松本潤がテレ朝ドラマ初主演で新境地 遊川和彦脚本で“中腰ヒーロー”に『となりのチカラ』22年1月スタート【コメントあり】

ドラマ
2021年09月20日

『となりのチカラ』

松本潤が、2022年1月スタートの『となりのチカラ』(テレビ朝日系 毎週(木)後9・00~9・54)で主演を務めることが決定した。

本作は、都内のとあるマンションを舞台に、主人公が孤独な周囲の住人を心配し思いやり、“中腰”で悩みながら失敗を繰り返しながら、徐々に関係性を築き上げるホームコメディ。脚本は、『家政婦のミタ』(2011)で社会現象を巻き起こした人気脚本家・遊川和彦が手掛け、“中腰ヒーロー”という新たなキャラクターを誕生させる。

テレビ朝日のドラマで初主演を務める松本が演じるのは、思いやりと人間愛だけは人一倍、しかし何をしても中途半端で半人前な“中腰”の主人公・中越チカラ。マンションにはさまざまな問題を抱える住人が住んでおり、まわりが見て見ぬふりをして通り過ぎていく中で、「大丈夫ですか? 何かありました?」と、隣人につい声をかけてしまうチカラ。しかしそんなチカラが発するささいなひと言をきっかけに、人と人がつながり始め、世界はほんの少しずつ優しさを取り戻していく。

松本潤(中越チカラ役)コメント

失敗しないドクターの次に、失敗だらけの中途半端な男を演じることになりました(笑)。
松本潤です。

テレビ朝日で初めてドラマに出演させていただくことになりました!
しかも脚本、監督は気鋭・遊川和彦さん。

今まで見たことのないドラマになると思います。
僕自身、どんな作品になるのかまだ想像できていません。
遊川さんに怒られないようにしながら(笑)、
ガッチリ組み合って作っていきたいと思います。

現代社会のさまざまな問題に、中腰の中途半端な男がオロオロと立ち向かい「ほんの少しでも世界が良くなること」を願うドラマです。

大変な状況が続く日々ですが、見てくださった方が心が軽くなり、少しだけ勇気がもてる。
そんな作品にしたいと思いますので、楽しみにしていてください。

脚本・演出 遊川和彦 コメント

格好いい俳優が格好いい役をやることに猛烈な拒否反応があるへそ曲がりのぼくに、「松本潤さんで連ドラを…」というオファーがテレ朝から来たことは、ファンの方にはものすごくアンラッキーなことだったかもしれません。実際、ぼくは「今まで見たことのない情けない男をやらせたい」と即答したから。
でも、企画書を読んで、「面白いですね」と出演を快諾してくれたマツジュンの笑顔を見た瞬間、何だかものすごく心地よいと言うか、ほんわか幸せな気持ちになりました。「こ、これは、主人公チカラそのものじゃないか…」と内心興奮したのを覚えています。彼なら、決断力がなくてすぐ中腰になるけど、限りない優しさを持つこの主人公を、リアルな人間として見事に演じてくれると確信し、ワクワクが止まりません。
出口の見えない閉塞感の漂う今だからこそ、「チカラ君みたいな人が、となりにいてくれたらいいなあ」と、たくさんの人が思ってくれる作品になればと心から願っています。

<主な登場人物>

■中越チカラ
妻と2人の子を持つ父親。自称小説家だが、普段はゴーストライターとして著名人のエッセイなどを代筆している。執筆をする傍ら、家の掃除をしたり買い物に行ったり、それなりに忙しい。いつもニコニコしていて、特技は人の話をいつまででも聞けること。人のことには敏感だが自分のこと(仕事の締め切りや服装)には鈍感(無頓着)。
困っている人は放っておけないが、いざ手を差し伸べようとすると、あれこれ余計なことを考えて中腰になってしまったり、靴下が左右別になっていたり、ライターだが言葉が出てこず、物事を的確に表現できなかったりする。
とにかく中途半端な点を多く持つ主人公。

『となりのチカラ』
テレビ朝日系
2022年1月スタート
毎週(木)後9・00~9・54

<スタッフ>
脚本:遊川和彦
音楽:平井真美子
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)
チーフプロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日)
プロデューサー:秋山貴人(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)
演出:遊川和彦ほか
制作協力:アズバーズ
制作:テレビ朝日