『ネメシス』黒幕は最初から示されていた!ビジュアルに隠された大胆な仕掛けが判明【ネタバレあり】

ドラマ
2021年06月06日

『ネメシス』

広瀬すず、櫻井翔W主演の日曜ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系 後10・30~11・25)のビジュアルに秘められていた仕掛けが明らかになった。

本作は、正義の鉄槌で悪を砕くギリシャ女神『ネメシス』の名前がつけられた謎多き探偵事務所を舞台に、広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナと櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが超難解な事件に挑むミステリー・エンターテインメント。

5月30日放送の第8話で、父・美神始(仲村トオル)によるゲノム編集ベイビーだと知り、失意のどん底にいるアンナ(広瀬)に追い打ちをかけるように、親友だと信じていた四葉朋美(橋本環奈)が、実は最大の黒幕だったことが判明。朋美の本当の名は菅朋美。菅容子の娘で、デカルト女学院を卒業し、「菅研究所=カンケン」の現在の所長でもあった。

天才的な頭脳で事件解決に力を貸してくれたり、いつも優しくアンナに寄り添ってくれていた朋美は、いまや冷たい表情を浮かべた別人に豹変。天真爛漫にネメシスのメンバーと笑い合っていたアンナは、重く残酷な現実に打ちのめされ、カンケンに拉致監禁されている。失踪したと思われた始も同様に拉致されていたが、そこでやっとかなった父との再会を喜ぶことさえもできないアンナは、このまま朋美や大和(石黒賢)らのもくろみに巻き込まれてしまうのか。

そんな中、第1話からの事件が全て栗田(江口洋介)と風真(櫻井)が追う、始の失踪、そしてアンナの出生の秘密につながるという伏線回収から始まった「ネメシス」最終章に明かされる事実がもう一つ。『ネメシス』のビジュアルには、初めから黒幕の正体が仕込まれていたのだ。アンナの左にある「BIRTH SECRET」=アンナ出生の秘密の物語、胸元の「GENIUS」=アンナがなぜ天才なのか? 風真の右上に描かれるDNA螺旋は「遺伝子がキーワードの物語」。

そして、風真の胸元「TRUTH(真実)」が指し示す風真の左手、右には「THE CULPRIT ISYOU!(犯人はあなたです!)」の文字が記され、“真実の左手”が持つパイプ(“2つを繋ぐもの”という深意)が指し示すのは、「星」=ホシ(犯人)が付いた“橋本環奈”だ。

ドラマのキービジュアルに初めから黒幕の正体が明かされていたというあまりも大胆な仕掛け。この大胆不敵なビジュアルと広瀬すず、橋本環奈の対決を仕掛けた北島直明プロデューサーは最終章に向けて「『ネメシス』は、8話以降のサスペンスフルな展開を計算して、第1話から本当に細かく伏線や時間経過の様子を表現してきました。1話が終わる毎に、探偵事務所の中に置いてあるアイテムが少しずつ変化していたりするんです。それが連続ドラマの面白い所だと思います。そして、第9話、第10話で、アンナたちをピンチから救ってくれるのは、アンナや風真たちが第1話から積み上げてきたもの。ビジュアル内の“トリック”は、そんな計算尽くした『ネメシス』を象徴するものとして最初から仕込んでいたものです。見方を変えると景色は一変します。最後の最後まで、楽しんでいただける仕掛けを施しています! ちゃんと10話で終わりますので、ネタバレをしてしまう前にリアルタイムでラストの感動を体感いただけたらうれしいです。泣けます!」と語っている。

『ネメシス』
日本テレビ系
毎週日曜 後10・30~11・25

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