『あのときキスしておけば』松坂桃李、井浦新、麻生久美子がクランクアップ【コメントあり】

ドラマ
2021年06月14日

『あのときキスしておけば』

6月18日(金)に最終回に迎える『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系 毎週(金)後11・15~深0・15ほか)に出演する松坂桃李、井浦新、麻生久美子がクランクアップを迎えた。

本作は、松坂がキャリア史上“最ポンコツ”なキャラクターで挑む初めてのラブコメディー。物語は、ポンコツなスーパー従業員・桃地(松坂)と大好きな漫画の作者・巴(麻生)の魂だけが乗り移ったおじさん(井浦)=オジ巴(実は田中マサオという人物)の生活が、いつの間にか巴の元夫で巴の元夫で編集者の高見沢(三浦翔平)も巻き込み、思いもよらぬ展開に。

6月某日、最後の出演シーンを撮り終えた松坂と井浦。現地には、このシーンの出演がない麻生も駆け付け、現場で2人の最後の撮影を見守った。監督から「OK」の声が上がり、クランクアップが伝えられると、松坂、井浦らはホッとしたような笑顔に。花束を抱えた麻生から熱いハグを受け、お互いの健闘を称え合っていた。

そして既にクランクアップしていた三浦翔平も、差し入れを持って現場にサプライズ登場。「いい現場だったから来たくなった」と本作への深い愛情を明かし、三浦演じる高見沢の編集部の後輩・木之崎役の藤枝喜輝と共にクランクアップを祝った。

その日の夜には、麻生も無事クランクアップ。現場に駆け付けた松坂、井浦と再び熱いハグを交わし、目に涙を浮かべた。

桃地のぞむ役・松坂桃李コメント

本当に皆さん、お疲れさまでした!
愛すべき作品、愛すべき登場人物たち、そして愛すべき現場スタッフの皆さんに本当に救われたな、と思っています。
最初にお話を頂いたとき、「面白そうですね! ぜひやらせてください!」と言ったものの、いざ上がってきた台本を読んでみたら、「これは演じるのがけっこう難しいかもしれない…?」と正直緊張していたんです(笑)。でも、こんなに難しいハードルも、このチームの皆さんと一緒だったからこそ余裕で乗り越えられたし、毎話毎話大石静さんから投げかけられてくる課題にも、真摯に向き合えたんだと思います。
試行錯誤しながら皆さんと作ってきたこの時間が、僕にとってはとても幸せでした。皆さんがこの作品に向き合っている顔を見ながらでなかったら、僕は桃地という役をやり切きることはできなかったんじゃないかと心から思っています!
本当にありがとうございました。感謝しています! 大好きです!

オジ巴/田中マサオ役・井浦新コメント

最初にこの作品のお話を頂いたとき、「なんて難しい役だろう」と思ったんです。一人二役も、二人一役も、“女性の魂”という役も、全てが自分にとって初めてづくしだったのですが、大石静さんの台本からも初めてのものを生み出そうという思いを感じていたので、とにかく「新しいことにチャレンジしたい」「新しい自分と出会いたい」と思ってこの作品に臨んでいました。
毎話出来上がったものを見ていると、確実にこれまでになかったものが作り上げられているのを感じられてとても幸せでした。
オジ巴は自分一人の力ではできなかったと思います。(松坂)桃李君が演じる桃地じゃなければオジ巴は生まれてこなかったなと思っていますし、その指針を作ってくれた巴役の麻生(久美子)さんにも感謝したいです。そしてそのいろんなものをめちゃくちゃにしてくれた高見沢役の(三浦)翔平君には「バカヤロウ(笑)」と言いたいですね(笑)。
本当に皆さん、ありがとうございました!

唯月巴役・麻生久美子 コメント

本当におつかれさまでした! 終わっちゃいましたね…。
いつもドラマの長い現場が終わってしまうと寂しいのですが、今回一番寂しいのは“桃地に会えないこと”です。本当にすごくかわいくて…そんな桃地に会えないのが寂しいという気持ちにさせてくれた松坂桃李さん、本当にありがとうございました。
桃李君とお芝居していると、心が震える瞬間が何度もあって、ご一緒できて本当に楽しかったです。最高にかわいらしい桃地を作ってくれて、ありがとうございました。
私は第1話で亡くなってしまう役だったので、あまり出番としては多くなかったのですが、それでも今日まで皆さんと一緒に撮影に参加している、という気持ちにさせてくれたのは、巴を完璧に演じてくださった井浦新さんのおかげだと思っています。ちょっと嫉妬してしまうくらい、私よりもかわいい巴を演じてくださって、本当にありがとうございました。一緒にお芝居できなかったのだけが、唯一心残りなので、続編を期待しています(笑)。
大石静さん、すてきな脚本をありがとうございました。そして出来上がった作品も毎回素晴らしかったです。周りの方々からも「面白いドラマだね」ってたくさん言っていただきました。そんなドラマを作ってくださったスタッフの皆さん、最高です! かっこいいです! 愛しています! ありがとうございました!

<第8話(最終話6月18日(金)放送)あらすじ>
「好きです、好きです、愛しています」
ついにプロポーズを果たした桃地のぞむ(松坂桃李)は、輝く夕日の中、そのまま唯月巴(麻生久美子/井浦新))と初めてのキスを交わす。
あのときできなかったキス―。
しかしこれが、桃地がオジ巴に会った“最後の時間”となった――。
そんな事実には露ほども気づいていない桃地は、スーパーに戻り、キスを果たしたことを『スーパーゆめはな』の仲間たちに報告。大はしゃぎする面々、その事実はあっという間に高見沢春斗(三浦翔平)にまで伝わり…。そんなある日、高見沢から『SEIKAの空』が最終回まで一気にアップされていると電話が入る。気づけば最後にキスをしたあの日から、オジ巴は現れず、ずっと田中マサオ(井浦新)のままだという事実に気づく桃地。浮かれた気分は一転、嫌な予感がよぎった桃地は慌てて巴の自宅へ向かうが、そこに巴の姿はなく、部屋はきれいに片付けられていた。
一方その頃、妙(岸本加世子)や高見沢、東源出版の生馬(角田貴志)の元に、突然ハイテンションなオジ巴が現れる。
なぜ彼女はおじさんになって、この世に舞い戻ったのか…。
全ての秘密がいま、明かされる。
「巴さんに会いたい…! これでお別れなんて嫌だ…!」と奔走する桃地。
別れはいつも突然で。ごめんねも、ありがとうも、大好きも。伝えたくても伝えられない―そんな日は突然やってくる。あのとき愛していると伝えておけば―。
果たして、桃地と巴が迎える恋の結末は―?奇跡の愛の物語、ついに完結。

『あのときキスしておけば』
テレビ朝日系
毎週(金)後11・15~深0・15ほか

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