地球。通信や交通が遮断されてしまった極限の世界でわずかに生き残った人類、そして地球最強の生命力を持った主人公が織り成す完全オリジナルのサバイバルストーリー。

羽田が演じるのは、どんな手段を使っても生き残る前科2犯の天才詐欺師・木村祥子。刑務所に服役していたが、巨大隕石直撃後に地球を襲った氷河期の混乱の中、避難所第七支部へ逃走。集団の中で生き抜くため、木村家という家族を“偽装”する決意をする。

そして、偽装家族“木村家”のメンバーとして、結木滉星、久間田琳加、やす(ずん)が出演。結木はある人物への復讐心を抱えている長男・木村大輝、久間田は誰よりも冷めている頭脳明晰な高校生・木村陽菜、やすは人が良すぎて無害だが愚痴が多い木村家の父・木村隆を演じる。

また、中村俊介が元国会議員で避難所第七支部を取り仕切る支部長・如月雄一郎役で登場。人当たりのよい避難所の人気リーダーだが、実は祥子との因縁がある役どころとなる。

羽田美智子 コメント

昨年の『隕石家族』に続いてのオトナの土ドラ出演で、『隕石家族』の現場があまりにも楽しかったので、「もう一度あの現場に帰れる!」と、とてもうれしかったです。
詐欺師役と聞いて、私以外のスタッフは全員私には無理だと思ったそうですが、実は私、ずっと詐欺師役をやってみたかったんです! だから、「あーっ!キター!」と思いましたね。以前、詐欺師の女性の話を見て、「この人が、こんなに多くの人をだますその背景にはいったい何があるんだろう…?」と考えた時に、詐欺師の役ってきっと面白いんだろうなと感じたんです。でも、そういうオファーは来ないんだろうな…と思っていたところに今回の話をいただけたので、すごく楽しく生き生きと演じられていると思います。
ストーリーは、「奇想天外!!!」のひと言に尽きます。地球に隕石が衝突することが分かってからの人間のあり方を問うた昨年の『隕石家族』から、今回はさらに進んで、隕石が衝突した後に氷河期を迎えた地球が舞台、という設定に思わず笑ってしまいました。
私が演じる祥子は、詐欺師というぶっ飛んだ設定ではありますが、本質は絶望感や孤独感をエネルギーに変えて、一心不乱に生きていくたくましさを持った女性だと捉えています。普段の私は不器用でドジなことをしてしまいがちなのですが、祥子は完璧な女性です。性格が自分とは真逆なので、歩き方や立ち方も意識的に変えています。
共演者の皆さんもすてきな方ばかりで、滉星君は外見だけでなく内面的にも、こんな息子が本当にいたらいいなと思ういい男っぷりですし、琳加ちゃんはふわふわしたマシュマロみたいにかわいいのに、乱暴な役柄とのギャップが面白いです。やすさんは一生懸命お芝居のことを聞いてきてくださるので、大きな弟ができた気分です(笑)。中村さんとは『隕石家族』でもご一緒しましたが、またもやひと癖もふた癖もある役を演じています。そんな役でも中村さんが演じるとチャーミングになるので不思議です。
今まで見たことのないような世界観で、私自身も演じたことのない役柄に挑戦しています。もしもこういう時代がきたら…というSF要素があり、人と人のつながりや、“家族とは?”というテーマも流れていて、非常に面白いドラマになっていると思いますので、ぜひご期待ください。

結木滉星 コメント

オファーを聞いた時、監督の千葉(行利)さんとは何度かご一緒したことがありましたが、物語全話を通じてご一緒する機会は今回が初めてだったので、すごく楽しみでした。大輝という役もこの物語において大事な存在だったので気が引き締まりました。
二面性の強い役柄だと思ったので、表と裏の顔をうまく使い分けられたらいいなと試行錯誤して、監督ともたくさんコミュニケーションを取りながら演じています。また、大輝はある復讐のために偽装家族を組んでいるので、その背景を固めていく作業も大切にしています。特に、羽田さん演じる祥子さんはお母さんというより相棒として捉えているので、他の家族に対しての接し方の違いを個人的に意識して演じています。
羽田さんはすごく気さくな方で、全ての人に平等に接しているところがとてもすてきで印象的です。羽田さんがその場にいるだけで現場が明るくなって常に楽しく撮影できています。ただ、僕のカレンダーをお渡ししたところ、気に入ってくださって何枚かメイク室に貼ってあるのですが、恥ずかしいのでやめて欲しいです(笑)。
ここまで影のある役を演じたことがなかったので、毎日が新鮮でとてもやりがいを感じています。最初は“偽装家族”だった家族がどう変化していくのか、それぞれの抱えている問題がどう解消されていくのかを、皆さんに早く見てほしいなと思っています。氷河期化した過酷な環境という設定ですが、笑えるところもあり、一見何げないシーンでも心に響くようなセリフがちりばめられていて、僕自身も心が動くシーンがありました。ぜひ期待してほしいです。そして、皆さんの期待に応えられるように今後の撮影も全力で取り組みたいと思います。

