上川隆也が死者に寄り添う“案内人”に 清水晴木の感動作『さよならの向う側』ドラマ化 脚本は水橋文美江、監督は深川栄洋

ドラマ
2022年07月26日
『さよならの向う側』上川隆也 ©読売テレビ

2022年9月期の読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマでは、「4週連続オムニバスDRAMA」と銘打ち、心動かす2つのドラマを4週連続オムニバス形式で放送。第1作は、上川隆也が主演を務める『さよならの向う側』を放送する。

本作は、「生きている間に大切な人との時間を慈しみ、自分の気持ちを言葉にして伝えておこうと改めて思った」「生まれた事の奇跡といくつもの縁を想いこの世界が愛おしくなる」と読者から感動の声があふれる、清水晴木による同名小説「さよならの向う側」(マイクロマガジン社 刊)が原作のハートフル・ヒューマンドラマ。上川演じる「案内人」が、思いがけず訪れた死に戸惑う人々を、現世とあの世の狭間「さよならの向う側」で迎え、彼らの「最後の24時間」に寄り添う。

案内人は、「さよならの向う側」にやってきた彼らにある提案をする。亡くなってからこの「さよならの向う側」を訪れた人は、24時間の間、会いたい人と会うことができる。ただし、その人が死んだことをまだ知らない人とだけ。親子・夫婦・想い合う男女…、物語の主人公たちは人生の最後の24時間に誰と会うことを選ぶのか。脚本を水橋文美江、監督を深川栄洋が務め、人々の切なくも温かい愛の物語を紡ぐ。

上川隆也(案内人役)コメント

◆「案内人」を演じてみて

ありきたりですが「人間は捨てたもんじゃない」と演じながら思えたんです。
見るにも聞くにも堪えないような事件や出来事が日々起こっているような世の中ですけれど、そのいっぽうでやはり人の持っている「善性」は信じていたいですし、この物語にはそう思わせてくれる温もりがありました。各話のいたる所で、救われているような気持ちになれました。あらためて、この案内人は演じがいがあったと思っています。

◆本作の見どころ

けがをして松葉杖をついている時、当たり前に左右の足を出して歩けることのありがたさに気づくように。風邪ひいて寝込んでるときに咳き込まずに呼吸ができることの価値を思い知るように。このドラマは、身近な人と話せるという「当たり前」が持っている重さにほんの少し気がつける、そんな作品ではないでしょうか。
身近にある当たり前がちょっとだけ意味を持つような、そんな時間としてご覧になっていただけたらうれしいです。

原作者・清水晴木 コメント

小説家になってからの夢の一つが映像化でした。というのも僕は元々学生時代に脚本家を目指していて、小説と同じくらいにドラマや映画が大好きだったからです。そしてその頃からの十年越しの想いがとうとう実りました。本当に本当にうれしいです。
この「さよならの向う側」は今までで一番の特別な想いがこもった作品です。そしてその作品を同じくらいの熱をもって、素晴らしいキャストさんとスタッフさんに映像化していただきました。観終わった後にはきっと大切な人に会いに行きたくなるドラマになっていますので楽しみにしていてください。
小説からドラマになることで、「さよならの向う側」という物語がこれからまたたくさんの人に届きますように。一緒にドラマを楽しむことができれば何よりもうれしく思います。

番組情報

『さよならの向う側』
日本テレビ系
2022年9月放送
毎週木曜 午後11時59分~深夜0時54分

<CAST>
上川隆也 ほか

<STAFF>
原作:清水晴木「さよならの向う側」(マイクロマガジン社 刊)
脚本:水橋文美江
監督:深川栄洋
チーフプロデューサー:岡本浩一
プロデューサー:中間利彦、黒沢淳、野田健太
制作プロダクション:テレパック
製作著作:読売テレビ

公式HP:https://www.ytv.co.jp/sayonara/
公式Twitter:@ytvdrama

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