『競争の番人』寺島しのぶ、小日向文世がクランクアップ「こんなに専門用語に翻弄されるのはしばらくなかった」

ドラマ
2022年09月12日
『競争の番人』
『競争の番人』左から)寺島しのぶ、小日向文世 ©フジテレビ

坂口健太郎と杏がW主演を務める月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9時〜9時54分)に出演している寺島しのぶと小日向文世がクランクアップを迎えた。

本作は、4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』の原作者であり、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新進気鋭の作家・新川帆立による「競争の番人」(講談社)が原作。誰もが一度は聞いたことがあるが、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした“凸凹バディの痛快爽快エンタメドラマ”だ。

公正取引委員会の第六審査長・本庄聡子役を演じている寺島。最後のシーンを撮り終わると、スタッフから「本庄聡子役、寺島しのぶさんオールアップです!」という掛け声とともに大きな拍手と花束が。月9ドラマへの出演は意外にも本作が初となり、公正取引委員会という今までドラマで描かれてこなかった題材で、ダイロクのボスを演じた寺島は苦労も多かったようで、「役者って本当に難しいなって思いました。せりふに翻弄されちゃって…。こんなに専門用語に翻弄されるのはしばらくなかったので…。皆さんも大変な現場をやり切っていらっしゃると思いますが、最後まで乗り切っていただきたいと思いますし、面白いドラマになることを祈っています。本当にありがとうございました」とコメント。スタッフ一同から「お疲れさまでした!」と大きな拍手が送られた。

そして、“ダイロク”にとって、そして小勝負(坂口)にとって最大の敵となり、立ちはだかっている国土交通省の事務次官・藤堂清正を演じている小日向文世は、物語のクライマックスとなる壮絶なシーンでクランクアップを迎えた。小日向は「クランクインして最初のうちはこんなに楽でいいのかな? なんて思っていたんですけど、ここにきてしびれるようなシーンが続いて、とっても楽しかったです! 放送を楽しみにしていますので、頑張ってください。ありがとうございました!」とあいさつ。小日向が言う「しびれるようなシーン」はどのようなシーンに仕上がったのか。

9月12日放送の第10話で小勝負らダイロクと藤堂の対決はついに決着を迎える。小勝負のため、ダイロクのために藤堂に近づいた本庄は、ナイフで刺され重症を負うも、いまだに藤堂が談合に関与している証拠が見つけられないダイロクの面々。しかし小勝負は「弱くても戦いますよ」と諦める様子はなく、そんな小勝負に藤堂は「弱い者は排除します」と吐き捨てる。

第10話(9月12日放送)あらすじ

小勝負勉(坂口健太郎)や白熊楓(杏)たちダイロクは、「ラクター建設」の樋山雄也(平原テツ)が仕切る談合現場に踏み込む。だが、そこには「小津建設」の小津耕介(竹財輝之助)がいた。そこで行われていた談合はダイロクが追う「東京湾岸地区再開発プロジェクト」ではなかったのだ。
さらに、警察が踏み込み、樋山を本庄聡子(寺島しのぶ)殺人未遂と「ラクター建設」の古賀康弘殺害容疑で逮捕。自分の身に危険が及ばないようにするために、藤堂清正(小日向文世)が仕掛けたワナだった。しかし、ダイロクはあきらめない。「再開発プロジェクト」の調査は認められなかったが、樋山と小津建設が関わっていた談合の裏付け調査という名目で「ラクター建設」を立入検査できたのだ。もちろん、入札日が迫る「再開発プロジェクト」の談合場所を探り出すためだ。しかし、留置した資料からは証拠品がなかなか見つからない。
風見慎一(大倉孝二)は白熊に「小津建設」で資料を留置してきてほしいと頼む。白熊が「小津建設」に赴くと、耕介と環(前田亜季)が途方に暮れていた。談合に関わったことが知られ、次々に仕事がキャンセルされていたのだ。環は思い詰めた表情をしている。
留置品を持って白熊はダイロクに戻るが、まだ「再開発プロジェクト」の談合場所の手がかりは得られていなかった。そんな時、小勝負の携帯に六角洸介(加藤清史郎)から連絡が入る。検察官の父、敦夫(羽場裕一)のツテを使って藤堂の周辺を探っていた六角は、とんでもない計画を知ったのだ。それは、藤堂がこれから国会に提出しようとしている法律案だった。

番組情報

『競争の番人』
フジテレビ系
毎週月曜 午後9時〜9時54分

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/
公式Twitter:@kyoso_fujitv
公式Instagram:@kyoso_fujitv

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