内藤剛志、内山理名の刑事ぶりを絶賛「来年からは刑事をやめたいくらい(笑)」

ドラマ
2021年11月25日

2022年1月22日(土)放送の新作2時間ミステリードラマ『ホテルマン東堂克生の事件ファイル~八ヶ岳リゾート殺人事件~』(BS-TBS 後7・00~8・54)の取材会が行われ、主演の内藤剛志と内山理名が登壇した。

本作は、石ノ森章太郎原作の名作コミック「HOTEL」のスピンオフドラマ。主人公は内藤演じる東堂克生ゼネラルマネージャー(総支配人)。東堂が総支配人を務める八ヶ岳のリゾートホテルで殺人事件が発生。事件捜査のためにやってきた刑事・高梨薫(内山)は、東堂と別れた妻の間に生まれた娘だった。33年の時を経て初めて会った父と娘。時には衝突しながらも、2人が事件を解決に導いていくヒューマンミステリーだ。

会見では、先日結婚を発表した内山に内藤から花束が贈られ、内山は「ありがとうございます」と笑顔を見せた。内藤は「先日『水曜日のダウンタウン』で、僕が20年間刑事しかやっていないっていう説が出まして(笑)。確かに、この20年くらい刑事が多くて。理名と初めて会った時も刑事でした。刑事じゃない役っていうのも楽しかったです」と語った。

ホテルが舞台ということについて「(ホテルは)さまざまな出会いがあったり、別れがある非常に濃い人間模様、喜怒哀楽がある場所だと思うんです。僕たちのドラマは、ホテルにおける喜怒哀楽プラスサスペンス。難しいせりふは全部理名が言ってくれました。なかなか手触りのないドラマだと思われるかもしれないですけど、面白いものができたので楽しんでいただきたいと思います」と自信をのぞかせた。

刑事役を演じる内山は「内藤さんが刑事ではないということで、私も結構気合が入りました。私が演じる薫は、父親のことを恨んでいるという感情が軸にありまして、でも事件のことには手を抜かず、気になったことがあったら追及するんです。ですが、ホテルマンのお客さまへだったり、従業員へのホスピタリティが、内藤さん演じる東堂がとてもすてきで。父親として非常に恨んでいるんですけど、そういう仕事への姿勢に尊敬するので、ミステリーではあるんですけど、そこの心の動きにも注目してもらいたいですね。ラストは、私自身の気持ちもうまくまとまることができて、すごくすてきな脚本だなと思いました」と語った。

そんな内山の刑事ぶりについて、内藤は「複雑な役作りをしないといけない中、とにかく難しい“容疑者”だとか“死亡推定時刻”とか、難しいせりふを完璧にやるので、来年からは刑事をやめたいくらい(笑)。全部理名がやればいいじゃんって。ただ事件を解決すればいいってだけじゃなく、本当によくやっていたと思います」と絶賛した。

「ホテルマンの役を演じるに当たり、参考にされた方はいましたか?」という記者からの質問に、内藤は「京都で仕事をすることが多くて、35年間同じホテルにお世話になっているんです。なので、ホテルマンの友達がたくさんいまして、30年以上の付き合いの方もいらっしゃいます。実際の方々を見るのが一番ということで、彼らの動きを参考にして演じさせていただきました」と役作りについて明かした。

本作では親子を演じる内藤と内山。「もし本当に親子だったら?」という質問に、内山は「バーのシーンがあるんですけど、そのシーンがすごく好きで。刑事とホテルマンとしてじゃなく、唯一親子としていれるシーンなんですね。そこで、内藤さんが父親だったらなって感じながら演じていたんです。(内藤には)何でも話しちゃいそうです。人生相談したい」と明かした。

内藤は「親だったら、吉田栄作が憎たらしい(笑)。すごくいい男だし、友達なんですけどね」と冗談を交えつつ、「内山理名は憑依型の女優。撮影中、本当に娘にしか見えなかった。同僚や刑事はあるんですけど、親子は初めてだったんです。親子げんかのシーンもあったんですけど、娘としてやっていたので、いとおしかったです」と。

さらに、内藤が「ブーケトスがあったんですよ。監督から『内藤さんの元に飛んでいくから』と言われて、演じていたんですけど、監督がカットをかけなくて。なので、アドリブしないといけないなと思って、理名にぽんっと渡したんです」と撮影時のエピソードを語ると、内山は「人生でブーケトスをもらったのがこれが初めてだった。この撮影が一番最後だったんですけど、ワンテイクOKで、DVDを見てこのシーンが使われたんだって知りました」と。そんな内山に、内藤は「疑似親子でしたけど、うまくいったな」とニヤリ。

2時間ドラマの魅力について問われ、内山が「サスペンスだけじゃなく、ラブストーリーや親子の関係も入っていたり。それが2時間の中に体感できるのは魅力だなと思います」と本作の魅力について触れると、内藤は「僕たちの責任なのかもしれない。作り方を考えないといけないし、新しい形として2時間を見ていかないといけないなと。2時間というのは、お芝居を見る上でちょうどいいものなんだと思う、このシリーズも続くだろうし、2時間が復活していくと思う」と放送を前にシリーズ化を宣言した。

そして、内藤が「児玉(宜久)監督とご一緒させていただく機会が多いんですけど、ちょうど半年前にもご一緒して、その時にゲスト主役さんがいらっしゃって。1993年に仕事をして以来、28年ぶりに仕事したんです。その人のことが大好きなんですけど、スケジュールが合わなかったりで、なかなかご一緒できず…。再会して『いい人いないの?』と聞いたところ、『大事な人がいるんです』という話をしていたんです。その方のお名前が、吉田栄作さんっていう(笑)。なので、児玉監督と俺は2人のキューピッドなんじゃないか」と奇跡のようなエピソードを披露した。

結婚して約40年となる内藤から、「内山にアドバイスを」という記者からのムチャぶりに、内藤は「うれしいことは2倍以上になるよ。嫌なことは1人で抱えるよりも相手がいてくれたら2分の1というか。結婚というかたちもいいと思うよ。俺は実感している。親父の気持ちで話してますけど(笑)」というアドバイスを受け、内山は「来年の抱負が決まりました。これを体験して、それを役に生かせていければと思います」と笑顔で語った。

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