菅田将暉が月9初主演 地毛アフロで人気漫画『ミステリと言う勿れ』実写ドラマ化

ドラマ
2021年06月03日
『ミステリと言う勿れ』
『ミステリと言う勿れ』

俳優の菅田将暉が、2022年1月期の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系 毎週(月)後9時~9時54分)で、フジテレビの連続ドラマ初主演にして月9初主演を果たすことが分かった。菅田の月9ドラマ出演は『ラヴソング』(2016年4月期)以来およそ6年ぶりとなる。

本作は、累計発行部数800万部を突破している田村由美による同名人気コミックをドラマ化。映像化の権利をめぐって出版社に問い合わせが殺到したというが、フジテレビ月9枠でファン待望の映像化が実現する。なお、田村の著作が実写ドラマ化されるのは今回が初めて。

菅田演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマにコンプレックスを持つ、友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生。社会で「当たり前のこと」として流されていることに常に疑問を持ち、とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論をあざやかに展開する。たとえ周囲で何が起きていようともしゃべらずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きて来た青年だ。

そんな整がある日、身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられることに。そこで刑事たちから取り調べを受ける中、整は事件の裏に隠されたヒントや、刑事たちが抱えている悩みに気づいていく。

そして、特に「事件を解決したい」という思いはないまま、ただただ思いつくことをマイペースに話すうちに、いつのまにか事件の謎だけでなく、人の心まで解きほぐしてしまう。

菅田は、役作りのために地毛で巨大なアフロヘアーに変身し、言葉だけでストーリーを展開させていく難役に挑む。

チーフ監督を務めるのは『トレース~科捜研の男~』(2019年1月期/フジテレビ系)、『信長協奏曲』(2014年10月期/フジテレビ系)、『鍵のかかった部屋』(2012年4月期/フジテレビ系)、『LIAR GAME(ライアーゲーム)』シリーズなどを手掛けた松山博昭。そして松山とは連続ドラマ5作目のタッグとなる、相沢友子が脚本を担当する。

菅田将暉 コメント

「ドラマ『ミステリと言う勿れ』久能整役を演じます。
原作を読んだ時、衝撃でした。とにかく話が面白い。
会話劇。文化、価値観、哲学。人間、人間、人間。
日々見落としがちな寂しさを優しくすくい取っていく彼の生き様に一瞬で魅了されました。同じ魚座のA型、uの音で終わる名前という類似点もあり、勝手ながら運命を感じながら、一つ一つ丁寧に演じさせていただきました。
しかし、難役でした。
彼の髪形のように僕の脳みそが爆発する毎日でした。
ですが彼の思考は、きっと今この世界を豊かにしてくれると信じています。
どうか少しでも皆さまの心が温かくなりますように。
彼の少し長いおしゃべりに耳を傾けてもらえますように」

原作・田村由美 コメント

「こんな幸せなことがあっていいんだろうか。自分にとって初めての実写ドラマ化、それがなんとフジテレビさんの月9、そしてその主演がなんと菅田将暉さん! 整(ととのう)役が菅田将暉さんです! 何度も声を大にして言いたい。感激です。
撮影現場にもお邪魔したのですが、“ああ…! 整が現実にいたらこんな感じなんだ!”ってもう整にしか見えず、どれほどの努力を重ね思考をめぐらせ、大量のセリフに向き合い髪の毛をもふもふにし(!)、真摯な役作りをしてくださったんだろうとその素晴らしさと放たれる輝きに震える思いでした。本当にその存在感たるや…!
スタッフの皆さんも強力で最高です。作品をとても大切に扱ってくださってます。原作を応援してくださるかたにぜひ見ていただきたいですし、原作をご存じない菅田さんのファンのかたにも楽しんでいただけると思います。待ち遠しいです。作品にとって整にとってこれ以上はない幸運に恵まれました。このコロナ禍に厳重装備で日々制作に携わっておられる全ての片に感謝いたします。よろしくお願いいたします!」

プロデュース・草ヶ谷大輔(フジテレビ第一制作部)コメント

「菅田さんが役作りのために髪をもじゃもじゃ頭(一般的にはポップコーンパーマと呼ぶそうです)にしてくださった頃から、SNSなどで原作のファンの方々を中心に“『ミステリと言う勿れ』の整くんではないか!”とつぶやかれているのを目にして、早く皆さんにお知らせしたいとウズウズしておりましたが、ようやくこの日を迎える事が出来ました。そうです、カレーをこよなく愛する風変わりな天然パーマの大学生、久能整役を日本を代表する俳優、菅田将暉さんに演じていただきます! 私が田村由美先生の原作を初めて読んだ時、ミステリーとしての切れ味、面白さはもちろんのこと、主人公の整君から発せられる、世の中で当たり前とされている考え方やルールを根底から打ち砕くような“目からうろこ”な視点と哲学にハッとさせられ、同時にとらわれていた既成概念から解き放たれるような不思議な感覚に陥っている自分がそこにはいました。
菅田さんと初めてお会いした際、“この原作だけは絶対にやりたいと思った”とおっしゃって頂き、原作の田村先生もまた“菅田さんの整くんが見たい”と相思相愛が実り、今回の企画が実現いたしました。
これまでさまざまな役を演じてきた菅田さんですが、ここまで感情をストレートに出さない役は初めてだとおっしゃり、撮影前に田村先生に直接取材をした上で、久能整というキャラクターを憑依させ、セリフの間や表情・しぐさなど、細部にこだわってこの難役に挑んでおります。菅田さんの並々ならぬ役に対する真摯さに感服しております。
既に撮影は進んでおりますが、菅田さんだからこそできる繊細な表現力によって、久能整から語られる魔法のような言葉やおしゃべりが、より魅力的に、説得力のある言葉へと変換され、視聴者の皆様の心へスッと入り込んでいくと確信しております。
皆様も整君と一緒に“当たり前にあるもの、ある言葉。なぜそうなのか、誰が決めたのか。考えて考えて考えて、そして、誰かに話してください”【原作より引用】」

<第1話あらすじ>
秋も深まるある日、自宅で大好物のカレー作りをしている大学生・久能整(菅田将暉)の元に刑事がやってきた。近所の公園で殺人事件があり、遺体で発見されたのは整の大学の同級生だという。どうやら警察は整に疑いの目を向けているようで、任意同行を求められてしまう。取調室で事情聴取が行われるが、話が脱線しがちな上、警察の矛盾点をズバズバと突いてくる、一筋縄ではいかない整に刑事たちは振り回される。中には妻との不仲について悩んでいることを整に言い当てられ、悩み相談をしてしまう者までいる始末。しかし事件の捜査上でついに、整の指紋が付いた凶器が発見されてしまう…。

『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系
2022年1月スタート
毎週(月)後9時~9時54分

<出演者>
菅田将暉 他

<スタッフ>
原作:『ミステリと言う勿れ』 田村由美(小学館『月刊フラワーズ』連載中)
脚本:相沢友子(『トレース~科捜研の男~』『人は見た目が100パーセント』『鍵のかかった部屋』)
プロデュース:草ヶ谷大輔(『トレース~科捜研の男~』『コンフィデンスマンJP』『人は見た目が100パーセント』)、熊谷理恵(大映テレビ)
演出:松山博昭(『トレース~科捜研の男~』『信長協奏曲』『鍵のかかった部屋』『LIAR GAME(ライアーゲーム)』シリーズ)、品田俊介、相沢秀幸、阿部博行
制作・著作:フジテレビ 第一制作部

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/mystery/
公式Twitter:https://twitter.com/not_mystery_?s=09
公式Instagram:https://www.instagram.com/not_mystery_not

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