久間田琳加 コメント

『#コールドゲーム』という題を聞いた時は、“一体どんな内容なんだろう?”と思ったのですが、台本を読んでみると、想像とは全く違う普通だったら考えつかないストーリーだったので、この世界観に入ることが楽しみになりました。今は考えられないけど、いつかこんな世界が来るのかも…と思いながら、続きが気になって仕方がなくなるようなストーリーで、台本を読み進める手が止まらなかったです。
昨年初めてドラマに出演させていただいたのですが、今回の陽菜役は、これまで私が演じた役とは全然テイストが違い、とても新鮮で、私にとっては挑戦となる作品です。普段と歩き方を変えてみたり、目線だったりを気をつけています。木村家と過ごしながら、陽菜がどうやって生きる理由を見つけていくのかという過程も、意識しながら撮影しています。
あとは、やすさんを蹴るシーン、プロセス技をかけるシーン、叩くシーンなどがたくさんあるのですが、やすさんがいつも優しく受け止めてくださって「いいパンチでした!」と言ってくださるので、そんなシーンも楽しく演じさせていただいています。
主演の羽田さんは現場ですごく優しく接してくださいます。撮影が始まった頃はまだ寒くて、私が控え室にいる間、手足がかなり冷え込んでしまって。そうしたら羽田さんがバッグの中からカイロを出して、いろんな場所に貼ってくださって、「体調が悪くならないように」と、温めてくださいました。生姜がたっぷり入ったお茶を下さった時もあって、まだ撮影が始まって1週間もたっていなかったのですが、偽装だとしても家族を演じるのが楽しみになりました。
今までにない設定ですが、物語が進むにつれて、「こんな家族、良いな」と思っていただけるようなドラマになっていると思います。偽装家族がどんな最後を迎えるのか、そして、新しい私を見ていただけるように頑張っているので、どちらも楽しみにしていただけるとうれしいです。

やす(ずん)コメント

オファーの話を聞いたとき、マネージャーに「これ、飯尾さんにきたやつじゃないの?」と2回確認しました(笑)。羽田美智子さんと家族で父親役? 何がどうなってオファーがきたのかまったく合点がいかない、点と点がまったくつながらない状態で。東海テレビさんの大きなミスかなと。いまだに不思議な気持ちでいます。
このドラマが決まって、飯尾さんから「すごいじゃない、やすー。頑張ってよー。で、俺の役はないの?」と言われました。だから「氷のツララ役ならあるよ」と言ったら、「得意だよ。軒下でピキン!…おい、やす。相方に軒下でピキンって言わせんじゃないよ、コラ!」というやりとりはありました。
台本を読んでみての感想は、まず「自分の役のせりふが多いなー」でした。「これ、覚えられるのかな?俺は」と少し不安になりました。内容面では、特殊な環境に置かれた人間はこういう生き方をしていくのか、と。人間のおもて面、裏面が垣間見れる面白さ、滑稽さ、切なさがよく描かれているなと思いました。
木村隆という役は、年齢が50歳で独身で結婚歴がない。全く自分と一緒なんです。役作りはほぼゼロです。覚えた台本のせりふをそのまんま言えば、それがそのまんま木村隆さんのせりふになる。そんな感じでやっていますが、監督からははっきり否定されてないので、大丈夫なんじゃないですかね? 時々、自分では普通にせりふを言っているつもりでも、監督さんに「やすさん、何カッコつけてんですか」と言われる事があるので、カッコつけないようにしています。あと、羽田さんの目を見てしゃべるシーンは、見ほれてせりふを忘れそうになるので、なるべく羽田さんに見ほれないようにしています。
羽田さんは、現場の空気作りが抜群にうまい方だなぁと思います。羽田さんが現場にいるだけで柔らかい空気になるんですね。演者さん、制作スタッフの皆さんも結果的に羽田さんの掌の上で仕事しているような感覚といいますか。「あれ? お釈迦さまと俺はお芝居しているのかな?」と思う時があるくらいです。撮影現場が和やかに進んでいくその中心にいる、そんな方です。
このドラマを見ている時間が、皆さまにとって楽しい時間になっていただけたらと思います。少しでも娯楽に感じるドラマになっていただければと願っております。
コールドゲーム。スタート。

中村俊介 コメント

昨年の『隕石家族』に続いて、またオトナの土ドラに出演させていただくことになり、まさかこんなに早くお声をかけていただけると思っていなかったのでちょっとビックリしました。最初は『隕石家族』の続編かな? と思いました。羽田さんやスタッフの皆さんと再会できることがとても楽しみでうれしかったです。
この作品は、基本的には避難所から一歩も出られないという閉ざされた世界観の中でいろいろな事件が起こるのですが、そのシチュエーションがとても新鮮で興味深く、この先一体どうなるんだろうと思いながら台本を読ませていただきました。
如月雄一郎役については、穏やかで優しくてなおかつ頼りになる、愛にあふれた立派な政治家をイメージしています。とにかく人気者という設定のため、例えば廊下を歩いているだけでも黄色い歓声が上がるので、演じていてとても気分がいいです(笑)。撮影では、ドラマの極寒設定とは違い、最近はポカポカ陽気が続いていますので、厚着の衣装が暑くて大変ですが、何とか涼しい顔で頑張っています。
羽田さんは『隕石家族』でもご一緒させていただきましたが、いつお会いしても優しくてほんわかしているので、とても和みます。また、いつもお元気なので羽田さんがその場にいるだけで現場の雰囲気が一気に明るくなります。今の段階では役柄上の絡みがまだありませんが、これから一緒の撮影シーンが増えていくので楽しみです。
今世界中が大変な困難に直面しています。状況は全く異なりますが、このドラマを通じて諦めずに様々な困難を乗り越えていく姿を見ていただき、皆さんに少しでも元気をお届けできればうれしく思います。いろいろな制約がある厳しい状況の中で出演者、スタッフ一丸となって頑張っていますので、ぜひ楽しみにしてください。

オトナの土ドラ
『#コールドゲーム』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
2021年6月5日(土)~7月24日(土)予定
※全8話
毎週土曜 後11・40~深0・35

出演:羽田美智子、結木滉星、久間田琳加、やす(ずん)、中村俊介

原作・脚本:小松江里子
プロデューサー:松崎智宏、宮川晶
演出:千葉行利、後藤庸介

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